LOWYA 業績 好調の裏に サプライチェーンマネジメント
ベガコーポレーションが運営する家具インテリアショップ「LOWYA」は、2020年3月に単月の受注金額が過去最高の7億円を突破(前年同月比93.9%増)し、そのうち旗艦店(自社サイト)の売上比率が40%を超えるなど、高い伸びを示しました。
この好調の背景には、サプライチェーンマネジメントを強化し、物流を軸にした事業全体の効率化を進めたことが大きく影響していると考えられます。
1.サプライチェーンマネジメント強化の背景
ベガコーポレーションは昨年来、保管効率の見直しや在庫量の適正化を積極的に推進。具体的には、
- • 一部倉庫の減床や入庫数の抑制による保管費・物流外注費の削減
- • 倉庫管理システムの導入による在庫の最適配置
など、自社で完結できる仕組みづくりを進めてきました。
この結果、他社の倉庫や物流に依存しすぎることなく、自社サイト(LOWYA旗艦店)を中心に効率化を図る体制が整い、コスト削減によって利益率が向上しました。消費税増税の影響で売上が一時的に減った期間(2019年10〜12月)でも、増益を達成しています。
2.サプライチェーン強化がもたらす相乗効果
サプライチェーンマネジメントを通じた効率化で生まれたコスト削減分は、自社サイトへの広告投資など販促活動に再投入されました。これにより、
1. 費用をかけずにスピーディーな物流体制を維持
2. 自社サイトへの集客拡大 → 受注金額の増加
という好循環が生まれたのです。
3.「商品力 × ロジスティクス × 事業全体」の総合力がカギ
ベガコーポレーションはメーカー的な立ち位置で家具を企画・生産し、自社サイトを軸に販売しています。こうした一貫したビジネスモデルが強みであり、そこに物流面での無駄を省き、トータルでの競争力を高めることに成功しました。
さらに、単なる商品力だけでなく、物流を含む事業全体の構造で付加価値を高める姿勢が、“他社との差別化”につながっています。
4.これからの店に必要な要素とは
今回のLOWYAの事例からわかるように、商品単体の魅力だけでなく、サプライチェーンを中心とした事業全体の最適化が重要です。
- • 独自性ある商品力
- • 効率的な物流体制
- • 自社サイトへの効果的な誘導と販促
これらを一体として考え、自分たちの強みを最大化できる“トータルサービス”を提供できるかどうかが、これからの店舗やECビジネスの成否を大きく左右していくと考えられます。