J.フロントリテイリング、2024年通期業績予想を上方修正 – 収益増加と配当引き上げへ
J.フロントリテイリング株式会社は、2024年9月24日に、2024年2月期通期の業績および配当予想の上方修正を発表しました。今回の修正は、2024年6月28日に発表された予想からの変更で、特に第2四半期(2024年3月1日~8月31日)の業績が好調であったことが背景にあります。
第2四半期の業績修正
第2四半期の売上高は前回予想から2.4%増加し、6104億円に達しました。国内主要事業である百貨店やショッピングセンター部門での好調な販売に加え、訪日外国人観光客の増加により免税販売も伸びたことが要因です。営業利益は、関西地域の心斎橋協同センタービルの株式取得による特別利益約85億円も加わり、前回予想比45.6%増の393億円となりました。
通期業績見通し
2024年通期(2024年3月1日~2025年2月28日)に関しても、売上高および利益が全て上方修正されました。売上高は1兆2500億円(前回予想: 1兆2150億円)、営業利益は520億円(前回予想: 415億円)に達する見込みです。これには、今後の投資や構造改革費用を考慮したリスク管理が織り込まれています。