Amazon Pay スペースマーケット 導入 楽に場所をレンタル
「 スペースマーケット 」が自らのサービスに「 Amazon Pay 」を導入したことを発表した。「スペースマーケット」とは、急な打ち合わせなどで、急遽、会議室などが必要になった際に、場所が借りられるものである。「スペースが欲しい」という人と「スペースを貸し出したい」人とを結びつけているわけだけど、要はここのサイトの決済に「Amazon Pay」が導入されたというわけだ。
スペースマーケット Amazon Pay 導入で、決済での障壁を下げる
「スペースマーケット」が掲載スペースは現在1万2000件以上で、スペースは、上記に記載した、会議やテレワークなどのビジネス利用から、誕生日会やホームパーティー、ボードゲーム、撮影などの個人利用まで幅広い用途に利用されているそうで、そう考えると、使う人の幅は広い。
一方、「Amazon Pay」は、Amazonアカウントに登録された住所情報とクレジットカード情報を使って、商品やサービスの支払いができるID決済サービス。今回の導入により、スペースを借りる人が、自分のAmazonアカウントに決済情報の登録をしていれば、手軽に借りれるようになるというわけだ。
要は、「スペースマーケット」でスペース利用料等の支払いを行う際、Amazon Payを選択するだけで決済ができるわけで、クレジットカード情報を入力する必要がないので便利な上、セキュリティの部分でも安心である。
「スペースマーケット」もこの価値を感じていて、これを伸ばす契機にしたいとしており、その証拠に、キャンペーンを始めた。期間中、同サイトでスペースの予約をする時にAmazon Payで決済をした顧客は抽選で100名様に5,000円分のAmazonギフト券をプレゼント。かつ、サイト上ではじめてAmazon Payを使った人は全員に「Amazonポイント300ポイント」を付与するなどして、一体となって盛り上げる姿勢を見せている。
利用者の目線でいえば、たまにの利用のために、わざわざ、スペースマーケットへの登録は避けたい。でもスペースマーケットとしては気軽に使える、身近さをアピールしたい。だからこそ、日常のサービスにおいて利用される、Amazon Payの真骨頂であるわけだ。
Amazon は他での利用頻度が上がるほど、小売の売上にも繋がる
思うに、Amazonはこういう動きを通して、「Amazon Pay」を様々なサービスに浸透させて、頻繁に利用機会を作ることで、そのID情報がアクティブなもので、更新性の高いものにしたいはずだ。
かつ、今では、Amazonは高い信頼度が背景にあれば、「スペースマーケット」の利用を促すメリットも生み出せる。「PAY」の多くは経済圏というものにはこだわっているけど、Amazonの場合でいうと、若干、それとは異なる。シンプルに一つの結果を追い、圧倒的一位を目指す、企業体質にもあって、わざわざ経済圏を構築せずとも、小売に極力集中して一位を目指していれば、こういう別の付加価値を生めると考えていて、これがまた小売での付加価値になる。
今日はこの辺で。