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ラジオ出演:僕らのデバイスの進化で店のDXコストが下がる理由

77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」に、11時から生放送(毎週木曜AM11:00から)に出演します。今話題の、今注目の・・・様々な問題やテーマについて切り込む時間。今回話すのは・・・
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一つ目は、先日、スーパーマーケットトレードショーにいきまして、実感したのは、僕ら消費者の環境がデジタルで進化して、大きく変わってきたので、インフラも後を追うように、変化してきている。特に大きいのはコストを抑えられるんですよね。

それを感じたのは、寺岡精工の「Shop&Go」というアプリ。これに追加機能をつけてきた。

元々アプリだからお客様がそれを店内でチェックインして、起動させるだけ。あとは、連携スーパーは、店内にあるショッピングカートにスマホを置ける設計になっているので、それを置いた状態でカメラ起動させていると、スマホがスキャンマシンの代わりになる。

よくできているのはそのカメラは中身全体を照らしているから、スキャンせずに通そうとすると、エラーが出る設計なんです。大事なのは、それを店舗のデバイスではなく、自身のスマホでやっているから、かかるコストが店舗にいかない。

導入障壁を下げた上で、追加したのは、事前注文の機能なんです。

今の一連の動作をする前に、アプリでどの店にいくかを決めて、例えば、歯磨き粉とか、あまり、鮮度の関係ないものは、事前注文できるようになっている。それはそれで、スマホ内でカートの中に入って、店舗に指示が飛ぶ。

すると、店舗はそのいく時間に合わせて、店員がピックしてくれている。

先ほどのスキャンして買うのと事前にカートに入っているものが、スマホのQRだけで清算する時の決済に合算し反映されて、勿論、デジタルで会計処理ができる。それらの会計処理が終わると、受け取りボックスがあるということなんです。

だから、ポイントはスマホの進化。なぜなら、それに便乗する形で、インフラも変わっていき、その実装もしやすくなるので、インフラ部分で大きな変化が起こるだろうという話になります。

二つ目は、コストを抑えて生産性を高めるべく、企業はより横断的に、共通のリソースを使い、成長をしていく時代だなと思った話。

顕著なのは、KDDIとローソンのTOB実施です。僕はこの発表の一週間ほど前、KDDIの決算発表にいまして、TOBの話を聞きながら、決算で話した動きと連動しているなと思ったわけです。

KDDIの決算を見ると、通信を軸に収益が安定しています。利用者もUQを含めて、3100万人もいる。だからこのARPUをあげるべく、金融などを展開し、未着手だった分、成長は大きい。金融の営業利益はYOYで+87.7%。決済・金融の取扱高はYOYで+23.3%。

今まではtoCで稼ぎ続けてきたけど、大事なのはこれ以上は大きく狙わないこと。toBへと舵を切っていて、決算によれば椿本チエインという物流会社と合弁で会社を作っている。

全然関係ないようでいて、2024年問題にも向き合える。倉庫機器の専門性の高い企業と連携して、倉庫のDXをはかる。完全にtoBです。

だから同じ軸で「対コンビニ」。それでローソン。toBです。

コンビニの利用価値をもう一度見直すわけで、一言で言えば密になる。リアルに加えて、ウェブ接客で補完して、例えば、その地域のコンビニから、商品を迅速に届ける。逆に売り場を倉庫に見立てているから、toBの物流のリソースがまた、デジタルで再定義されて、効率化される。

コンビニは、コンビニで、街のインフラになって、総合的な顧客満足度を高めるわけです。今後、薬とかも送れるようにしたり、その信用をフックに、家計のサポート、投資信託など、深く、地域に根差したものになっていき、近くにあるだけじゃなくなる。

ちなみに、KDDIはau PAYマーケットもあるけど、規模拡大は限定的だと思います。上記のとおりです。通信ユーザーのARPUを上げていくという意味合いで大事なわけで、それを軸に考えているから、そこだけに注力するはずがない。なぜなら、KDDIがECの企業になったところで、レッドオーシャンになり、生産性が悪いからです。

EC店舗が楽天やAmazonと比較することはなくはないですが、それ自体がナンセンスで、KDDIは違う意味での収益を確立しようとしている。そうやって、あのTOBを見るべき。逆にEC側は自立して、それらのモールを適宜、タッチポイントとして有効活用してやろうくらいになるべきってことなんですよね。

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