“売れる”を世界へ、そして未来へ──売れるネット広告社グループが描く二つの挑戦
「売れる仕組みを、世界に広げたい」。──そんな言葉が、そのまま現実になり始めている。10月末、売れるネット広告社グループが立て続けに発表したのは、二つのまったく異なる挑戦。ひとつは「米国EC市場への参入」、もうひとつは「フィンテック決済事業への進出」だ。一見、分野も方向性も違うように見える。しかし、その根底には共通する想いがある。
「売れる」という言葉を、ただの“マーケティング用語”ではなく、“人の可能性を広げる行為”として再定義しようとしているのだ。
第一章:“越境D2C革命”──アメリカで挑む、新たなステージ
まず発表されたのは、米国EC市場への参入 。グループ子会社の「売れる越境EC社」が、アジア系ECプラットフォーム最大手「Yami.com」と連携し、運営代行サービスを開始する。
「Yami.com」は、北米に暮らすアジア人コミュニティの“生活インフラ”とも言える存在。食品やコスメ、日用品など、日本やアジアの高品質な商品を求める人々にとって欠かせないマーケットだ。そこに挑むのが、累計2,600回以上のA/Bテストで導き出された“最強の売れるノウハウ®” 。
単なる販売代行ではなく、「運営そのものが売上を伸ばす」という新しい付加価値を掲げる。
また、グループ傘下の「売れるAIマーケティング社」との連携により、AIによる購買データ分析と広告最適化を統合。現地にいなくても、リモートで“海外ECの成功”を完結できる仕組みを整えた。米国越境EC市場は年率20%超で拡大中。
その中でもアジア系商品の需要は特に高く、日本の品質と信頼が武器になる。同社は、「Yami.com」を拠点に、日本ブランドの北米進出を一気に加速させる構えだ。このプロジェクトは単なる新規事業ではない。
「日本発のD2Cを世界標準に」──それを体現する第一歩なのかもしれない。
第二章:“売れる×決済”──D2C支援の次なる進化、「売れるPay」誕生
続いて発表されたのが、フィンテック決済事業への参入 。後払い決済の最大手・ネットプロテクションズ社と提携し、自社ブランドによる新サービス「売れるPay」を立ち上げた。「売れるPay」は、商品受領後に支払える“後払い型決済”。
購入時の心理的ハードルを下げ、カゴ落ちを防ぎ、リピートを促すことで、D2C企業の成果を後押しする 。
そしてこの決済は、同社の強みであるCRMやマーケティングオートメーションと融合。「売れる×決済」一体型のフィンテックソリューションとして、購入体験から再購入、LTV最大化までをシームレスにつなぐ 。
基盤を支えるのは、ネットプロテクションズ社の高精度な与信と豊富な加盟店ネットワーク。高い安全性と運用効率を備えた決済インフラが、グループ全体の新たな収益基盤となる見込みだ 。広告・マーケティング・決済を三位一体で提供することで、「売れるD2C経済圏」という、新しい成長モデルが見えてきた。
第三章:“売れる”のその先へ──人と物語をつなぐ企業へ
「関わるすべての企業を100%成功に導くことで、世界中にたくさんのドラマを創る」。
これは、代表・加藤公一レオ氏が創業以来掲げてきたミッションだ 。その言葉どおり、いま同社は「売れるネット“広告社”」の枠を超えようとしている。広告で“売れる”を生み出してきた彼らが、いまや“経済を動かす仕組み”そのものを設計しているのだ。
越境ECで「売れる」を世界へ、フィンテックで「売れる」を未来へ。
二つの発表は、まるで両輪のように響き合い、同社が目指す“人の可能性を広げる企業”としての進化を象徴している。
最後に、彼らの資料の締めくくりには、こう記されていた。
「今後も世界中に、たくさんのドラマを創ります。」
それはきっと、企業だけでなく、そこに関わる“すべての人”の物語でもある。
今日はこの辺で。
 
       
         
            