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“キズナアイ”が音楽展開の本気。水野良樹らが参加

 “キズナアイ”。彼女はVチューバーであったはずが、今やそれがバーチャル・アーティストとなり、プロから楽曲をもらって歌う時代。まさにそれは今のヒットの傾向を示す。

音楽活動を更に本腰入れる キズナアイ

バーチャル・アーティストとして音楽活動を展開するKizuna AI(キズナアイ)が、4月24日に、自身初となるEP「Replies」をリリースすることを発表した。

Kizuna AI(キズナアイ)といえば、YouTuberではなくバーチャルYouTuberの先駆けであり、リアルな人間が表現するものとは違った表現で、YouTube上を盛り上げ、見た目の可愛らしさとはかけ離れた毒づいたりする素の表情が受けて、このジャンルのトップに君臨している。

今回は彼女が歌う楽曲の制作に「水野良樹 (いきものがかり) × Yunomi」が関わり、ポストボカロ世代のボーカルユニット「DUSTCELL」のメンバーでもある「Misumi」、 アニメ主題歌やゲーム楽曲まで幅広い名曲を生み出す「TAKU INOUE」、ビジュアルも含めた独自の世界観で突き進むクリエイティブユニット「メゾネットメゾン」が担当している。

音楽活動の本気度が伺われる最近の活動

Kizuna AIは、冒頭話したように、Vチューバーから飛躍して、昨年から今年にかけて、「SUMMER SONIC 2019」「DIVE XR FESTIVAL supported by SoftBank」といった音楽フェスや、「NHKバーチャル紅白歌合戦」「テレビ朝日 関ジャム 完全燃SHOW」等の音楽番組への出演などを経験し、音楽活動の比重を高めてきた。

アーティストとして歩みを進めていく中で積み重なっていった思いを受け止め、それに「応答(Reply)」し予定調和をこえた新たな方向へと走りはじめる。

the MIRACLEのMVなどをYouTubeで公開して強みも発揮

4月24日の発売に先駆け、3月27日には「the MIRACLE」がiTunes限定で先行配信され、Kizuna AIのYouTubeチャンネル「A.I.Channel」では同曲のミュージックビデオが公開された。なおこのミュージックビデオは映像クリエイターのノノルによって制作されており、彼女を支える人たちの存在が勢いを示す証となっている。

なお、特別盤と通常盤、2形態のCD発売が予定されており、特別盤にはTシャツやステッカーなどの限定グッズが封入される。キズナアイ公式オンラインショップ「Kizuna AI STORE」にて限定発売され、3/27より予約受付を開始した。

リアルなタレント同様に、その階段をひとつ一つ登って、キズナアイはこれまでYouTubeに新風を起こしてきたように、歌手としての本気を伺わせるここ最近の動き。以前見せてくれたのとはまた違った、魅力的な顔つきで、人の心を掴んで、新たなヒットを生み出してくれそうに思う。