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BEAMS、新物流施設「ビームス ウエアステーション」でECとリアルの融合を推進 省人化も配慮

アパレル大手のBEAMSは、東京都江東区の「ビームス ウエアステーション」を拡張し、2024年9月下旬から新たな物流体制を本格稼働させます。この新拠点は、約9000坪の広さを誇り、自社ECサイト用の撮影スタジオやカスタマーサービスデスクなども備えています。この施設では、先進的な自動化技術を導入し、物流業務の効率化と省人化を図っています。

物流施設の拡張と新技術導入

ECとリアル店舗のボーダレス化を象徴

BEAMSが新しい物流拠点を拡張する背景には、EC(電子商取引)とリアル店舗の境界が曖昧になり、両者を統合したビジネスモデルが必要となっていることがあります。特に、ECでの販売拡大と、リアル店舗での購買体験の充実が相互に重要な要素となっている中で、物流の効率化はこれを支える重要な柱です。

新施設では、ECサイトでの商品出荷と、リアル店舗向けの在庫管理を統合し、両者をシームレスに運用できる環境を整備しました。また、これにより、消費者がどこで商品を購入するかにかかわらず、迅速かつ正確に商品を届けることが可能になります。

自動化による省人化への取り組み

BEAMSの新しい物流施設では、自動化技術を駆使して、物流業務の省人化を実現しています。世界初導入となるリニアモーター式ロボット「CUEBUS」は、荷物の搬送から検品までを自動化し、従来の人手を大幅に削減します。これにより、今後の日本の労働力不足に対応しつつ、効率的な物流運営を可能にしています。

さらに、自律型ケースハンドリングロボットシステム「HaiPick SYSTEM」も導入され、商品の保管や出荷が自動化されています。これにより、多品種少量のアパレル商品を効率よく管理し、注文に応じた迅速な対応が可能となります。

ビジネス拡大を支える新物流体制

BEAMSは、国内外で約170店のセレクトショップを運営し、アパレルや雑貨、家具、アートなど幅広い商品を取り扱っています。新たな物流施設の拡張と自動化技術の導入は、これら多岐にわたる事業を支える重要なステップです。今後、物流の効率化をさらに進めることで、ECとリアル店舗の境界を超えた新しいビジネスモデルを推進し、顧客への価値提供を強化していきます。

この「ビームス ウエアステーション」の拡張は、アパレル業界におけるECとリアル店舗のボーダレスな融合を象徴しており、省人化の取り組みと合わせて注目されるべき事例です。

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