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ラジオ出演:Apple visionProの革新性

77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」に、11時から生放送(毎週木曜AM11:00から)に出演します。今話題の、今注目の・・・様々な問題やテーマについて切り込む時間。今回話すのは・・・
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一つ目は、先日、Apple vision Proの実機を触らせてもらって、改めて、世の中が変わるなあという話です。発売されたのは2月です。よくメタバース空間と思われがちですが、全く違うものと考えるのがふさわしいでしょう。

じゃあ何かというと、日常の延長です。だから、デバイスを装着すると、メガネをかけたような世界で、日常。でも、その映し出されているのは、デバイスについたカメラであって、映像なんです。

操作はどうするのかというと、目と指しか使いません。しかも、指は親指と人差し指だけで、つまむ仕草だけ。だから、PCでいうマウスが目で、目的を定めたら、指がクリックの代わり。しかも、手は膝の上で、腕自体は動かさない。

デバイスについた物理的なボタンを押すと、iPhoneのスタート画面(アプリが並んでいる画面)のような画面が出てきて、先ほど話した通り、目で見つめて、指でつまむと、そのアプリが立ち上がります。

写真アプリの中の動画とかも、目で見つめて、ロックオン。指を摘むと、再生されます。ちなみに、見つめて、指で摘んだまま、手をスライドすると、スマホのスワイプに相当する行為をするわけです。

すごいのは眼鏡で見るような世界だから、空間という概念が通用して、手前に、横にと、複数のアプリを並べておけること。サイドと奥行きをフルに使えるから、PCを何台も持っている錯覚に陥ります。

それを案内してくれたMESONという会社は、まさに空間に新たな価値観を持ち込むわけです。デジタル上のインテリアを作ると話していて、スノードームのような置物をそのデジタルな奥行きに出現させます。インテリアを開くスペースに置く感覚で。しかも、天気予報と連動しているから、ドーム内の草原でそれを表現できちゃう。だから、ビジネスになるなと。メタバースとかはゲームのような形で販促効果として、価値を持つけど、これは日常の置き換えだから、間違いなく、小売にも与える影響が出てくるでしょうね。

二つ目は、ECサイトはシームレスな感覚に近づくなあと思った話です。それは、最近、ヤマト運輸と話していて、彼らは最近、Shopifyと連携したっていうのです。

なぜ?って聞いたら、自社ECって実はモールよりも新規の顧客を取りこぼしている可能性があると思ったからというのです。ヤマトの執行役員曰く、Amazonってなんで売れるのかなって思ったそうで、その理由の一つとして、お届け日が表示されていることだと思ったとか。

これは何気ないこと。だけど、実は、モールならではの特権だと言われてハッとしたわけです。モールは会員データを持っていて、アクセスすると、ログインされて、住所を特定できる。だから、モールへ行った時、どんな商品でも、「いつまでに注文すれば、いつまでに届く」と表示されるんですって。

でも、大事なのは、自社ECでは、それができないということ。なぜなら新規顧客ほど、店ごとの会員登録をしているわけではなくて、住所が特定できていないから、実はこの決め手となる要素を、購買の判断材料にできない。

知らず知らずに、届く日は判断材料となっていて、その部分で、自社ECサイトにおいて、モールとの格差をなくせないかと考えたとか。ここが知恵の見せ所で、Shopifyと連携して、アプリを通して可能にしたのは、商品詳細画面に、郵便番号のバーをつけたこと。

なるほどと思ったわけです。ヤマト曰く、日頃、店舗さんはすでに、お客様とのやり取りの中で、いつ注文が来れば、いつ届くかのデータは持っています。一方ヤマトは、いつまでに集荷すれば、いつ届くかわかっている。

だから、郵便番号。ヤマトも配送してればいいのではない。自らシステム開発して、店舗とお客様の情報を二つを引き当て、その格差を埋めたわけです。一度、入力すればログが残っているので、以後、ずっと、お届け日が表示されるというわけで、これで新規会員の獲得が増えますよねと。

すごい些細な一歩で、結構な変化。別に特別なことをしていないのに、持ち合わせている情報をシステムによってどう結びつけるかで、新規顧客のカゴ落ちをふせげるアイデアを生み出せたことに感心したし、こうやって、小売はリアルとネットでシームレスになっていくのだなと思ったという話です。

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