ecbeingでサイト統合 総合通販サイト「松竹ストア」

EC構築プラットフォーム「ecbeing」が、総合通販サイト「松竹ストア」に採用された。

元は2つのサイトが

同ストアの構築以前から、松竹事業推進部の運営の元m2つのECサイトは存在していた。一つは、通販サイトとして映画・アニメの公式グッズを取り扱う「Froovie／フルービー」。もう一つは、歌舞伎・演劇関連の公式グッズを取り扱う「松竹歌舞伎屋本舗」である。

ただ、松竹のECサイトとしての『ブランドの強化』を図ること。そして、システム・会員の一元化による『業務効率化』を徹底すること。以上二つの観点から、「Froovie／フルービー」と「松竹歌舞伎屋本舗」の2つのECサイトを統合。「松竹ストア」の構築となったわけだ。

「松竹ストア」で注目したい2つの要素

①名寄せのコストを抑えた会員統合

2つに分かれて登録されたサイトの会員情報を統合。それにあたり、両サイトの会員に対して直接メールにて、どちらの会員情報で名寄せすべきかのアンケートを実施。その結果を踏まえて会員統合を実施した。

通常、例えば名寄せをする方法にはいくつかある。「会員ログインした最新日時をもとにルールを敷き名寄せする」。「会員がログインするタイミングでアンケート画面を表示し選ばせて名寄せする」。そのような形で、名寄せには、システム的にコストをかけて行う方法がある。だが、今回はシステムを使わずにメールでアンケートを送り、収集したデータをもとに名寄せを実施。コストを抑えた会員統合を実現したのだ。

②効率的な商品詳細の見せ方

「松竹歌舞伎屋本舗」で取り扱っている商品の中には歌舞伎公演のブロマイドがある。
販売枚数が非常に多いことを考慮し、ブロマイドを次々と効率的に見せられるよう商品詳細ページ内に「次の商品へ」と「前の商品へ」の導線が設置されている。

一般的なECサイトであれば一覧ページで商品の比較、もしくは一覧ページを経由して各商品詳細へ遷移し商品を見比べる。だが、今回の見せ方であれば、簡易的な操作手順でブロマイドをしっかりと見ることができるわけである。お客様のニーズに合わせた対応をしている。