オンライン診療の新たな船出『SOKUYAKU』日本調剤の全調剤薬局745店舗に導入

ジェイフロンティア株式会社が提供するオンライン診療・服薬指導・処方薬配送サービス「SOKUYAKU」が、2024年10月1日より日本調剤株式会社の全調剤薬局745店舗に導入されました。これは、新型コロナウイルス感染症の影響で非接触・非対面型サービスへの需要が急増したことを背景に、患者の利便性向上を目指した取り組みです。2024年2月から一部店舗で先行導入され、約7ヶ月間の運用を通じてその有用性が確認された結果、全店舗での本格導入が決定しました。

非対面サービスの普及と「SOKUYAKU」の役割

新型コロナウイルスの流行以降、オンライン診療や非対面型のサービスは、医療機関や薬局において急速に普及しています。「SOKUYAKU」は、スマートフォンを活用し、患者が自宅やオフィスからオンラインで診療や服薬指導を受け、最短当日中に処方薬を受け取ることができるサービスです。特に、24時間365日予約が可能であり、忙しい患者にとって大きな利便性を提供しています。

導入店舗拡大の意義

2024年2月から先行導入された18店舗での成功を受け、今回、全国745店舗での導入に至りました。この拡大により、日本調剤のすべての店舗で「SOKUYAKU」を利用できるようになり、さらに多くの患者がこのサービスの恩恵を受けられることとなります。西村威春氏（日本調剤株式会社 薬剤本部 薬剤企画部 部長）は、「一度利用した患者はリピート率が高い」と述べ、オンライン診療の利便性に大きな期待を寄せています。

患者と医療機関双方にメリット

「SOKUYAKU」導入により、患者は待ち時間を気にせずに服薬指導を受け、さらにおくすり手帳の管理機能を活用して、よりスムーズに処方薬を受け取ることが可能となります。また、医療機関や薬局向けには予約管理機能や問診票管理機能が提供され、追加の設備投資なしでスムーズに導入できる点が評価されています。これにより、医療機関側も業務の効率化が図られ、患者対応が柔軟に行えるようになります。