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百花繚乱、楽天市場2025年おせちトレンド 進化するおせち文化

「おせち」は、色々な要素を取り込みながら進化しています。楽天市場が発表した「2025年のおせち商戦」のトレンドは、伝統的な和風おせちに加え、洋風や中華風、そしてキャラクターおせちなどの多様性が際立つ内容でした。今年もおせちのトレンドは変化を続け、大人数で楽しめる形や、彼ら独自の新しい試みとして登場する「ご当地おせち」など、多彩な商品が登場しています。

・おせちの需要拡大と楽天市場の取り組み

そもそも楽天市場では、2024年の年末までにおせちの取り扱い数が約1.7万点。2020年からの3年間で流通総額が1.5倍に増加しました。

ちなみに、この2020年というのは、2019年の8月〜12月で売上を意味しています。

近年では、従来の和風おせちだけでなく、洋風、中華風、キャラクターおせちといった多様なニーズに対応した商品が人気を集めているといいます。

特に、大人数で楽しめるおせちの需要が高まっており、価格帯としては1万~2万円程度のものが好調です。

早割需要と9連休の影響

2025年の年末年始でのトピックという意味では最大9連休であること。家族や大人数で過ごす時間が増えると予測されており、おせちにも関心が集まりやすい。

また、楽天市場の傾向に目を向けると、早割キャンペーンが浸透し、7月から8月の早期需要が過去3年間で約2.9倍に拡大しました。このような早期需要の拡大が、ネット通販で、より多くの消費者におせちを選んでもらう要因となっています。

2025年のおせちトレンド3選

2025年のおせち商戦では、以下の3つのトレンドが注目されています。

1. オードブルおせち

洋風の味付けを中心とした多様な品目を自由に盛り付け、カジュアルに楽しめる「オードブルおせち」が新しいスタイルとして人気を集めています。楽天市場では、2020年から2023年にかけてオードブルおせちの流通総額が約1.8倍に成長。カジュアルなパーティー感覚で楽しめるおせちとして注目されています。 

2. ハイブリッドおせち

幅広い世代が楽しめる「ハイブリッドおせち」は、和風おせちに洋風や中華を組み合わせたものが人気です。特に、ユーザーが好みの単品おせちを組み合わせるスタイルが流行しており、2025年には3.2倍の流通拡大が予想されています。

面白いのは、ハイブリッドの意味合いが、上記の通り、和風おせちに洋風や中華を組み合わせたという部分もありながら、自分で作るものとそれらを掛け合わせるという文脈でも語られていることです。

だから、単品おせちというジャンルもできていて、この通り。自分なりにカスタマイズできるおせちもなんだか、楽しそうです。

3. ご当地おせち

地域特有の食材を使用した「ご当地おせち」も注目されています。各地の特色を生かした素材や調理法で作られる地域ならではの「おせち」は、2020年から2023年にかけて約1.3倍の需要増加を見せています。

調査によると、半数以上の消費者がご当地おせちに興味を持っており、特に家族や親戚と過ごす年末年始に人気が高まるとされています。

新商品「推しおせち」の登場

そして、彼らは2025年おせちでトレンドを作るべく、一つのチャレンジをしました。それが、楽天市場と博多久松が共同開発した「推しおせち」です。

Z世代の若者をターゲットにした新しいおせち。実にユニークなのは、Z世代に対して、おせちとして食べたいものを、調査したところ、下記の通り。

ローストビーフやいくらなどは予測できるが、ガトーショコラも!!ともかく、こうした若者に人気の食材16品目を詰め合わせたのが、このおせちです。

そして、出来上がりはこちら。伝統的なおせち料理に新しい楽しみ方を提案しています。

多様性と身近さ、そして広がる新しいおせちの風

楽天市場が発表した2025年のおせちトレンドは、オードブルスタイルやハイブリッド形式、ご当地食材など、多様なニーズに対応する内容となっています。

おせちは、肩に力の入らない身近なものになりつつあるのかもしれません。それとともに、家族や大人数で楽しめるおせちや、若者向けの「推しおせち」など、新しい形のおせちがこれからの年末年始の食卓を彩ることは間違いありません。

今日はこの辺で。

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