1. HOME
  2. event
  3. 数字で見る
  4. 2026年の“おせち革命”──楽天市場が示す新しい正月のかたち「少人数」「好きなものだけ」が主流に。

2026年の“おせち革命”──楽天市場が示す新しい正月のかたち「少人数」「好きなものだけ」が主流に。

正月の風物詩として欠かせない「おせち」。しかし、その形はここ数年で大きく変わりつつある。楽天市場が実施した「おせちに関する意識調査」によると、2026年は“手作りと購入のハイブリッド”が主流となり、家族構成やライフスタイルに合わせた「少人数おせち」や「好きなものだけおせち」へのニーズが拡大しているという。日本人の食卓にも、“多様性”の波が押し寄せている。

①:6割が「一部手作り・一部購入」。おせちは“共作”の時代へ

おせちの準備方法を尋ねたところ、「一部を手作りし、一部を購入する」と回答した人が57.7%で最多となった。次いで「すべて購入」(39.6%)、「すべて手作り」(10.2%)と続く。購入先では「スーパーマーケット」が56.1%、「インターネット通販(ECサイト)」が33.6%という結果に。

すべてを外注せず“自分で作る部分”を残す――それは単なる節約ではなく、“家族と一緒に過ごす時間を楽しむ”という心の余白の表れとも言える。伝統を守りながら、生活スタイルに寄り添う形へと進化している。

②:「味」「価格」「品目」で選ぶ。やっぱり“おいしさ”が基準

おせち選びで最も重視されるのは、やはり「味のおいしさ」(69.9%)。次に「価格の手頃さ」(52.6%)、「品目の豊富さ」(50.9%)が続いた。年に一度の特別な食卓だからこそ、“見た目より中身”。この結果からも、消費者は「誰と食べるか」以上に「何を味わうか」に価値を見出していることがうかがえる。

同時に、家族や友人と囲む時間をより豊かにするための“味の体験設計”こそ、今後のおせち選びの鍵になりそうだ。

③:「3〜4人」が中心、でも「1〜2人おせち」も存在感

おせちを食べる人数は、「3〜4人」が56.1%で過半数を占めたが、「1〜2人」が約3割(22.8%)に上る。少人数世帯や高齢化が進む中で、“ちょうどいいサイズ”のおせちの需要が拡大。楽天市場の販売データでも、1〜2人向けの「少人数おせち」の流通総額が前年同期比で約1.5倍に増加している。

家族団らんの中心にありながらも、それぞれの暮らしに合わせて“食べきれる幸せ”を求める時代になっているのだ。

④:「スイーツおせち」「おためしおせち」も登場。広がる選択肢

「好きなものだけが入ったおせち」(24.1%)、「少人数向けおせち」(23.5%)など、嗜好の多様化が明確に表れた今回の調査。楽天市場では、こうしたニーズに応える形で、スイーツや肉料理に特化した“パーソナルおせち”や、味見できる「おためしおせち」を展開している。

例えば、「蔵王福膳」のスイーツおせち(二段重 fleur)や、「博多久松」のおためしおせち(1人前和洋折衷)は人気商品。伝統と遊び心を両立させたラインナップが並ぶ。

正月は“家族の時間”だけでなく、“自分の時間”を楽しむ機会へ──おせちは今、そんな文化的転換点を迎えている。

まとめ

かつては「家族全員で囲む豪華な重箱」だったおせちは、今や「一人ひとりの幸せを詰めた小さな箱」へと変化している。それでも、おせちを通して新年を迎えるという日本人の心は変わらない。形式ではなく“想い”を重ねる正月のかたちが、2026年にはより鮮やかに広がっていきそうだ、

Current NEWS

“情報”を追う | 数字で見る

今後のイベントはございません。