キャラクターの“想い”が未来を変える──広がる可能性に光を当てる「キャラ談」
キャラクターを愛する気持ちから生まれたのが、145(145マガジン編集長)の僕とマインドワークス・エンタテインメント代表取締役の近藤健祐さんと立ち上げた企画「キャラ談」です。もともとキャラクター業界紙の編集者として業界を見続けてきた中で、ヒットキャラだけでは語りきれない魅力に光を当てたいと思ったのがきっかけでした。
一緒にスタートしたクラブハウスでのトークでは、クリエイターがどんな想いでキャラクターを生み出すのか、ファンがどんなふうにキャラクターを育て、支えているのか――その「裏側」にこそ本質的な価値があることを、あらためて実感しました。
「キャラクターを“素材”として見るのではなく、その背景にあるストーリーや想いを深掘りすれば、誰かの気づきや新しいインスピレーションにつながるはず」。そんな思いから、3月30日(火)の夜にクラブハウスで第一回目のトークを開催。想像以上に反響が大きく、あらためて“キャラクターの無限の可能性”を確信する場となりました。
(追記)
大きな話題を呼んだ2つのエピソード
その後、50回を数えるほどまで、続いているこのキャラ談。そのトークでとりわけ注目を集めた回をご紹介します。キャラクターを取り巻く新たな領域や、ファンとの関係性の深まりを感じさせてくれました。
1. 「スケータージョン」作者・しばちゃんが語るNFTの可能性
イラストレーターとして活動していたしばちゃんが、新たな挑戦として自身のキャラクター「スケータージョン」をNFTの世界に展開。大量のイラストを描き続けるだけでは限界を感じる中で、「ファンがキャラクターを所有することで、その価値をいっしょに育てていける」というNFT特有の仕組みに着目しました。
所有者同士がコミュニティを作り、キャラクターの価値を高めながらクリエイターもファンもともに歩むビジネスモデルを構築。「スケータージョンはみんなのためにいるキャラクター」という言葉からは、NFTをただの投機対象ではなく、“ブランドをファンといっしょに育む道具”と捉えるしばちゃんの熱い想いが伝わってきます。
参考:“キャラクター×NFT”で自分の道を切り拓く──「スケータージョン」作者・しばちゃんの飛躍の理由
2. 「もしも私が帰れなくなったら…?」猫と人をつなぐ物語と“ねこヘルプ手帳”
SNS漫画『もし猫』を手がけるオキエイコさんは、「ある日突然、飼い主が家に帰れなくなったらどうなるのか?」という問いから、愛猫の未来を考える“ねこヘルプ手帳”を作り、さらにその想いを漫画として物語に仕立てました。
飼い主のりんちゃんと猫たちの心温まるやり取りは、多くの読者に「猫もまた飼い主を想っているんだ」という気づきを与え、深い共感を呼んでいます。読後に温かい気持ちになる一方、「飼い主に何かあったらどうなるのか」というシビアなテーマに向き合うきっかけにもなり、書籍化やグッズ化への期待が高まっている作品です。
参考:「もしも私が帰れなくなったら…?」猫と人をつなぐ“もしも猫”物語と、ねこヘルプ手帳が生まれるまで
「キャラ談」の目指すもの
「キャラ談」では、こうした“まだあまり知られていないキャラクターの背景”や“生みの親の熱意”を余すところなく掘り下げていきます。そこには、単にヒットしたからといって語れるような浅いストーリーではなく、クリエイターの苦悩や挑戦、そしてファンの応援が積み重なって生まれる温かさがあります。
キャラクターを好きになることで、新しい視点や発見、そして誰かへのリスペクトが自然と芽生えていく。そんな体験をもっと多くの人に味わってほしいというのが、「キャラ談」の願いです。
これからの展望
有名キャラクターに限らず、未来へ向けて奮闘する創作者や、キャラクターに想いを込めるファンの声を拾い上げていくことが、「キャラ談」の使命だと考えています。「こういう道があるんだ」「みんなで盛り上げていくのって面白い!」――そんな気づきや共感を積み上げながら、キャラクターが持つ無限の可能性を広げていきたいのです。
これからも「キャラ談」は続きます。ハートフルなキャラクターの世界に遊びにきてくださると、知らなかった物語や思わぬ感動に出会えるはず。一緒に新しい発見をしながら、キャラクターとクリエイターにたっぷりのリスペクトを届けていきましょう。