オンライン診療と運用型広告が変える産業構造――Jフロンティアと楽天の最新取り組み
オンライン診療&配送、そしてメーカー直広告――ECの知見が広がる新ビジネス【FMドラマシティ「connect」】
毎週木曜AM11時に生放送される77.6FM「FMドラマシティ」の番組「connect」。エーデルワイスファーム・野崎創さんを司会に、いま注目のテーマやビジネスニュースを多角的に取り上げています。僕は隔週で「アナザーエディション」コーナーに出演し、取材や情報をもとに面白い事例を紹介中。
今回の話題は、医療分野への配送サービス導入で革新を起こすJフロンティアと、メーカー直データ収集を狙う楽天の新たな広告プロダクト。どちらもネット通販の知見が応用され、業界を変革しつつあります。
1. オンライン診療の課題とJフロンティアの革新的サービス
オンライン診療の推進は叫ばれているものの、実際にはまだ普及が進んでいないのが現状。その理由として、クリニックの約48%が赤字経営であり、オンライン診療に必要な手数料と集客面でのハードルが高いことが挙げられます。
• Jフロンティアの取り組み: 服薬指導をオンラインで提供し、最短30分で処方薬を配送するサービスをスタート
• マネタイズ手法: 配送で収益を確保しつつ、医療と通販のノウハウを組み合わせて患者とクリニック双方をサポート
• 業界課題の解決: 患者にとってはスピーディーな治療アクセスが可能になり、クリニックにとっては新たな顧客獲得の機会を広げる
このように、ネット通販で培われた配送やデータ管理の仕組みが、医療現場にも大きな変化をもたらそうとしています。
2. 楽天の新広告プロダクト「メーカー直データ収集」の狙い
楽天は「楽天市場」での商品検索結果に、運用型広告を配信する新プロダクトを展開。これにより、たとえば「P&G」が自社ブランド(レノアなど)の広告を直接出稿でき、関連するワード検索で自社商品が目立つ形で表示される仕組みを作りました。
• メーカー主体の広告運用: データを自ら収集し、顧客のニーズをダイレクトに把握可能
• 出店店舗間の競争激化: 同じ型番を扱う店舗同士で広告枠を奪い合う構図が生まれ、価格競争だけでは勝てなくなる
• 新時代の広告手法: オンライン上での「場所取り」が変化し、メーカーと小売店の関係性も再定義される
これはEC領域で培われた“運用型広告”のノウハウが、メーカー側のマーチャンダイジングに直接活かされる好例と言えます。
3. ECノウハウが医療と広告市場を変革
Jフロンティアのオンライン診療配送サービスと楽天のメーカー直広告。どちらもネット通販の知見が応用され、既存業界の課題を解決しながら、新しいビジネスチャンスを生み出しています。
• 医療分野: 配送やオンライン上でのサービス提供が、患者の利便性を高め、クリニック経営を支援
• 広告・マーケティング: データを活用し、メーカーと消費者をより近い距離で結ぶ広告モデルにシフト
• 共通点: オンライン上の顧客行動を可視化し、リアルとの連動を強化することで価値を生む
今後はこうしたEC発のノウハウが、さらに多様な業界へ広がる可能性が高いです。
- 【FMドラマシティ「connect」番組情報】
- • 放送局: 77.6FM「FMドラマシティ」
- • 番組名: connect
- • 司会: エーデルワイスファーム 野崎 創さん
- • 放送時間: 毎週木曜AM11:00~生放送
- 北海道発の番組ですが、全国どこからでもPCやスマホで聴けます。
- • スマホアプリ: 「リスラジ」 → 「選局」 → 「776FM FMドラマシティ wonder storage」
- • ウェブサイト: http://listenradio.jp → 「全国のラジオ局 → 北海道 → radio TXT fm dramacity」
- • (PCの場合、Flashプレイヤーが必要です)
野崎さんの「メディアは身近なものになったからこそ、発信する人が問われる」という考えに僕も共感し、「アナザーエディション」コーナーで最新のビジネストピックをお届けしています。
【まとめ】
• オンライン診療の普及課題: クリニックの赤字経営や手数料・集客面での障壁があった
• Jフロンティアの革新的モデル: 服薬指導と処方薬の30分配送を実現し、医療×ECの強みを活用
• 楽天の運用型広告: メーカーが直接広告を出し、データを収集することで出店店舗との競争が新局面へ
• EC知見の広がり: 医療や広告市場にECのノウハウが波及し、業界課題を解決しながら新たな価値を創出
ネット通販発の技術とノウハウが、医療・広告といった異なる分野を革新していく流れは今後も続くでしょう。僕もラジオ出演や取材を通じて、この動きを引き続き追いかけていきます。ぜひ次回の放送もお楽しみに。