ラジオ出演:経済圏は地域によって生まれる
77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」に、11時から生放送(毎週木曜AM11:00から)に出演します。今話題の、今注目の・・・様々な問題やテーマについて切り込む時間。今回話すのは・・・
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一つ目は、まさに今日、オープンする「SHIBUYA SAKURA STAGE」の話で、完全に商業施設の概念が変わるのかなという話です。渋谷は二週間前に、SHIUBYA AXSHという施設を開業させたばかりで、それに続くモノです。
びっくりするのは商業施設にありがちな、アパレルブランドの存在が一切ないこと。これを見ながら感じたのは、競争ではなく、共創であり、全く違った経済圏を作ろうとしている実験的な取り組みなのだなということです。
僕らって経済圏というと、楽天?PayPay?という感じで、デジタルが生まれたことで広がったものですが、実は、デジタルを通して作れる経済圏は、こういう地域なんだろうなと思いました。
もともと渋谷は谷底で坂の多い場所で、回遊が生まれにくい。だから、施設を作り、全部が3階あたりで高低差なく、移動できるようにして、駅からの利便性を上げることで、家賃相場を高くするんですよね。
自ずとそれを支払える優良企業が揃うから、ここからがミソで、ここで人と人とを繋ぐインフラとしてデジタルを活用する。渋谷マブルスというアプリを来年年初に立ち上げて、これを渋谷ワーカーに使ってもらい、ここで集まった良質の企業による化学反応を狙うわけです。ワーカーの数はSakura Stageだけで1万人。
だから、話が戻ってくるけど、アパレルブランドなどを入れて、消費の活性化を担うのではなく、仕事を通じて生まれる生活インフラ上に、経済圏を作り、そこに店を並べる。特に、人は食べるという行為は絶対、行うので、これらの施設には食べ物のお店に注力するわけです。
ここもまた、挑戦なのですが、面白いなと思ったのは、by streetといって、6店舗並んだ飲食店があるのですが、全部、オーナーが同じです。居酒屋「えん」の創業メンバーの方だとか。へえぇと思って。
要するに、昨今、横丁が増えたけど、そこには統一感がなくて、ガラガラのお店が出てきた。だから、それをお互い補完し合える横丁を作ろうという実験的な取り組み。土台はできているから、飲食側も共創して、新しい価値を生み出せないかを模索することで、今度は、それで、他からの集客を狙うというわけです。
だから今度は、その上に成り立つ小売店もゲーム実況のYoutuberのお店を作ったりするというわけで、異例づくしだけど、それだけ、リアルは転換期に来ていることを思わせます。
もう一つは、先日、バニッシュスタンダードという会社が、新しいサービスを作って、それがファンバサダーという。もともとこの会社は、スタッフスタートというサービスを提供してきて、デジタル上での接客の向上を図って、そこ経由の売上を大きく伸ばしてきました。つまり、それは基本社員であることが前提でしたが、実は、そのブランド価値の向上に寄与するのは、ファンまで広がってきたというのが今回の話です。
そもそも、スタッフの接客というのは曖昧で、そこに数値化される基準がなかったので、同社は、そこで自社ECに紐づけて、接客を通して購入したお客様の数字を明確にしたのです。明確にされたからこそ、それをちゃんと成果報酬として、スタッフの給料に反映しようというのが、彼らの一つの革命でした。
いまやアパレルに限らず、コスメなどのお店にも広がって、ECの可能性を広げたわけです。前回、僕はライブコマースを通じて、One to Oneの感覚で人と繋がる中で、購入を促すと、もはやそれはECとは誰も認識しないでショッピングをしている感覚になるという話をしました。より人間的であることで、お客様が心惹かれる事態が増えていて、それが成果として数字に現れるから、やる側のモチベーションにもつながって、市場が拡大しているわけです。
これを前提とした時に、果たして企業の価値を底上げするのはその企業に勤める人だけでいいのかという話が出てきて、そこでバニッシュスタンダードが着目したのが、ファンだった。
よく考えたなと思うのは、スタッフの接客の曖昧さを自社ECと紐付けすることで、どれだけ売り上げたかという成果とともに、スタッフの価値の明確化に努める土壌がありますから、それをファンに置き換えて、提案するのが、ファンバサダー。
ファンのコンテンツを自社EC内に用意して、それを通して、どれだけ売り上げたかを可視化すれば、自ずとそのファンはそのブランドで発信することに意味が出てくる。ある種、好きという力を、発信するファンの人にも還元して、より一層、好きになってもらうという発想です。
かつ、今や企業は人材不足に陥っており、社員で賄うだけでは不足している時代だからこそ、そこでファンの力を借りて、企業価値を上げていく。それとともに、いい人材を見極めて、場合によっては採用が生まれるなどしていけば、そのサービスが還元できる度合いが高いというわけで、今らしい時代の変化だなと思った次第です。
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■【スマホアプリの「リスラジ」から「選局」→「776FM FMドラマシティ wonder storage」で選ぶ 】
■【ウェブサイト(http://listenradio.jp)から「全国のラジオ局→北海道→radio TXT fm dramacity」で選ぶ
ラジオ出演:
77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」に、11時から生放送(毎週木曜AM11:00から)に出演します。今話題の、今注目の・・・様々な問題やテーマについて切り込む時間。今回話すのは・・・
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一つ目は、まさに今日、オープンする「SHIBUYA SAKURA STAGE」の話で、完全に商業施設の概念が変わるのかなという話です。渋谷は二週間前に、SHIUBYA AXSHという施設を開業させたばかりで、それに続くモノです。
びっくりするのは商業施設にありがちな、アパレルブランドの存在が一切ないこと。これを見ながら感じたのは、競争ではなく、共創であり、全く違った経済圏を作ろうとしている実験的な取り組みなのだなということです。
僕らって経済圏というと、楽天?PayPay?という感じで、デジタルが生まれたことで広がったものですが、実は、デジタルを通して作れる経済圏は、こういう地域なんだろうなと思いました。
もともと渋谷は谷底で坂の多い場所で、回遊が生まれにくい。だから、施設を作り、全部が3階あたりで高低差なく、移動できるようにして、駅からの利便性を上げることで、家賃相場を高くするんですよね。
自ずとそれを支払える優良企業が揃うから、ここからがミソで、ここで人と人とを繋ぐインフラとしてデジタルを活用する。渋谷マブルスというアプリを来年年初に立ち上げて、これを渋谷ワーカーに使ってもらい、ここで集まった良質の企業による化学反応を狙うわけです。ワーカーの数はSakura Stageだけで1万人。
だから、話が戻ってくるけど、アパレルブランドなどを入れて、消費の活性化を担うのではなく、仕事を通じて生まれる生活インフラ上に、経済圏を作り、そこに店を並べる。特に、人は食べるという行為は絶対、行うので、これらの施設には食べ物のお店に注力するわけです。
ここもまた、挑戦なのですが、面白いなと思ったのは、by streetといって、6店舗並んだ飲食店があるのですが、全部、オーナーが同じです。居酒屋「えん」の創業メンバーの方だとか。へえぇと思って。
要するに、昨今、横丁が増えたけど、そこには統一感がなくて、ガラガラのお店が出てきた。だから、それをお互い補完し合える横丁を作ろうという実験的な取り組み。土台はできているから、飲食側も共創して、新しい価値を生み出せないかを模索することで、今度は、それで、他からの集客を狙うというわけです。
だから今度は、その上に成り立つ小売店もゲーム実況のYoutuberのお店を作ったりするというわけで、異例づくしだけど、それだけ、リアルは転換期に来ていることを思わせます。
もう一つは、先日、バニッシュスタンダードという会社が、新しいサービスを作って、それがファンバサダーという。もともとこの会社は、スタッフスタートというサービスを提供してきて、デジタル上での接客の向上を図って、そこ経由の売上を大きく伸ばしてきました。つまり、それは基本社員であることが前提でしたが、実は、そのブランド価値の向上に寄与するのは、ファンまで広がってきたというのが今回の話です。
そもそも、スタッフの接客というのは曖昧で、そこに数値化される基準がなかったので、同社は、そこで自社ECに紐づけて、接客を通して購入したお客様の数字を明確にしたのです。明確にされたからこそ、それをちゃんと成果報酬として、スタッフの給料に反映しようというのが、彼らの一つの革命でした。
いまやアパレルに限らず、コスメなどのお店にも広がって、ECの可能性を広げたわけです。前回、僕はライブコマースを通じて、One to Oneの感覚で人と繋がる中で、購入を促すと、もはやそれはECとは誰も認識しないでショッピングをしている感覚になるという話をしました。より人間的であることで、お客様が心惹かれる事態が増えていて、それが成果として数字に現れるから、やる側のモチベーションにもつながって、市場が拡大しているわけです。
これを前提とした時に、果たして企業の価値を底上げするのはその企業に勤める人だけでいいのかという話が出てきて、そこでバニッシュスタンダードが着目したのが、ファンだった。
よく考えたなと思うのは、スタッフの接客の曖昧さを自社ECと紐付けすることで、どれだけ売り上げたかという成果とともに、スタッフの価値の明確化に努める土壌がありますから、それをファンに置き換えて、提案するのが、ファンバサダー。
ファンのコンテンツを自社EC内に用意して、それを通して、どれだけ売り上げたかを可視化すれば、自ずとそのファンはそのブランドで発信することに意味が出てくる。ある種、好きという力を、発信するファンの人にも還元して、より一層、好きになってもらうという発想です。
かつ、今や企業は人材不足に陥っており、社員で賄うだけでは不足している時代だからこそ、そこでファンの力を借りて、企業価値を上げていく。それとともに、いい人材を見極めて、場合によっては採用が生まれるなどしていけば、そのサービスが還元できる度合いが高いというわけで、今らしい時代の変化だなと思った次第です。
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■【ウェブサイト(http://listenradio.jp)から「全国のラジオ局→北海道→radio TXT fm dramacity」で選ぶ