「北欧、暮らしの道具店」スマホアプリ400万DL突破!LTV向上と開発体制強化で次なる成長へ
ECの新たな成長モデルを示す「北欧、暮らしの道具店」が、スマホアプリ400万ダウンロードを突破しました。これを契機に、マーケティング施策の強化や、初のCTO就任による開発体制の進化により顧客体験の向上を支えていこうと意気込んでいます。
1:400万ダウンロード達成、アプリ経由売上が全体の7割超に
スマホアプリのダウンロード数が順調に伸び続けています。そして「北欧、暮らしの道具店」のEC売上の71%がアプリ経由となりました。そういう親和性の高さもあり、2019年のiOSアプリ提供開始から2020年のAndroid版リリースを経て、わずか4年半で400万DLを達成しました。
この成功の背景を考えると、SNSだけに依存しない独自のエコシステム構築があります。商品ページやコラム、ポッドキャスト、動画など、シームレスに移動できるプラットフォームを整備することで、リピートユーザーの獲得と継続利用を実現しました。
特に注目すべきは、LTV(顧客生涯価値)を向上させるためのマーケティング施策です。2019年にデータ分析チームを設立し、さらに2023年にはマーケティングチームを編成。購入金額や利用継続率の向上を目指し、広告運用やサービス体験の改善に注力しました。その結果、2021年から2024年にかけて、ダウンロード後30日間の平均購入金額が185%成長という驚異的な成果を記録しました。
2:アプリ開発とエンジニア採用を加速
400万DLという節目を迎えた「北欧、暮らしの道具店」は、さらなる成長を見据え、システム開発体制を強化します。2024年10月29日、初のCTO(最高技術責任者)として倉貫義人氏を迎えました。倉貫氏は株式会社ソニックガーデンでの豊富な経験を活かし、2018年からクラシコムの社外取締役を務めており、開発組織の強化に尽力してきました。
「北欧、暮らしの道具店」のスマホアプリは、単なるECツールにとどまらず、独自の体験価値を提供するプラットフォームとして進化を続けています。400万DLという大きな節目を迎え、CTOの就任とともにさらなる挑戦が始まります。これからのクラシコムが目指す未来に、ますます期待が高まります。
今日はこの辺で。