LINE上のEC体験「Atouch」がさらに進化
IRISデータラボ株式会社は、「Atouch」のプランと機能を改定し、2024年9月2日より新たな提供を開始しました。「Atouch」は、LINEのトーク画面で簡単に商品を選び、そのまま決済が完了できる便利なシステム。ユーザーにストレスフリーな購買体験を提供します。今回の改定では、特に単品通販や定期通販におけるLINEマーケティングの強化が図られています。
・LINEを使ったシンプルで直感的な購入フロー
「Atouch」の最大の特徴は、LINE上でのシームレスな購買体験です。ユーザーは普段から使い慣れたLINEのトーク画面で、企業からのメッセージや広告を受け取り、そのまま商品を選ぶことができます。選んだ商品は、その場で簡単にカートに追加でき、支払いもLINE上で完了します。これにより、ユーザーは他のアプリやウェブサイトに移動することなく、短時間で購入手続きを終えることが可能です。
このシンプルな購入フローは、従来のECとは異なる購買シーンを生み出す可能性を秘めています。僕の私見として、これはソーシャルコマースに近い環境でのEC購入を実現しており、まさにLINEというソーシャルプラットフォームの特性を最大限に活かした新しい購買体験だと感じます。こうした新しいアプローチが、ユーザーの離脱を防ぎ、売上機会の逸失を最小限に抑えることで、企業にとっても大きなメリットとなるでしょう。
もともとIRISデータラボは、2020年から政府や自治体向けにLINE公式アカウントの運営支援を行っていました。その後、2023年からはECサービス「Atouch」の提供を開始しています。今後は、政府関連のデジタル田園都市国家構想の支援や、大手企業のEC販売支援を進めると意気込んでおり、2026年以降には、日本製品を海外に販売できるプラットフォームの構築を目指しているそうです。