1. HOME
  2. event
  3. 石郷学の「Another Edition」
  4. ラジオ出演:世界小売業ランキングに見る今の戦略

ラジオ出演:世界小売業ランキングに見る今の戦略

 77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」に、11時から生放送(毎週木曜AM11:00から)に出演しています。今話題の、今注目の・・・様々な問題やテーマについて切り込む時間。今回話したのは・・・

——————–

■海外の企業でのデロイトトーマツという会社が「世界の小売 業ランキング」を毎年出しているんです。

■今年もその発表をこの間、行ったんですね。2019年度、つまり2019年6月30日までを期末とする事業年度の公表データに基づいて世界の小売企業から売上高上位250社を選定し分析しているものなんですけど、これが興味深いかなと。

■前回、野崎さんと話していたときに、コロナ禍で、今にふさわしいビジネスのあり方を取り入れているところが、それに基づき、健全な経営をしているところが勝つんじゃないか、と。
そんな風に、メッセンジャーでやりとりをしたと思うんですけど、勢いのある企業は資本の力もあるけど、取り入れてるんだなと思ったんです。

小売 世界 ランキング 2020 売り場に轟く技術革新の波

■これでは、Walmartが一位で、彼らは、米国既存店の売上高の記録的な伸びにより、2018年の小売売上高成長率は、2.8%だそうです。

■この背景には、オムニチャネル戦略の一環として、eコマース売上高に注力していると言う事実があり、2018年度は 54億米ドルを投資し、eコマースの売上高を40%増やしたといいます。

■しかも、他社の食料品のeコマースに勝つための戦略として、ネットで購入し店舗で受け取る戦略に向けた受取配達拠点の拡大と、店舗の改装に投資したそうです。

■2位がCostco Wholesaleで。
小売売上高成長率が2017 年度比で、9.7%の高い伸びを記録してるんです。

■中でも、Zest Freshという仕組みがあり、コストコの成長に寄与しているんです。Zest Freshは、野菜などの農作物の傾向をデータ化し、それを基に、農作物が、十分な鮮度で小売のもとへ適切な数量、出荷させるように調整して、廃棄物を削減するというもの。

■ゆえに、売上増に加え、食品廃棄の半減を通じて、コストを抑え、それを顧客に還元してできるというわけなのです。

■曖昧な丼勘定でやっていたものが、データとそれを駆使するテクノロジーで、生産性を高めたり、それをお客様に還元したりして、それで売上が伸びているんですよね。

■ちなみに、じわじわと3位にAmazonがランクアップしています。もはやイーコマースだけの話じゃないんだなと。

■まさに、今の時代にふさわしい変化をしてる、と言うところに、通常の企業もどれだけ追いついていけるか、コロナ禍で、それが問われているし、意識だけでも変える必要があるんじゃないかなと。

——————–

77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」この番組は、「エーデルワイスファーム」野崎創さんの司会によるもので、北海道を中心としたものですが、全国どこでも聞くことができます(PCの場合、Flashプレイヤーが必要です)。野崎さんは、「メディアは身近なものになったんですよ。 だからこそ、発信力がある人が中身あることを継続してやれるかどうか。 そういったお話を一緒にぜひ作りましょう。」と声をかけてくれて、僕の「アナザーエディション」というコーナーが始まりました。許される限り、隔週で出演してます。

■【スマホアプリの「リスラジ」から「選局」→「776FM FMドラマシティ wonder storage」で選ぶ 】

■【ウェブサイト(http://listenradio.jp)から「全国のラジオ局→北海道→radio TXT fm dramacity」で選ぶ】