エトワール海渡アプリ 仕入れ をスキャンで
1.エトワール海渡から「仕入れスキャンアプリ」登場
2020年10月1日、会員制総合卸商社のエトワール海渡は、小売店向けの新たな「仕入れスキャンアプリ」をリリースしました。
品揃えは小売店にとって命綱とも言える重要な要素です。その品揃えを“より直感的に、より効率的に”実現するため、エトワール海渡はデジタル技術を活用する新しいアプリを提案しました。ここには、問屋側からのデジタルシフトを加速させ、店舗の仕入れスタイルを大きく変えていく狙いがあるのです。
2.エトワール海渡とは
エトワール海渡は、衣・食・住に関わる約70万アイテム(SKU)を取り扱う会員制の総合卸商社です。会員小売店がさまざまな形で仕入れられるよう、以下のような複数の仕入れスタイルを用意してきました。
- 1. リアル卸店舗
- • 実店舗で商品を直接手に取り、確認した上で注文できる。
- 2. ETONET
- • 24時間いつでも利用可能なオンライン仕入れサイト。
- 3. TEL・FAX・カタログ注文
- • 店舗にいながらでも注文できる、アナログ手段。
これら多様な方法により、小売店が自分たちの事情やスタイルに合わせて仕入れを行える体制を整えています。
3.アプリを導入する意義とは
エトワール海渡がリリースするアプリは、スマートフォンやタブレットを活用してバーコードをスキャンし、瞬時に在庫や取り扱い状況を確認できる仕組みです。アプリで得られる主なメリットは以下のとおりです。
- • 直感的に注文可能
- バーコードをスキャンするだけで、そのまま注文まで完結できる。
- • 負担や手間の軽減
- 従来のように品名や品番を1つ1つ入力する必要がなく、時短や入力ミスの防止になる。
- • 商品の運搬負担軽減
- 仕入れ店で一度大量のサンプルを確認して運ぶといった手間が省ける(必要に応じてサンプルを取り寄せることは可能)。
これらの要素から、店舗スタッフが持つ「こういう商品を仕入れたい」という思いを、よりスピーディーにかたちにすることを目指しています。
4.仕入れスタイルが店舗の未来を決める
小売店にとって、仕入れスタイルは経営を左右する大きな要素です。
- • お客様のニーズに的確に応えるには、迅速かつタイムリーに商品を補充しなければならない。
- • そのためには、必要な商品をスピーディーに探せる仕入れルートや仕組みが欠かせない。
今回のアプリが登場することで、問屋側のデジタルシフトはさらに加速し、小売店の品揃えもよりシームレスに行えるようになります。“直感的で時代性を備えた商品選び”が可能になることで、お客様の満足度も高まるでしょう。
5.デジタル化がもたらすもの
デジタル化によってオペレーションは効率化できますが、それだけでは不十分です。結局のところ、どんな視点やコンセプトで商品を仕入れ、どうお客様に提案していくかが重要になります。言い換えれば、デジタル化が進むほど、現場の担当者の“人としてのセンス”や“企画力”がより一層問われることになるでしょう。
まとめ
エトワール海渡がリリースした「仕入れスキャンアプリ」は、小売店の仕入れスタイルを大きく変えていく可能性を秘めています。
- • バーコードスキャンで瞬時に注文
- • 品名・品番入力の手間を省略
- • デジタルシフトの流れを加速
これにより、小売店はより直感的に、自店にマッチした商品をタイムリーに確保し、顧客満足度の高い品揃えを実現しやすくなるのです。デジタル化が加速する今こそ、仕入れ担当者の“人間的なセンス”も進化し、「何を仕入れて、どうお客様に届けるか」を再考するチャンスともいえるのではないでしょうか。