たまごっち1億個突破!東京おもちゃショー2025で秋山竜次&DJ KOOが祝福
東京ビッグサイトで開かれる「東京おもちゃショー2025」(2025年8月29日〜8月31日)。バンダイ/BANDAI SPIRITSのブースに、突如現れたのはサンタ帽をかぶったロバート秋山竜次さんと、青い衣装に身を包んだDJ KOOさん。おもちゃショーの会場は一気に“夏のクリスマス”モードに変わり、DJプレイと秋山さんの全力パフォーマンスで観客を圧倒した。そしてその盛り上がりの中で、さらっと告げられたのが「たまごっち、世界累計出荷1億個突破」という歴史的ニュースだった。笑いと驚きが入り混じる瞬間に立ち会った人々は、ただの玩具発表会を超えた“祝祭”を体感したのだ。
ライブ会場さながら──夏のクリスマスが生んだ熱狂
ステージに立ったDJ KOOさんは、開口一番から全力のDJプレイ。
ビートが響き渡ると同時に、会場の空気は展示会の穏やかな雰囲気から一変し、まるでフェスのような熱狂に包まれた。隣でロバート秋山さんは、サンタ帽と真っ赤な衣装で登場。お腹を突き出して観客を挑発しながら、マイクを片手に「バンダイ!バンダイ!」と絶叫する。
──そして、このカオスな盛り上がりの最中に突如告げられたのが「たまごっち1億個突破 Do dance!」というニュース。思わず「ウォーッ!」と声があがり、笑いと驚きが同時に会場を揺らした。エンタメとして仕込まれた祝祭演出が、ニュースを単なる情報ではなく「その場の体験」として観客の記憶に刻んだ瞬間だった。
秋山竜次、母へのプレゼントは「たまごっち」
これだけ盛り上げておきながら、進行の都合上、一回、降壇させられ、一息つく形に。
改めて、落ち着いた状態で、MCから「印象に残るクリスマスプレゼントは?」と問われた秋山さん。
子どもの頃に母から買ってもらったガンダムのプラモデルを振り返り、「色がついてないからマジックで塗ったら真っ黒になっちゃった」と笑いを誘った。
それでいて「今なら母ちゃんにたまごっちを渡したい」とさらり。現在ひとり暮らしをしている母に向けて「たまごっちに育ててもらえたら」と語ると、会場はほっこりとした空気に包まれた。笑いに満ちたやり取りの中に、親子二世代をつなぐ“デジタルペット”としてのたまごっちの役割がにじむ。
秋山さんの脱線トークは観客を爆笑させつつも、気がつけば「たまごっちって誰かの暮らしに寄り添う存在なんだ」というブランドの核を自然に浮かび上がらせていた。
DJ KOO「家族で一緒に楽しめる進化」に驚嘆
一方のDJ KOOさんは、おもちゃショーでのバンダイブースを見たからなのか、自身の世代を象徴する仮面ライダーのベルトの思い出を披露。
「みんな仮面ライダーになっちゃって悪役がいなかった」と笑わせた上で、今のたまごっちについて「進化しすぎてて驚いた」とコメントした。アイドル仲間が最新機種を持って遊んでいる姿を目にしたそうで、「空・陸・山のコンセプトがあって育ち方が違うなんて、家族で持ったら面白い」と感心しきり。
そこから「今年は家族で3人で遊ぶのもありかな」と話す姿に、観客からは拍手が送られた。かつて子ども向けの玩具だったたまごっちが、大人も巻き込んで“ファミリーで楽しむデジタル体験”へと広がっていることを、DJ KOOさん自身の言葉が物語っていた。
ステージが伝えた“たまごっち世代”のバトン
この日のステージを彩ったのは、DJパフォーマンスではなかった。
秋山さんが語った「母と自分をつなぐたまごっち」、DJ KOOさんが見出した「家族で楽しむ新しい形」──そこには1996年から続くたまごっちの本質が映し出されていた。
親子二世代で楽しむ姿、Z世代が“推し活アイテム”として身につけるスタイル、そして海外の懐かし需要。1億個という数字の裏側には、世代を超えて受け継がれてきた“お世話する楽しさ”が息づいている。会場の盛り上がりは、ブームの再来を超え、文化として根付いたことを示す証のようだった。
バンダイ曰く、今回の1億個のうち、実に50%以上が海外で販売され、アメリカ33%・ヨーロッパ16%と世界中で愛されている。
ちなみに、7月に登場した最新作「Tamagotchi Paradise」は、通信や世界観の広がりで好調な滑り出しを見せており、今回の1億個突破を後押しした立役者のひとつとなっている。
30周年を前に、世界が見守るデジタルペット
バンダイの辻太郎常務は「人々の心に寄り添うペット」としてのパーパスを掲げ、来年迎える30周年への意気込みを語った。
2年半で4000万個を販売した初代ブームから、赤外線通信・カラー液晶・Wi-Fiと進化を遂げ、いまや50以上の国と地域で親しまれるたまごっち。その累計1億個突破の発表が、DJの中でさらりと行われたのは笑撃的だ。
たまごっちは情報発信だけでは響かない。人々の笑いや驚き、共感とともに語られてこそ価値を持つ。東京おもちゃショーのステージは、まさにそのことを体現していた。
30年目を目前に控えた“デジタルペット”は、これからも人と人をつなぐ存在であり続けるだろう。
再びクリスマスの鐘──たまごっちに「おめでとう」を
最後に思い返したいのは、秋山竜次さんが語った母へのプレゼントの話だ。
「今なら母ちゃんにたまごっちを渡したい」という一言は、笑いを誘いながらも“お世話する喜び”を象徴するものだった。その言葉通り、たまごっちは親から子へ、子から孫へと受け継がれ、世代を越えて育まれてきた存在だ。1億個突破という数字は、その軌跡を確かなものにした。
ステージを熱狂で包んだおもちゃショーの幕開けは、まるで夏に響くクリスマスベルのように、人々に驚きと笑顔を届けた。──改めて「おめでとう、たまごっち」。そして「いよいよ開幕だね、東京おもちゃショー」。祝祭の余韻は、これから数日間のイベントを通じてさらに広がっていくだろう。
今日はこの辺で。