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伝票発行や指定日に合わせた出荷作業を行うサービス開始

 ふるさと納税も新たなフェーズを迎えているのだな、と。先日、「 ふるさと納税 」の伸びについては記事にした通りだが、さとふるはその差別化要因に 物流 を掲げ、急ピッチで変革を進めている。

指定日に合わせた出荷作業を行う

昨年、契約倉庫から伝票発行や指定日に合わせた出荷作業を行うサービスを開始。2020年11月末時点で約3万個のお礼品を出荷しており、2021年3月31日から一部の商品で、時間指定ができるようになった。

これまでは、日付指定まではできていた。それが時間帯指定まで対応できるようになったという小さな変化。

だが、ただその裏側では、物流にまで深く関わろうとしていることがわかる。成果は出ていて、お礼品の配送に関して、今までの指定日配送サービスで、指定を受けない通常配送では再配達率が約21%。それに対して、指定日配送では約11%である。ここに時間帯指定を新たに導入する。

物流はふるさと納税でも重要視

些細なことであるが、今ネット通販で議論されている「物流」との連携で、付加価値を高める動きが、ふるさと納税にまで及んでいるというわけである。

当然ながら、さとふるのようなプラットフォーマーは、受注予測ができる。なので、然るべき商品を絞り込んで、注文が入る前から倉庫に在庫を保管しておく判断ができる。ゆえに、現時点では、すべてのお礼品に対応しているわけではない。だが、該当商品に関しては、さとふるが、受注が入り次第、希望の配送先・配送日時から逆算して出荷作業を実施することまで請け負うようになっているわけだ。

さらに、注目しているのは、恐らく彼らが扱うものが「ナマモノ」であるから、冷凍系の倉庫の拠点でまとまった数量を確保して、倉庫や配送で強みを発揮できるわけで、予測の域を脱しないが、通販のモールでもまだ徹底されていない冷凍などの分野で、通販系の企業に開放するなどして、その部分で、プラットフォーム化することも考えられ、事業としての幅が広がりそうに思うのである。

今日はこの辺で。