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オンライン接客や人気ブランドとのコラボで進化する伊勢丹のランドセル販売

伊勢丹新宿店は、毎年早い時期から「ランドセル」の販売をスタートしており、今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、オンライン接客(チャットやテレビ電話)を積極的に活用する新しい販売スタイルを導入しています。もともと準備が進んでいた取り組みが「新しい生活様式」にマッチし、家族や子どもたちと長く付き合うランドセルを中心に、新しい接客の形を提示している点に注目が集まっています

新しい販売スタイル:予約制とオンライン相談

(1)完全予約制での店頭販売

完全予約制

新宿店では、密を避けるために完全予約制を導入。事前予約をしたうえで来店するため、滞在時間を短縮できる工夫を施しています。

事前相談の推奨

店頭での接客時間を減らすために、来店前にチャットやテレビ電話で疑問点を解消するよう案内しています。

(2)チャット・テレビ電話を使ったオンライン相談

利用方法の流れ

チャットでのやり取り

  • • LINEを活用し、お客さまの都合のいいタイミングで質問を送れる。
  • • 営業時間内であれば、おおむね一両日中に担当スタッフが返信。

テレビ電話での接客

  • • ZOOMを使い、担当スタッフが約150点のラインナップから要望に合ったランドセルを紹介。
  • • 直接スタッフと話しながら疑問を解消できるため、安心感が高い。

3.今年のランドセルラインナップ

(1)三越伊勢丹パターンメイドランドセル

価格:牛革 80,300円、クラリーノ 69,300円~

特徴:本体や内装、縁巻きなどを組み合わせることで、800万通り以上のバリエーションが可能。6年間毎日使うランドセルだからこそ、好みに合わせてカスタマイズできる点が魅力です。

(2)三越伊勢丹オリジナル<Sebastian Masuda ART>コラボ

「Kawaii」ランドセル:各80,300円(全4色)

特徴:日本のKAWAII文化をリードする増田セバスチャン氏と三越伊勢丹がコラボ。外観はシンプルながら、内装はポップでカラフルなデザイン。時代の変化を反映した「Kawaii」要素が詰まっています。

4.テクノロジー×百貨店の新たな可能性

伊勢丹はこれまでもデザイン面やブランドコラボで先行してきましたが、今回はテクノロジーを活用したオンライン接客を導入し、お客さまに寄り添った形での「新しい買い物体験」を提案しています。

とりわけ家族や子どもと深いつながりを持つ「ランドセル」という商材で、その姿勢を明確に示している点が興味深いところです。6年間という長い期間使い続けるアイテムだからこそ、オンラインと店頭を組み合わせた丁寧なサポートで、「伊勢丹と出会えて良かった」と思えるような信頼関係を築くことが重要なポイントになっていると言えます。

5.おわりに

伊勢丹新宿店では、緊急事態宣言以降も他の百貨店に比べて活気があるとの声が聞かれます。これまで培ってきたデザイン力やブランディングに加え、「新しい生活様式」に即したオンライン接客を取り入れたことで、より多くの家族に支持されているのでしょう。

ランドセル販売は、あくまで家族や子どもの生活に寄り添う取り組みの一つに過ぎません。しかし、この「長い付き合い」を見据えたサービスこそが、お客さまと百貨店の信頼関係を深めるきっかけになると考えられます。今後も、伊勢丹がテクノロジーと百貨店ならではのホスピタリティを融合させながらどのように新しい買い物体験を広げていくのか、注目したいところです。

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