ネットショップEXPO 2024:業界リーダーから最新の知見をオンラインとリアルで
プライム感謝祭で消費者が熱狂したのも冷めやらず。今度は、事業者に対してのAmazon魂を感じた次第。ECサイトの運営に役立つ知識と交流の場。それを提供する「ネットショップEXPO」が、11月6日、開催。業界をリードする企業による全17講演がオンラインで行われ、全国どこからでも参加可能。11月7日、13日、14日には東京、福岡、大阪でリアルの場で懇親会が開催され、ECに関わる人々との交流の機会も設けられています。
オンラインセミナーで得られる最新のEC知見
内容が多岐にわたっているのは、Amazon Payだからこそだなと思いました。なぜって?自社ECなどアマゾンとは違うフィールドの決済部分に、Amazonの利便性を持ち込み、購入率を上げるのが「Amazon Pay」。関わる皆がその価値を理解しているわけです。だから、一堂に介して、それぞれのフィールドで自分の魅力を語る場が作ることができるわけです。
結果的には、ウィンウィンですから。アマゾンジャパンのAmazon Pay事業部長が開幕講演を担当する他、それ以外も興味深い内容が見られます。
ブランド戦略とファン育成:独自性を重視する「yutori」の事例
株式会社yutoriの片石貴展氏による基調講演では、ブランドに独自性を持たせ、ファンとの深い関係を築くための戦略が紹介されます。片石氏はInstagramを起点に「古着女子」を成功させ、複数のファッションブランドを展開。ECサイトとSNSの連携や、顧客参加型の企画を通じた「ファン育成型」のビジネスモデルに焦点を当て、ブランドの価値を持続的に向上させるための実例を提供します。独自性を武器にECでの競争力を高める方法は、多くの事業者にとって参考になるでしょう。
老舗千疋屋総本店のEC戦略:伝統と革新の両立
創業190年を超える千疋屋総本店からは、長年の顧客ニーズに応えるための進化について語られます。伝統を守りつつ、ECによる新たな顧客層へのリーチを図る同社の取り組みには、商品の高品質を担保しながらも現代の贈答需要に応えるための戦略が詰まっています。千疋屋がいかにして“贈り物”のEC市場で価値を高め続けているのか、事例とともに学べる貴重な機会です。
オーガニックコスメ「MiMC」の成長戦略とリピーターの重要性
株式会社MIMCの講演では、オーガニックコスメブランドが自社ECを通じて成長を続ける秘訣が共有されます。特に注目すべきは、商品企画からECサイトの構築まで、ファンを惹きつけるためのチャネル戦略とリピーターを増やすための施策です。消費者のこだわりに応えるための企画や、SNSとの相性を活かしたプロモーション戦略について、実践的なノウハウが紹介されます。
「ムラサキスポーツ」によるオムニチャネルの成功事例
アパレル業界で300%の売上成長を実現した「ムラサキスポーツ」では、実店舗とECの連携強化によるオムニチャネル戦略が取り上げられます。オンラインで購入した顧客の多くが実店舗を訪れるシームレスな購買体験を提供し、顧客満足度を向上させた具体的な手法を解説。ECとリアルの融合による成功事例は、多くの業種にとって応用可能な学びが得られるでしょう。
「MiiS」によるD2Cビジネスの成長戦略
オーラル美容ブランド「MiiS」からは、D2Cモデルで急成長を遂げた背景についての講演があります。特にインフルエンサーを活用したプロモーションやEC設計の工夫が紹介され、顧客体験を重視したブランド構築の具体例が提示されます。自社ECの立ち上げや成長を検討する企業にとって、これからのマーケティング戦略やUX向上の参考となる講演です。
リアル懇親会で深まるネットワーク
各講演には、実際の事例を通じて、ECサイト運営における新しい戦略や施策を学ぶ機会が豊富に用意されています。それに加えて、東京(Amazon目黒本社)をはじめとして、福岡、大阪での懇親会が行われます。オンラインセミナーで学んだ知識を実践に繋げるため、同じ志を持つ参加者と交流を深めることができるというわけです。
実務に直結するネットワーク構築の場としても有意義な時間となるでしょう。EC事業者にとっては意味のある機会(詳細:ネットショップエキスポ by amazon pay)になりそうなので、応援の意味で、シェアしました。
今日はこの辺で。