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変身の夢が現実になる――NARIKIRI WORLD 2024が紡ぐ未来と愛着

「誰だって変身したい」。このシンプルな願いを形にし続けてきたのがバンダイの「なりきり玩具」です。半世紀にわたり、子どもから大人まで多くの人々に夢を届けてきた同社は、今回、『NARIKIRI WORLD 2024』というリアルイベントでその集大成を披露。2024年12月20日(金)~12月22日(日)開催中。変身ベルトや魔法アイテムを中心に、体験型展示や特別販売、さらにはゲストの思い出話で、訪れる人々を「夢の中」へと誘います。オープニングセレモニーに登場した俳優の鈴木福さんとアイドルの百田夏菜子さんの言葉からも、なりきり玩具が生み出す愛着の深さが浮かび上がりました。

革新の舞台『NARIKIRIラボラトリー』――未来を見据えた技術の共演

中でも興味を引いたのは『NARIKIRIラボラトリー』。バンダイの持つ技術力を余すところなく発揮した展示エリアです。

展示の中心は、空中結像技術を活用した「未来のなりきり玩具」プロトタイプなのです。これは、従来のなりきり玩具に対する「遊び」の定義を刷新するもの。触れることなく空中に映像を映し出す技術を用いることで、まるで現実にキャラクターが飛び出してきたかのような感覚を提供します。

この裏側で、空中結像技術を提供するアスカネットの働きが機能しています。上の丸いボタンのようなものは空中に描かれた映像。なのに、そこに触れると(だから実際には触れてないのに)、また、空中に画像が映し出される演出です。

彼らの技術がバンダイの想像力と融合し、単なる玩具ではなく、未来への可能性を示す製品を生み出しました。この展示は「未来への窓」となり、来場者に驚きと感動を届けています。

歴史を紐解く『変身ベルト玩具のひみつ』――進化し続けるモノづくり

「変身ベルト」という言葉には、子どもたちが抱く夢と共に、バンダイが築いてきた技術革新の歴史が詰まっています。この展示では、初代『仮面ライダー』の「光る!回る!電動変身ベルト」から最新モデルまでの進化が一目でわかる構成になっています。

設計図や試作品などの開発資料が豊富に展示されており、来場者は変身ベルトがどのようにして形作られ、進化を遂げてきたのかを視覚的に理解することができます。また、展示ブースには子ども向けのクイズや、触って体験できる仕掛けがあり、大人から子どもまで幅広い世代が楽しめる設計になっています。

さらに、展示の最後には、開発の裏話や詳細情報をまとめた小冊子『なりきり玩具のひみつ』がプレゼントされます。この小冊子を手にすることで、展示内容が記憶に深く刻まれるだけでなく、ファンのコレクション欲も刺激する仕掛けとなっています。

「変身したい気持ちを形に」――ゲストが語る思い出と憧れ

そして、オープニングセレモニーに登場した鈴木福さんと百田夏菜子さんは、それぞれ幼少期からなりきり玩具に親しんできたエピソードを披露しました。

鈴木さんは、自身の初めてのクリスマスプレゼントが仮面ライダーの変身ベルトだったことを懐かしそうに語ります。

「仮面ライダー電王の変身ベルトを3歳のクリスマスにサンタさんからもらいました。その時、窓の外を眺めて『サンタさんにちゃんと届いているかな』とお願いしたのを今でも覚えています」。彼のコメントは、玩具がただの物ではなく、子どもの頃の夢や記憶と結びついていることを強く物語っています。

一方、百田さんも自身の思い出を交えながら、なりきり玩具の魅力を語りました。

「私も小さい頃、おジャ魔女どれみのアイテムを手にするたびにヒロインになった気分で遊んでいました。今回の展示では、当時のアイテムを見て、まるでタイムスリップしたかのような気持ちになりました」と、笑顔で語ります。さらに、こう付け加えました。

「特に、最新技術で再現されたアイテムを見て、子どもの頃の自分に教えてあげたいくらい。こんな風に進化しているんだよって」。

二人のコメントは、玩具が「思い出の共有」という形で世代を超えて受け継がれていることを示しています。

鈴木福さん、仮面ライダー愛を語る――「変身ベルトの進化に驚き」

鈴木さんは特に仮面ライダーシリーズに対する熱い思いを語りました。会場に並ぶ歴代の変身ベルトを前に、目を輝かせながらこう語ります。

「僕は毎年クリスマスに新しい変身ベルトを手に入れるのが一番の楽しみでした。特に電王のベルトは、僕の中で特別な存在です。今こうして、当時のベルトだけでなく、最新のベルトも展示されているのを見ると、仮面ライダーの進化を感じます」。

さらに、最新のベルトについて「ただ光って鳴るだけではなく、スマートフォンで連携できたり、大人の手にも馴染む大きさに改良されていたりと、細部までこだわり抜かれている。まさにホンモノ志向ですね」と、その技術の進化に驚きを隠せない様子でした。

彼はまた、「これからの子どもたちが体験する変身玩具がどんなものになるのか、僕自身もすごく楽しみです」と語り、なりきり玩具がこれからも夢を形にしていく期待を込めました。

百田夏菜子さんが語る「アイドルの早着替えアイテムが欲しい!」

「おジャ魔女どれみのアイテムを手に取った瞬間、当時の記憶が鮮明に蘇った」と語り、「こうして玩具が思い出をつないでくれることが本当に素晴らしい」とコメントしました。

百田さんは、アイドル活動で培った視点からユニークな「欲しい玩具」を提案。

「ライブでの早着替えが簡単にできるアイテムがあったら最高ですね。衣装を一瞬でチェンジできるようなギミックがあれば、裏方で慌ただしくなる必要がなくなるし、ステージ演出としても面白いと思います」と発言。さらに、「もしこんなアイテムが作られたら、アイドル界全体で必須アイテムになると思います!」と笑顔で話しました。

百田さんのコメントは、玩具が世代を超えて感情を共有するツールであると同時に、未来への創造力を刺激するものでもあることを象徴しています。

愛着を育むイベントの設計――プレミアムバンダイとの連携

『NARIKIRI WORLD 2024』で展示されたアイテムは、イベント後も「プレミアムバンダイ」で購入可能です。

鈴木さんが「子どもの頃に欲しかったアイテムが大人向けに再現されているのは本当に素晴らしい。まるで夢が叶ったようです」と語るように、再販商品や限定アイテムはファンにとって大きな魅力です。

イベント会場での展示とオンライン販売を連携させることで、イベントに来られないファンにも同じ体験を提供することが可能になっています。この仕組みが、体験と購買を通じて顧客との絆をさらに深めています。

 リアルとネットの両面から。童心に帰る百田夏菜子さんの表情がイベントの全てを象徴している気がしました。

鈴木福さんと百田夏菜子さんのコメントが象徴するように、なりきり玩具は単なる商品ではなく、「夢」そのものです。バンダイが『NARIKIRI WORLD 2024』で示したのは、体験型コンテンツを通じて商品への愛着を深めることの重要性。そして、それがブランドの信頼や価値を高めるビジネスモデルへとつながることです。

変身の夢が広がる未来へ――ぜひ、あなたもこの体験を通じて、新しい自分を見つけてみませんか?

今日はこの辺で。

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