1. HOME
  2. event
  3. 事業
  4. サンリオ 2025年3月期第1四半期決算:大幅な増収増益とインバウンド需要の拡大

サンリオ 2025年3月期第1四半期決算:大幅な増収増益とインバウンド需要の拡大

1. 決算概要

– 売上高は289億円で前年同期比42.3%増、営業利益は107億円で前年同期比80.2%増となり、四半期として初めて営業利益が100億円を突破しました。
– 国内ではインバウンド需要が想定以上に強く、店舗のインバウンド比率は38%にまで拡大しました。ライセンス事業も複数キャラクター戦略が成功し、2024年キャラクター大賞や『ハローキティ』50周年が売上に寄与しました 。
– 海外では北米と中国が大幅に増収増益に寄与し、ゲーム事業をはじめとする中期経営計画の各種施策も着実に進行しています 。

2. 通期見通し

– 1Q決算の好調な結果を踏まえ、通期見通しを上方修正し、売上高1193億円(前年同期比19.3%増)、営業利益371億円(前年同期比37.6%増)を予想しています。
– 配当も期初予想の27円から37円へと増配予定です。
– 北米では「価値創造サイクル」が功を奏し、ライセンス事業が拡大。中国ではブランド価値を高める施策を進行し、侵害品対策も本格的に着手しています。

3. セグメント別業績

**日本**: 売上高177億円(前年同期比34.3%増)、営業利益76億円(前年同期比75.8%増)。『ハローキティ』50周年や「2024年サンリオキャラクター大賞」などの施策が奏功し、国内外からの来客数が増加しました。
**北米**: 売上高47億円(前年同期比141.1%増)、営業利益11億円(前年同期比92.1%増)。「価値創造サイクル」によりライセンス事業が好調に推移しました。
**アジア**: 売上高54億円(前年同期比61.1%増)、営業利益24億円(前年同期比87.5%増)。中国では物販・ライセンス事業ともに伸長し、韓国では大手通信会社によるライセンス契約が奏功しました。

4. 財政状態

– 総資産は1,615億円で前年度末比54億円増加。現金及び預金、売掛金、商品及び製品が増加しました。
– 負債は872億円で39億円減少し、純資産は743億円で94億円増加。自己資本比率は45.8%で前年度末比4.4ポイント増加しました 。

5. 今後の展望

– 国内外の店舗・テーマパーク及びライセンス事業が順調に推移し、売上高・営業利益ともに期初計画を上回りました 。
– 特に北米や中国市場が牽引し、2025年3月期第2四半期も引き続き売上高の伸長が見込まれています。

この資料は2024年8月2日現在の決算資料の情報に基づき作成。

Headline

| 事業

今後のイベントはございません。