JD.com(京東集団)が2020年第1四半期の決算を発表
中国の「京東集団( JD.com)」(以下 JD )が 2020年 第1四半期 の 決算 を発表した。「JD」は「アリババ 集団」に次ぐネット通販の第二位であり、出品者と顧客をダイレクトに繋ぐ、物流インフラに強みを持っている。
さて、2020年第1四半期の純収益は146.2十億人民元(1206億米ドル)で、2019年第1四半期から20.7%増加している。また、2020年第1四半期の商品販売における純収益は525億人民元 (74億米ドル)で、2019年第1四半期から38.2%増加している。
2020年第1四半期のその他サービスにおける純収益は 161億元 (23億米ドル)、2019年の第1四半期から29.6%増加した。 2020年第1四半期の営業利益は23億人民元 (3億米ドル)。2020年第1四半期の営業からのNon-GAAP 収益は33億人民元 (5億米ドル)。
中国ではいち早く、新型コロナウイルス感染症の影響が出ているので、その分、巣ごもり需要が年頭から拡大し、それが売上にプラスに働いている。
ここ一年の単位で、そのユーザーがどれだけ増えているかの指標を見ても、2020年3月31日までの年間アクティブユーザーのアカウント数は3億8740万件で、24.8%増加している通り、右肩上がり。
特に、モバイルデイリーアクティブユーザーが昨年と比較して46%の増加となっていて、モバイルシフトがネット通販への利用を促している格好だ。 彼らなりの取り組みの一つとして、新型コロナウイルス感染症の拡大で2月中は輸送が混乱し、その中でも特に影響の大きかった農業生産者を支援するための一連の措置をしたことを触れている。
具体的には、サプライチェーンとロジスティクスにおけるJDの強力な機能と、テーマ性のあるライブストリーミングイベントや高トラフィックの「ライトニングセールスチャネル」などのマーケティングリソースを活用したもので、農業の生産者、販売主とその広範な顧客ベースを結び付けるワンストップソリューションを提供。新型コロナウイルス感染症が広がる中において、かえって、彼らのテクノロジーとネットを生かした盤石なインフラの強さが際立った格好だ。