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バーチャルマーケット2023 Winter開催 高島屋などリアルの馴染みの企業がずらり

 そこに名を連ねるのが大手企業ばかりでメタバースのポテンシャルを感じる機会となった。先ほど、HIKKYが、「バーチャルマーケット2023 Winter」に関連して、プレス向けの発表会を行った。開催は、2023年12月2日(土)~17日(日)。パラリアルロンドンという冠をつけて、ロンドンや沖縄、渋谷、原宿などのバーチャル空間を作り、そこにシャープやロート製薬など、僕らの馴染みのある、多くの企業が出店しているのである。

 例えば、パラリアルロンドンでは百貨店の「タカシマヤ」がある。彼らは、“ジャパニーズSAKE祭”を催す。熟練の酒バイヤーがセレクトする、国産のクラフト酒がここに一堂に会するわけだ。バーチャルだからこそ、海を渡った海外の人にも、お酒の魅力を知ってもらうというのが、狙いにある。

 そのお酒の種類はビールやワインなど、30種類にも及び、3Dモデルで展示している。真ん中には日本地図があり、光の筋を触ると、その地方を産地とする酒の情報が出てきて、造り手なども記されるわけだ。

 そこで、気に入ったお酒はその場で髙島屋オンラインストアに遷移し、購入できる仕様になってる。ゲーム性も高く「オリジナルお酒チャート」に回答すると、相応しいお酒がレコメンドされる仕様。

 最も品質が高いとされる「中取り」を1本ずつ直汲みした希少な日本酒や、数量限定発売かつ人気銘柄のため店頭で滅多にお目見えすることのないレアなウイスキーなどの特別品を紹介するのである。しかも、12月9日(土)17時〜18時限定で、歴にして10年を超える熟練のバイヤーが直接接着するなどの取り組みもある。

 一方で、エンターテイメント性が特に高いと感じられたのは、JVCケンウッド。広瀬香美さんの名曲「ロマンスの神様」を使って、「VR空間体感ライブMV」を作成。それを会場内で、披露するわけだ。

 MV内では広瀬香美さんの3Dアバターが登場するなどして、、コンサートホールを縦横無尽に駆け巡る。物理的な制限なく、水平垂直の全空間を生かしたダイナミックな演出による没入感は、バーチャルならではの特権だといえよう。

 また、リアルの渋谷・原宿の街中で複数のイベントが開催される「バーチャルマーケット2023リアルinシブハラ」に合わせて、BEAMSがJVCケンウッドとのタイアップで、特別なリアルイベント(出演予定:香美アバター、タイガほか)を店内で実施すると明らかにしている。

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