YOASOBI新曲「ハルカ」で際立つ“#GIFの伊豆見”の世界観
SNSやコミュニケーションスタンプで人気を集めるイラストレーター・アニメーターの伊豆見 香苗さん(通称「#GIFの伊豆見」)が、YOASOBIの新曲「ハルカ」のミュージックビデオを手掛け、YOASOBI公式YouTubeチャンネルで公開されました。エージェント業務を行う株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツが発表したものです。
■ “#GIFの伊豆見” こと伊豆見 香苗とは
1993年、沖縄生まれ。関東の美術大学を卒業後、アニメーション・イラストレーション・漫画など、多岐にわたるアート活動を展開しています。ライフワークとして1日1個のGIFアニメを制作・SNSへ投稿しており、その個性的な作品群は「#GIFの伊豆見」として認知されるように。代表作でもある「えっびっ」は、LINEスタンプとしても人気を博し、ダウンロードランキングに入るなど高い評価を得ています。
■ “小説を音楽にするユニット” YOASOBI
一方、YOASOBIは「小説を音楽にするユニット」として、2020年の音楽シーンを席巻してきたアーティストです。今回の新曲「ハルカ」は、放送作家の鈴木おさむ氏が書き下ろした小説投稿サイト「monogatary.com」掲載のオリジナル原作小説『月王子』をもとに楽曲化されたもの。YOASOBIならではのストーリー性を大切にした音楽づくりが、多くのファンを魅了しています。
■ MVの手描きアニメーションが生み出すやさしい空気感
今回、伊豆見さんは原作小説と楽曲から受けたインスピレーションをもとに、1枚1枚手描きしたイラストをアニメーション化。全体を通してやさしく柔らかな雰囲気に仕上がり、楽曲の世界観を温かく彩ります。マグカップの視点で物語が進むのも、この作品ならではの特徴です。
■ 原作『月王子』と“マグカップ目線”の物語
原作となった鈴木おさむ氏の小説『月王子』は、「あるマグカップとその持ち主である女の子の成長物語」がテーマ。今回のミュージックビデオでもマグカップ目線で映像が描かれており、視点を変えるだけで世界がこんなにもやわらかく見えるのだと感じさせてくれます。音楽、小説、アニメといった多彩な表現が相まって、私たちの感覚を心地よく刺激してくれる作品といえるでしょう。
■ まとめ
YOASOBIの新曲「ハルカ」は、小説と音楽、そして“#GIFの伊豆見”の手描きアニメーションが融合した心温まる一曲です。ぜひ楽曲とともに、細部までこだわり抜かれた映像にも注目してみてください。
(C) IZUMI KANAE