Shopifyが拓く“商いの自由”と世界小売ランキングの変動――デジタル化がもたらす新たなチャンス
Shopifyの新機能が示す“商いの自由化”と世界小売ランキングで揺れるAmazon【FMドラマシティ「connect」】
77.6FM「FMドラマシティ」の番組「connect」では、エーデルワイスファーム 野崎 創さんが司会を務め、毎週木曜AM11時から話題のテーマに鋭く迫ります。僕は「アナザーエディション」というコーナーで隔週出演し、ビジネスやテクノロジーの最新動向をお伝え中。
今回のトピックは、Shopifyが発表したノーコード/ローコード機能を中心としたECサイト構築の自由度拡大、そしてデロイト・トーマスが発表した世界小売ランキングでAmazonがコストコを抜いて第2位に浮上したニュース。デジタル技術がもたらす商業の自由化と、グローバル大手の動きを掘り下げます。
1. Shopify新機能で“商いの自由度”が大幅アップ
Shopifyは、プログラミング知識なしでサイトを構築できる「ノーコード」から、やや専門的な「ローコード」、完全にカスタム可能な「カスタムコード」まで、多彩な開発手法をサポート。
- • ライブ配信中に販売が可能: ECサイトと動画配信をスムーズに連携させ、リアルタイムでの商品説明&購入が実現
- • アプリ開発者向け手数料免除(1億円まで): 小規模・個人開発者が活躍しやすい環境を整備し、“商いの自由”を促進
- • Shopifyの成長フェーズ: 自社プラットフォームを開放し、より多くの企業・開発者と共創することで新たな価値を生み出す
このように、ECのハードルが下がることで、多種多様な業種・規模の事業者が参入しやすい土壌が整いつつあります。
2. 世界小売ランキングでAmazonが第2位へ
デロイト・トーマスが発表した最新の「世界小売ランキング」で、Amazonがコストコを抜いて2位に浮上。
- • 生鮮食品への注力: プライム会員向けに生鮮食品の配送体制を強化し、リピーターを獲得
- • 日本展開の加速: 海外での成功モデルを日本でも展開する可能性が高く、食品市場への本格参入が注目される
- • 1位はウォルマート: デジタル化を推し進め、顧客のオンライン移行に成功。依然として強固な地位を維持
このランキングからは、デジタルシフトとリアル店舗の融合が小売業における勝ちパターンとなっていることが浮き彫りです。
3. デジタル戦略成功のカギは“企業の付加価値”
ShopifyやAmazonなど、巨大プラットフォームを使いこなすだけでなく、企業自身がどのような付加価値を提供できるかが重要。
- • 自社の強みを明確に: 既存商品やサービスにどんな独自性があるのかを再定義
- • デジタル×ブランド力: オンラインでの利便性とオフラインでの体験を組み合わせ、顧客と深い関係を築く
- • 自由度を活かす工夫: ノーコードやライブ配信などの仕組みを有効に使い、競争力を高める
単にデジタル技術を導入するだけでなく、企業が“どんな価値を提供するか”をしっかり持った上で取り組まなければ、成果につながらない時代です。
- 【FMドラマシティ「connect」番組情報】
- • 放送局: 77.6FM「FMドラマシティ」
- • 番組名: connect
- • 司会: エーデルワイスファーム 野崎 創さん
- • 放送時間: 毎週木曜AM11:00~生放送
- 北海道を中心に放送中ですが、全国どこからでもPCやスマホで聴けます。
- • スマホアプリ: 「リスラジ」から「選局」 → 「776FM FMドラマシティ wonder storage」
- • ウェブサイト: http://listenradio.jp → 「全国のラジオ局 → 北海道 → radio TXT fm dramacity」
- • (PCの場合、Flashプレイヤーが必要です)
番組司会の野崎さんが「メディアは身近になったからこそ、継続して中身ある発信が大事」と述べる通り、僕は隔週で出演する「アナザーエディション」で、こうした最新動向をお届けしています。
【まとめ】
- • Shopifyが切り拓くECの自由: ノーコード/ローコードで誰でもサイト構築が可能になり、アプリ開発者向けの手数料免除で多彩な商いを後押し
- • 世界小売ランキングの変化: Amazonが第2位に浮上し、生鮮食品部門での躍進が収益基盤を強化。1位ウォルマートのデジタル推進も見逃せない
- • 企業の付加価値がカギ: デジタル化の波に乗るだけでなく、自社の強みやブランド力を最大限活かす戦略が重要
小売やECの世界はますますデジタル化とグローバル化が進む中で、企業は自社の独自性をきちんと打ち出し、新たなツールを活かして顧客を掴むことが成功への道となるでしょう。僕も「connect」を通じて、こうしたトレンドを見続けていきますので、ぜひご期待ください。