“非効率”が生む熱狂と動画が変える購買体験――あんときマーケットとFireworkに見る新時代のマーケティング
非効率がもたらす熱狂「あんときマーケット」と動画で変わる購買体験【FMドラマシティ「connect」】
77.6FM「FMドラマシティ」で毎週木曜AM11時に生放送される番組「connect」。エーデルワイスファーム 野崎 創さんの司会のもと、いま注目のビジネスや社会のテーマを多角的に取り上げる人気番組です。僕は“アナザーエディション”というコーナーで隔週出演し、取材で得た最新の知見をリスナーの皆さんへお届けしています。
今回紹介するのは、“熱狂”を求めてあえて非効率を武器にする「あんときマーケット」と、動画配信の進化で新たな購買体験を提供するFireworkの事例。効率化が叫ばれる一方で、手間やリアルタイムの対応が生み出す価値が見え始めています。
1. あえて“手間”をかけて熱狂を生む—あんときマーケットの実験
渋谷ヒカリエで開催される「あんときマーケット」は、ファナティック社長・野田大輔さんが仕掛ける新たなショッピング体験の場。
- • 「無駄」こそが武器: ネットで何でも買える時代に、限定フライヤーを持参しないと参加できないなど、わざわざ足を運ぶ価値を作り出す
- • 80s・90sストリートファッションのレジェンド出品: フリマスタイルに“特別感”を加え、熱狂的ファン同士の共感が生まれる
- • リアルだけが可能なコミュニティ形成: “手間”があるからこそ、そこで得られる盛り上がりや絆が大きい
ネット通販全盛の現在だからこそ、“簡単に手に入らない”体験がむしろ商品価値を高め、熱狂を生むポイントになっているわけです。
2. 動画プラットフォームFireworkが拓く新しい購買シーン
もう一つの注目例は、Fireworkによる動画コンテンツのリアルタイム分析機能。
- • 配信中データを即反映: 視聴者の反応によって話題を深掘りするなど、動画内容を柔軟に切り替え
- • 花王の事例: デジタル上で百貨店の接客を再現し、顧客との直接コミュニケーションを活かして購買促進
- • テレビとは異なる“ターゲット別”展開: SNSと近い感覚で動画を見てもらい、個々のユーザーに適した商品訴求を可能に
ECと動画配信が組み合わされることで、従来の“見るだけ”を超えたインタラクティブな購買体験が生まれ、視聴者のニーズにあわせた柔軟な売り方が実現されています。
3. 非効率の“あんときマーケット”×リアルタイム動画配信が示唆する未来
あえて非効率を取り入れるイベントと、効率的な動画分析を駆使したECが同時に台頭するのは、一見矛盾のようですが、“顧客体験を高める”という点では共通しています。
- • 手間があるからこそ得られる価値: あんときマーケットのように、わざわざ行くからこそ盛り上がるコミュニティや特別感
- • デジタルが補うリアルタイムの情報: Fireworkの動画分析や花王の接客を見れば、インタラクションが即売上やブランドイメージに結びつく
- • 顧客中心の経済圏拡大: イベントや動画が人々を引きつけ、そこで生まれる体験や交流こそがブランドを支え、長期的に盛り上がる土台を作る
これからの企業は、デジタルとアナログそれぞれの強みを掛け合わせることで、より強固な顧客コミュニティを形成し、競争力を高めていく可能性があります。
- 【FMドラマシティ「connect」番組情報】
- • 放送局: 77.6FM「FMドラマシティ」
- • 番組名: connect
- • 司会: エーデルワイスファーム 野崎 創さん
- • 放送時間: 毎週木曜AM11:00~生放送
- PCやスマホで全国どこからでも気軽に聴取可能。
- • スマホアプリ: 「リスラジ」 → 「選局」 → 「776FM FMドラマシティ wonder storage」
- • ウェブサイト: listenradio.jp → 「全国のラジオ局→北海道→radio TXT fm dramacity」
- • (PCの場合Flashプレイヤーが必要)
「メディアは身近になった今だからこそ、継続して情報を発信することが大切」と野崎さんは語り、僕は“アナザーエディション”コーナーで隔週出演しています。
【まとめ】
- • あんときマーケットの“非効率”アピール: ネット全盛でも特別なイベントに手間をかけることで生まれる熱狂とコミュニティ
- • Fireworkのリアルタイム動画分析: 配信中にデータを即反映し、視聴者ニーズに合わせたコンテンツ変更が可能となり、ECの新しい購買体験を創出
- • アナログ×デジタルの相乗効果: 手間や熱狂と、動画配信やAI分析といった先端技術が組み合わさって顧客満足度を高め、ビジネスチャンスが拡大
デジタル化が進むほど、逆に“非効率や手間”が持つ魅力が際立ち、またその体験をさらに盛り上げるためのテクノロジーが登場している時代。企業は両面を賢く使い分け、熱狂的なファンや新たな購買層を掴むヒントを見出す必要があります。そんな取り組みを「connect」でも引き続き追いかけていきます。ぜひご期待ください。