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渋谷で「バーチャルマーケット2024 Summer」を“リアル”を堪能

 

デジタルと融合したリアルこそ、真のリアルなのでは。そんな気持ちに。現在、開催中の「バーチャルマーケット 2024Summer」は基本、メタバース空間でのイベントだけど、それと連動して行われているのが「Vket Real 2024 Summer」である。それで、僕は、渋谷の会場に足を運んで、話を聞いてみた。

ステージでもゲームでも

 開催場所は「Shibuya Sakura Stage」。ステージとともに、ゲームコーナーが設置されていて、コンパクトな空間に魅力が凝縮されているという印象である。ちょうど、僕が行った際には、野田クリスタルさんがステージイベントに登場するところで、今や遅しと、それを見ようと集まった人たちで、ギッシリ。

 そして、僕は、それを横目で見ながら、「飛び出す!しゃべって繋がるイマーシブストア」で立ち止まる。この空間は、Resoniteという、デジタル上で共同制作をするツールを用いる。モニターにはVtuberが立っていて、接客してくれる。

 こんにちは!と笑顔で語りかけてくれたのは「魔心サリー」さん。魔界生まれ人間界育ちの魔法少女な占い師VTuberである。ソフトな色合いが私のチャームポイントと語るサリーさんは、お話が上手。

  そして、サリーさんがいる部屋には、3つの窓があって、その先に映るのは、秋葉原、渋谷、大阪。それぞれの拠点にカメラがついているので、そこで人を認識。サリーさんはその時々で、それぞれの拠点でリアルにいる人と対話をしてくれる。

3DCGの世界を体感

 「この仕組み自体が画期的なので、新鮮な感じ」とサリーさん。彼女がいう通り、ここに映し出されるのは、3DGCで立体的であって、そこが画期的。裸眼なのに浮き上がって見える。面白いのは、ここで販売しているステッカーがあって、それをサリーさんが画面上、表記された同商品を紹介しながらベリっと剥がす、などのアクションもあって、リアリティがある。

・ゲームなどで体感型

 それ以外のゲームも、リアルとデジタルの境目がない。巨大なビジョンに映し出されたその画面の中で、上からボールが降ってくる。その前に、リアルな人間が立って、そのボールを桶で受け取ると、花火が上がってそのスコアで勝負。対戦相手には、アバターも存在しており、リアルとデジタルが混在して、ゲームが成立しているというわけだ。

さらに、チラッと、秋葉原の様子も見に行ったのだが、オタクの聖地らしく、熱量は高かった。大丸松坂屋百貨店ブースは「お祭り」がテーマ。オリジナル3Dアバター“風璃”をモチーフにした限定クリアファイルをプレゼントした。また、静岡県浜松市ブースでは、名産品の販売やVRブースの体験、うなぎの展示や触れ合いを楽しめる。

 マニアックな雰囲気に比べると、渋谷はライトな印象で秋葉原とは違う。これはこれで、メタバースがカルチャーとして、カジュアルに受け止められている印象。集まる人の雰囲気が場所により、異なっていて、面白い。デジタルと融合したリアルこそ、真のリアルなのでは。そんな気持ちにさせられた。

 今日はこの辺で。

 

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