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ラジオ出演:経産省 BtoCEC 市場/洗濯もビジネスに

2022年9月1日

77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」に、11時から生放送(毎週木曜AM11:00から)に出演します。今話題の、今注目の・・・様々な問題やテーマについて切り込む時間。今回話すのは・・・

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・経産省 BtoCEC 市場 13兆円 ピークアウトはいつ? 

 一つめは、先日、恒例の経産省の電子商取引に関する市場調査(令和三年版)がついに発表された話です。それによれば、 BtoC ECの市場規模は、13兆2865億円で、EC化率は8.78%でした。去年のEC化率が8.08%なんで、そこまで伸びていない。

 その編纂に七年関わっていた元大和総研の人と話していて、 BtoC ECの伸びは限定的だという話になり、この方に、ピークアウトの時期を予測してもらったんです。

 そこで、過去の経産省の市場規模データから数字を拾い上げて、五年単位でCAGR(年平均成長率)に落とし込んでみたんです。すると、物販系BtoC ECのCAGR(年平均成長率)は、

・2006年から2011年では17.1%。

・2011年から2016年では11.5%。

・2016年から2021年では10.7%。

なんですよね、ただ、2016年から2021年はコロナ禍なので、実際は8.3%程度と推測されると話していて、

・2021年から2026年は5%程度

・2026年から2031年は3.0%程度

ではないかと。つまり、早ければ、5〜10年で間違いなく、ピークアウトがきますよって話で、そう思うと、この経産省のデータはうなづけるのかなと思いました。

関連記事:ネット通販はこうして生活を変える 経産省 電子商取引に関する市場調査 令和三年度

・洗濯だってビジネスに

 洗濯もビジネスになるんだな、と。先日、新しい商品が出るというので、僕が浮かがたのですが、その先が東京・学芸大学のコインランドリーなんですよ。といっても、僕らがイメージするコインランドリーではない。

 よくみると、パンが置いてあって、そこ自体がカフェスペースになっているんです。「FREDDY LECK」って言って、カフェ自体がコンセプトなんです。

 ドイツのブランドで、洗濯をしに行く場所なのに、なぜか汚い。その話を起点に、清潔にして、カフェスペースに変えて行ったそうなんです。

 そしたら、そのコインランドリーが洗濯における価値観を確立して、いつしかそこに共感する人ができて、コミュニティがうまれた。だから、そこから商品を作るようになったというのです。

 では、学大のランドリーは何かというと、その可能性に目をつけた日本の企業があると。日本ではそういう価値観がないけど、可能性を感じて、藤栄というインテリアを扱う会社が、そのライセンスを取得した。

 メーカーですから、その看板を借りてその海外で受け入れられた知見を散り入れ、コインランドリーを運営しつつ、洗剤を開発して、販売しているというわけです。このほど、ランドリーネットで本国にもないマイクロプラスチックという繊維のゴミを取り除く商品を開発して、日独で洗濯を通して、世の中を変えようというのです。

 これって洗濯すればいいのではなく、洗濯という行為から価値観を形成して、付加価値ある商品づくりをしているという事で、商品を販売する上で大事な気づきをくれる視点だなと思いました。

関連記事:FREDDY LECK の挑戦 その“洗濯ネット”が他にはなく、地球に優しい理由

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77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」この番組は、「エーデルワイスファーム」野崎創さんの司会によるもので、北海道を中心としたものですが、全国どこでも聞くことができます(PCの場合、Flashプレイヤーが必要です)。野崎さんは、「メディアは身近なものになったんですよ。 だからこそ、発信力がある人が中身あることを継続してやれるかどうか。 そういったお話を一緒にぜひ作りましょう。」と声をかけてくれて、僕の「アナザーエディション」というコーナーが始まりました。許される限り、隔週で出演してます。

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