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楽天が“楽天キャッシュ”での買取代金受け取りを開始

楽天は、自社が運営する宅配買取サービス「楽天買取」において、不用品を売却した際の代金をオンライン電子マネー「楽天キャッシュ」で受け取れるサービス(以下「楽天キャッシュ受取」)を開始すると発表した。これにより、宅配買取の成約後に口座情報の入力などをすることなく、即時に「楽天キャッシュ」での受け取りが可能となる。

「楽天買取」とは

「楽天買取」は、「楽天市場」に出店するファッションや家電など多彩なジャンルの買取店舗を一括検索し、不用品を宅配で売却できるサービスである。

ユーザーは、

  • 1. 専用の申し込みフォームに必要事項を入力
  • 2. コンビニなどから梱包済みの不用品を発送
  • 3. 査定結果を確認し、成約の場合は買取代金を受け取る

という手順で利用できる。さらに、成約時には買取代金の1%分の「楽天ポイント」が付与される。

新たに加わった「楽天キャッシュ受取」

従来、「楽天買取」の買取代金の受取方法は、

  • 現金受取(指定口座への振込)
  • ポイント受取(楽天ポイント)

の2種類だった。今回新たに「楽天キャッシュ受取」が加わることで、以下のようなメリットが生まれる。

1. 口座情報入力不要

楽天会員であれば、口座情報の登録をしなくても即時に「楽天キャッシュ」を受け取れる。

2. 買取代金の上限なし

「ポイント受取」では30,000円を超えると手続きが分かれてしまうが、「楽天キャッシュ受取」では金額上限がないため、一括で受け取ることが可能。

「楽天キャッシュ」の利用メリット

「楽天キャッシュ」はオンライン上での支払いだけでなく、「楽天ペイ」アプリを通じて街のお店での支払いに使えたり、個人間で送金し合ったりすることもできる。

  • 街での買い物への利用
  • 友人・家族への送金
  • チャージ機能の活用
  • これにより、宅配買取で得た代金をそのまま「楽天キャッシュ」にチャージすることで、実店舗での買い物など利用シーンがさらに広がる。

電子マネー戦略と今後の展開

近年、PayPayをはじめとするスマホ決済サービスが先行してユーザー基盤を築いており、楽天はクレジットカード決済のイメージが強かったことから、電子マネー領域では後れを取っているといわれてきた。しかし、今回の「楽天キャッシュ受取」をはじめとして、自社経済圏内での不用品買取・支払いを「楽天キャッシュ」にひも付けることで、楽天ペイの利用機会を増やし、リアル店舗でも楽天キャッシュを使う流れをさらに促進する狙いがあると考えられる。

この新サービスは、楽天が電子マネー分野を強化し、競合他社に追随・対抗する動きとして注目される。今後、楽天経済圏全体を巻き込んだキャッシュレス戦略へとどのように展開していくかが注目のポイントである。

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