新作アニメで広がるほっこり世界――『大家さんと僕』第11~15話、見どころ満載!
吉本興業の芸人・カラテカ矢部太郎さんによる人気漫画『大家さんと僕』。舞台は東京・新宿区はずれの一軒家で、一階に暮らすおばあちゃんの大家さんと、二階に住む「僕」のほのぼのとした日常が描かれます。第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞し、シリーズ累計120万部を突破する大ヒット作。そんな本作のアニメ第11~15話が、NHK総合で3月24日(夜11時45分)から5話連続で放送されることになりました。
アニメオリジナルエピソード「花火」に注目
今回は、原作にはないエピソードが追加されるのも大きな話題。特に第14話「花火」は、矢部さん自身も「僕が一番興奮しています!」と喜ぶ完全オリジナルストーリーです。「僕」と大家さんが一緒に花火を見る様子が描かれるということで、原作ファンも新鮮な気持ちで楽しめる内容になっています。
人気キャラ“のちゃーん”が本人役で登場
さらに、第13話には原作漫画でも人気の後輩芸人“のちゃーん”が本人役で出演。自ら声を担当しているため、賑やかで個性的なキャラクターが一層際立ちます。矢部さん曰く「僕よりも大家さんの次に人気のキャラ!」というほど注目度が高いだけに、アニメでどのように活躍するのか期待が高まります。

エピソード「遺品の整理」が映し出す“やさしさ”
第11話のタイトルは「遺品の整理」。ポラロイドカメラで大家さんの品々を撮影し、その写真に何かを書き添える場面が登場します。一見コミカルなやりとりの裏に、“大切な人を想うやさしさ”がさりげなく表現されているのも、この作品ならではの魅力です。
シーズン1から続くあたたかいメッセージ
昨年3月に放送されたシーズン1のとき、矢部さんは「先の見えない不安な夜に、たくさんの方とこのアニメを観て感想をいただき、僕自身救われました」と振り返ります。今回も「おやすみ前のひとときに、大切な誰かを思い出してもらえたら」と、ほっこりするメッセージを届けてくれました。
矢野顕子さんの主題歌が描く世界観
主題歌は、第1~10話に引き続き矢野顕子さんが担当。作品のために書き下ろした「大家さんと僕」は、ピアノの温もりとゆったりした時間の流れが印象的で、物語の温かさをやさしく包み込んでくれます。
何気ない日常に宿るやさしさを
人生の隣にある、何気ない人とのつながり。おばあちゃんの大家さんと矢部さん演じる「僕」のふだんの暮らしを通じて、その尊さや心地よさがしみじみと伝わってきます。大変な時期が続くなかでも、家族や大切な人と一緒に観て、心がほどけるような時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
3月24日夜、NHK総合で5話連続放送される『大家さんと僕』第11~15話。原作ファンも初めての方も、オリジナルストーリーとともに温かな世界をぜひ堪能してみてください。