「餓鬼」とは?──見た目のギャップが話題の新キャラクター ヴィレッジヴァンガードでブレイク
近頃、Twitterを中心に話題沸騰中のキャラクター「餓鬼」をご存じでしょうか。フォロワー数は9万を超え、その人気の理由は、恐ろしげな見た目に反して“丁寧な暮らし”を送っているというギャップにあります。
「餓鬼」の背景
仏教の世界観である「六道(ろくどう)」のうち、「餓鬼道」に生まれた存在を指すのが「餓鬼」です。常に飢えと渇きに苦しみ、痩せ細った身体と大きなお腹、ギョロっとした目が特徴。ところが、本作に登場する「ガッキー」は心優しく、清らかな生活を送っています。
“丁寧な暮らし”が人気の秘密
見た目はおどろしいのに、コーヒー豆をすり鉢で半日かけて挽く、ビニール袋を三角形にきっちり畳む、茶殻を再利用して掃き掃除をするなど、細やかで清潔な日々を過ごしているのが人気のポイント。「餓鬼」という存在へのイメージとのギャップが、多くの人を魅了しているのです。
ヴィレッジヴァンガードで限定湯呑が登場
そんな「餓鬼」のキャラクターグッズとして、ヴィレッジヴァンガードが湯呑などの限定商品を6月20日より発売します。シンプルなデザインに加え、餓鬼の持つ“恐ろしさ”と“丁寧さ”を表現したシュールな仕上がりが魅力です。
ユーモアの中にあるメッセージ
見た目の恐怖と生活の丁寧さという対照的な要素は、私たちに「丁寧な暮らし」の大切さを改めて考えさせてくれます。餓鬼道に生まれた存在ですら、こんなに清らかな生活を送っているのだから、人間である私たちも悔い改めねば……というメッセージが、ユーモアたっぷりに込められているのです。