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fashion is entertainment!Rakuten Fashion Week Tokyo で見せたby R の夢

 

新しいクリエーションによるファッションの祭典「Rakuten Fashion Week Tokyo 2025 S/S」が、2024年9月2日から9月7日まで、開催される。今年、同イベントで発表するブランドの数は、合計33。フィジカルが26で、デジタルは7であり、コロナ禍以降、デジタルの存在感も出てきた。初参加は6ブランドで、新たな風も吹いている。

日本と世界を繋ぐ

 日本および東京と世界を繋ぐ。この日、記者会見で登壇した楽天グループ 松村亮さんは、そう語った。元々、Fashion Week Tokyoは存在していたが、楽天グループはその冠スポンサーとなることで、その相乗効果を狙った。

 革新的でファッショナブルなプロジェクトを「by R」と名付けて、ファッション業界と連携するとともに、ファッションでも、エンパワーメントをもたらすと意気込んで見せたわけである。

 さて、先ほどの松村さんの言葉に戻れば、コロナ禍に見舞われ、それを形にするのは、難しい部分もあったことを思わせる。ただ、状況は変わって、年々、世界との橋渡しとの意味合いは増している。

sulvamとのコラボをワールドワイドに!

 元々、彼らがやりたいと願っていたものの中には、例えば、普段パリでやっているブランドたちに凱旋してもらい、東京でそこから、活動の幅を広げる。そんなことがある。コロナ禍の影響も限定的となり、今こそ、当初果たしたかったことができるタイミングがやってきたというわけだ。

 まさにそれを地でいくのが、「sulvam(サルバム)」とのコラボレーション。

 元々、ヨウジヤマモトさんのもとで修行を積んだパタンナー藤田哲平さんが2013年に立ち上げたブランド。正真正銘、日本のブランドが世界を羽ばたいた格好で、こういう企業とコラボしてこそ、楽天の想いは形になる。

 こういう、楽天単体ではできないような取り組みも、「Rakuten Fashion Week Tokyo 2025 S/S」の中では、クリエイティブに感度高く、取り組める。

輝くブランドの世界と才能の卵

 「sulvam」においては、そのランウェイショーを楽天が支援し、藤田哲平さんの出身校である文化服装学院と連携を果たことで、若い力に光を充てる。具体的には、学生にコレクションの制作に携わってもらい、企画運営にも一緒に入ってもらう予定だ。

 また、期間中、パリ旗艦店がオープンすることから、それを記念したパーティの支援なども併せて行う。

 かくして楽天は、従来の楽天市場に見られるイメージに加えて、ファッションの印象を抱かせるようにしていくとともに、楽天グループのアセットも活用。それらのランウェイショーを「 Rakuten Fashion」 のPC、スマホのサイト上で一般向けに、無料で配信していくわけだ。関心を惹きつけた暁には、藤田さんのショーへの想いを語ったインタビューなどを、同サイトで公開し、クリエイティブな価値の深掘りをしていく。

Rakuten Fashion Weekは今まで以上に上質に

「Rakuten Fashion Week Tokyo 2025 S/S」そのもので見れば、これまで積み重ねてきた歴史があり、楽天の取り組み以外でも数多くのメニューが存在している。だからこそ、楽天にとっては意味があるわけである。

 例えば、「東京ファッションアワード」もその一つだ。「Fashion Week Tokyo」でずっと取り組まれ続けてきたこの授賞式は、今年も、新たに8ブランドを選出する。今年は、10周年のアニバーサリーイヤーということで、過去の10年で受賞した60ブランドを一堂に会して、パーティーをする。

 それ以外にも、「TOKYO AI Fashion Week 2025 s/s」を開催。コンテスト、エキシビジョン、生成AIとファッションの掛け合わせによるセミナーの実施を行う。コンテストへの応募には、学生も多く見られるとか。

 今年からの新基軸として、別で開催されていた「あんとき」マーケットを同イベントに関連して行う。1990年代〜2000年代念頭のストリートブランド全盛期を、「あんとき」のストリートと定義して、振り返るメディア「ミミック」がそれに関連してフリマをおこなうというものだ。

ファッションが世の中を素敵に彩る

 つまり、ファッションという軸を通していろんな価値を吸引して、人に活力を与え、チャンスを得て、羽ばたく空間なのである。だからこそ、新たにファッションのイメージを定着させたい楽天グループも、冠スポンサーとして、それらの環境の中で革新的取り組みをして、新たな可能性をもたらす。

 日本から、海外に、また、海外の人たちが、日本のファッションの価値を感じてもらえるきっかけとなり、まさにファッションのエンパワーメントが果たされることを切に祈る。

 今日はこの辺で。

 

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