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ラジオ出演:2024年問題 共同物流の可能性?

77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」に、11時から生放送(毎週木曜AM11:00から)に出演します。今話題の、今注目の・・・様々な問題やテーマについて切り込む時間。今回話すのは・・・
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一つ目は、未来への提示という意味で、共同物流の可能性についての言及です。最近、2024年問題が叫ばれていて、これから本格的に、配送費が上がるそうです。その時、「下がらないものを無理に下げよう」とするんではなく「下げられるものが何かを理解して、下げていく努力をしていく」。そういう発想が大事なのではないかということで、千葉・習志野まで行ってきたんです。

そこにはTechrumという物流サービスの拠点があって、展開しているのが、野村不動産。不動産会社がなんで物流の拠点を持っているかというと、彼らは不動産的な価値を高めるため。物流会社のやれないことをやっているわけです。

それは、物流の生産性を上げる為に物流会社や荷主企業が着手できない“新たな”投資をミスから率先して行い、その機能をここに集結させる。そうすれば、彼らがここに不動産的価値を高めることができるというわけです。実験段階のものも取り入れ、試してもらえたら、それらによって、改善できる箇所が発見できるとしているのわけです。

例えば、TANAXは『Just fit BOX』というダンボール自動製造システムを持っています。結論から言うと、段ボールの中に入れる商品とジャストサイズで梱包を早く行えるってわけです。つまりそれは、緩衝材を極力、使わずに済ませることができるのと、無駄なサイズではない分、運賃を抑えられる。結果、長尺ものの商品を扱う事業者がこの仕組みを使ったら、年間2000万円ものメリットが出たそうです。

ここからが肝なんですけど、野村不動産は、今まで対象としていたのは、大企業。でも、その利点を中小企業も享受するべきではないか。ただ、大企業のレベル感までの出荷数がないから、ここで同じ課題を抱える中小のECサイトが「共同物流」として、取り組んでみてはという話なんです。

これってまだない動きで、ある程度、店として成熟し、ECとしてもその物流における個性が見えている中で、共通の課題を抱える企業が物流をシェアすることは、実は、2024年問題を叫ばれる中では、考えるべき重要な事柄のような気がしています。習志野に行って、それを強く感じましたという話です。

もう一つは、リアルの常識が変わってきているのかもしれないという話です。先日、東急プラザ原宿、通称ハラカドに行って、そのフロアの使い方に衝撃を受けました。原宿と表参道が向き合う交差点という超一等地にして、小売店があまり並んでいないんです。

その証拠に、地下一階は銭湯なんですよね。しかも、スーパー銭湯で認可をとっているのに、東京都の公衆浴場の基準に合わせた520円。本気で銭湯を追い求めていて、その代わり、そこに協賛しているのが、花王やアンダーアーマーだったりするわけです。

アンダーアーマーに話を聞いたら、既に実店舗で開店前に、ファンを対象に、一部会員に、ストレッチなどをしながら交流する時間を作っているらしく、それをやった人は着用率が高い分だけ、購入店数が多いという実績が出ている。

だから、逆に、銭湯は、本当に銭湯さながらに、近所の人が毎日通う場所を作って、その顧客が固定してきた時に、その毎日の日常の中に、そのアンダーアーマーの要素を組み合わせれば、お互い、固定した要素をより、固定させるプラスの価値を生み出すというわけなんです。

従来なら、所狭しと色々なブランドを入れて、商品を売るというのがリアルの価値でしたけど、もはやECでも買える時代、売ることがリアル店舗の付加価値にならなくなったということではないかと思います。上でも、カンロがスタジオを用意しているんです。

一階に売り場もあるけど、スタジオを作ったのはヒトツブカンロという商品のヒットがきっかけ。この商品は10年前にでたけど、それが今になってヒットしているのは咀嚼音。つまり、噛む音が心地よいから。それがYouTubeで拡散されて、ブレイクした。だから、それを体験しつつ、その感動を伝える場を兼ねたスタジオを用意したという話です。

勿論、これが成功すると言っているのではない。仮に、失敗したりしても、僕はそれを責めるつもりはなくて、なぜなら、多くの企業がそういうチャレンジと検証の中で、答えを見出してきたから。ただ、もう売るだけでリアルが成立する時代が終焉を迎えようとしているのかもしれないなと思ったという話です。

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