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コロナ禍でも消えぬ“物欲”とEC化の限界――リアル共存時代に生き残る通販の付加価値とは?

【出演】776FMラジオ 野崎創氏MC「connect」 隔週木曜コーナー「アナザーエディション」

コロナ禍でも続く消費意欲と“EC化率8%”の限界――通販が生き残るための付加価値【FMドラマシティ「connect」】

77.6FM「FMドラマシティ」で毎週木曜AM11時から生放送されている番組「connect」。エーデルワイスファームの野崎創さんが司会を務め、今話題のテーマに深く切り込むラジオ番組です。僕は「アナザーエディション」というコーナーで隔週出演し、ビジネスやマーケティングの最新トレンドをご紹介。

今回のテーマは、経済産業省の調査によって明らかになったコロナ禍でのEC市場21%増加と、しかしなお“EC化率8%”という現実。その限界と、通販ならではの付加価値をどう生かすかを探ります。

1. コロナ禍でも衰えぬ物欲――ECは21%増も、化率は8%にとどまる

経済産業省が発表した「電子商取引に関する市場調査」によれば、コロナ禍で外出自粛が続く中でも消費者の物欲は落ちず、家電や食品などのEC利用が伸長。

  • 物販系EC市場が12兆円規模に: 21%の増加を見せる一方で、EC化率は8%とまだ低い
  • 大和総研の予測: 「5〜6年後に物販系ネット通販はピークを迎える」――今後急激な伸びは期待しにくい
  • “リアル店舗不要”にはならず: オンライン化の勢いはあるが、全分野が一気にEC化するのは難しいのが現状

コロナ禍でEC需要は高まったものの、全体としてのEC化率が低く止まっている点が見逃せません。

2. リアルと共存するEC――付加価値型通販の重要性

ネット通販が頭打ちとなりつつある中で、ECとリアル店舗の“共存”や、“ネットならでは”の付加価値が再注目されています。

  • 東京・中目黒の冷蔵倉庫事例: こだわりの生鮮食品を通販で販売し、都会の消費者に高単価で提供
  • “新鮮でおいしい”を保証: リアルでは得られない生産者のストーリーや商品価値をオンラインで丁寧に伝える
  • 信頼される通販ブランド: 単に安い・早いだけではなく、品質や希少性で勝負し、高価格帯でも納得してもらえる

こうした付加価値を打ち出すことで、リアルでは難しいターゲット層の獲得や地方生産物のアピールが可能になります。

3. 今後のECはどう伸びる?――自社の強みを再定義

ECの“伸びしろ”が限られ始めているからこそ、企業は自社にしかできない強みをネットでどう活かすかを考える必要があります。

  • ストーリーや背景の発信: リアル店舗よりもオンラインのほうが詳細情報を伝えやすい
  • コミュニティ醸成: オンラインイベントやSNSを活用し、ファンとの距離を縮める
  • ハイブリッドモデル: 店舗で試して通販でリピート購入、イベント時にリアルとオンラインを連携――二刀流のアプローチ

コロナ禍を機に一度に伸びたEC需要を、今後も持続的に伸ばすためには、単なる“場所の代替”以上の価値を提供することが求められます。

  • 【FMドラマシティ「connect」番組情報】
  • 放送局: 77.6FM「FMドラマシティ」
  • 番組名: connect
  • 司会: エーデルワイスファーム 野崎 創さん
  • 放送時間: 毎週木曜AM11:00~生放送
  • 全国どこでもPCやスマホで聴取可能。
  • スマホアプリ: 「リスラジ」 → 「選局」 → 「776FM FMドラマシティ wonder storage」
  • ウェブサイト: http://listenradio.jp → 「全国のラジオ局→北海道→radio TXT fm dramacity」
  • (PCの場合、Flashプレイヤーが必要です)

野崎さんの「メディアは身近だからこそ、継続して中身ある発信をすることが大事」という考えのもと、僕は隔週で出演する「アナザーエディション」で最新ビジネス動向を紹介しています。

【まとめ】

  • EC化率8%という現実: コロナ禍でも伸びたとはいえ、全体的に見るとEC化は限定的。今後急激な上昇は期待しにくい
  • ネットが得意とする付加価値: リアル店舗と棲み分けしながら、こだわりやストーリーをオンラインで深く伝える手法が有効
  • リアルと共存する持続可能な形: ECと店舗のハイブリッドモデルで顧客体験を補完し合い、自社の強みを最大化させる

“コロナ禍でも消費意欲は変わらない”という指摘がある一方で、ECだけに頼る時代でもないとわかってきました。いかにネットとリアルを上手に組み合わせ、独自の付加価値を提供できるかが、これからの企業戦略でカギとなっていくでしょう。僕も「connect」でさらにこの動向を追いかけていきますので、ご期待ください。

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