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ラジオ出演:ワークマン流の多くの層に支持される秘訣

 77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」に、11時から生放送(毎週木曜AM11:00から)に出演しています。今話題の、今注目の・・・様々な問題やテーマについて切り込む時間。今回話したのは・・・

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■ちょっと変わった視点なんですけど、店の看板って多様性を持ったものになっていくのではないかという気がしているという話です。
■きっかけは、#ワークマン女子 に行った時に、思ったことなんですがご存知かとは思うのですが、商品の中身は他のワークマンと全く変わりありません。でも、その入り口が違うんですよね。

■絶対に、価格帯と機能性は絶対ブレないんです。面白いのは価格帯が固定されていて、ワーカーの人が買いやすくしているという点なんですよね。ただ、結果、それを貫いたことでその価格で作れるものは何かと逆算して機能性を考えて作るようになった。

■これがワークマンのオリジナリティになっている。これ自体は他にはないから、この入口を敢えて女性に変えていくわけなんですよね。気づいたきっかけは、YouTubeってわけです。キャンプが好きな女子という視点からワークマンの商品が評価されたわけです。それで、女子にヒットするようになったから、じゃあ、女子に向けた売り場を作ろうということなんです。

■リアルの価値なんじゃないかな、と思っています。どういう楽しみ方を演出するのか。それに近いなと個人的に思ったのは、ドン・キホーテの話であって、最近、ドンキらしくないというのです。「アピタ」というブランドにプラスをつけたものなんですが、例えば、日常必需品に絞り込んで、不要な売り場を減らしていて、その店舗ごとに、店舗単位で仕入れて、スタッフが自ら考えて、値付けなどをする形にしたらしいんです。

■これも形は違えど、入口を変えているんじゃないかと思うんですよね。つまり、日本においては変な商品なんて基本ないわけです。だから、そこでいかに差別化要因を作るかで、ここは店自体の看板が問われている。

■品揃えも含めて、リアルな店の表現は何を主張しているのか、というのは非常に重要になってきている気がします。でも、相手が人間である以上、実はネットにも言えることで、店自体がどんなカラーを持っているのかが大事になるんじゃないかなと。

■もう一つの楽天の決算は、ですね。今後は「子会社にせずいろいろな会社と資本提携をしていく」って三木谷さん話していた。その証拠に、西友があり日本郵便との連携もそうなんですよね。そこで思ったのは、微妙に孫正義さん的になっているかなと思ったんです。

■話が飛躍するかもしれないんですが、一方、孫さんは先日のソフトバンクグループの決算発表でも、そこら辺のお金儲けをしようとしている投資家とは違う、と。じゃあ何かというと「製造業」だと話していて、その理由はAI革命という括りで、投資をしていくからそこに相乗効果を生んで、さまざまな産業、企業を産むんだから、製造業だと。

■楽天の話もそれに近いなと。経済圏の活性化(デジタルとリアル融合)でインフラを作り、その中に入ると思われる企業は全て資本提携して、広く影響し合える環境を作っていく。完全子会社ではなく、影響し合える経済圏作りってことなんだと思います。

■今の時代はプラットフォームを握り、その上にあらゆる企業を並べて、そのプラットフォーム自体にどういう栄養分(という名のお金)を与えていくのが重要な時代になってきているのかもしれないなと思ったわけです。

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77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」この番組は、「エーデルワイスファーム」野崎創さんの司会によるもので、北海道を中心としたものですが、全国どこでも聞くことができます(PCの場合、Flashプレイヤーが必要です)。野崎さんは、「メディアは身近なものになったんですよ。 だからこそ、発信力がある人が中身あることを継続してやれるかどうか。 そういったお話を一緒にぜひ作りましょう。」と声をかけてくれて、僕の「アナザーエディション」というコーナーが始まりました。許される限り、隔週で出演してます。

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