モールを超えるD2Cの新潮流と“顧客視点”が拓くブランド未来――『ソージュ』成功例に学ぶ
D2Cが示す新時代の価値提供と「ソージュ」成功の秘訣——顧客視点から逆算するブランド戦略【FMドラマシティ「connect」】
毎週木曜AM11時に生放送中の番組、77.6FM「FMドラマシティ」“connect”。エーデルワイスファーム 野崎 創さんが司会を務め、北海道発ながら全国どこからでもPCやスマホで聴取可能な人気番組です。僕は「アナザーエディション」というコーナーで隔週出演し、いま注目のビジネステーマを取材の視点から深堀りしています。
今回の話題は“D2C(Direct to Consumer)”モデル。その台頭理由やモール出店との違いを、具体的な事例を交えつつ探っていきました。ネット通販全盛の今こそ、メーカーのオリジナリティと顧客起点が重要視される理由とは?
1. プラットフォームに頼らない“D2C”とは?
ネット上で商品を販売する方法として、多くの企業は大規模モールに出店し、膨大なユーザーを取り込むことで売上を伸ばしてきました。しかし、その一方でルールや枠組みに縛られ、自社のブランド価値を自由にアピールしづらいのも現実です。
- • モール頼みの限界: 全体最適を追求するモールには多くの顧客が集まるが、差別化は難しく、価格競争に陥りやすい
- • D2Cの強み: メーカーが直接消費者とつながり、ブランドストーリーや世界観をしっかり伝えることでリピーターやファンを生みやすい
- • 商品開発&マーケティングの一体化: 消費者の声をダイレクトに反映し、ニーズに応じたスピーディな商品改良が可能
D2Cは、“モールで売る”形態とは異なる新しい形で消費者との絆を深め、ファンコミュニティを育むところに注目が集まっています。
2. 「ソージュ」に見るD2C成功の背景—顧客視点からの逆算
D2Cの成功例として挙げられたのが、モデラート社のファッションブランド「ソージュ」。
- • 30代以降の女性をターゲット: ライフステージの変化に対応し、着回しや機能性など“日常の使いやすさ”にこだわり
- • コーディネート提案×ストーリー訴求: ただ単に「服」を売るだけではなく、顧客の価値観や生活に合うトータルコーデを提示
- • 商品企画&開発を顧客ニーズから逆算: まず“誰のどんな課題を解決するか”を徹底し、そこから商品を作るD2Cの王道アプローチ
価格競争に陥らず、独自のブランドストーリーでファンを獲得することが「ソージュ」の強みだと言えます。
3. “顧客視点”が小売とメーカーを変える
ECが当たり前となったいま、ただモノを並べて売るだけでは消費者の心を掴めません。
- • インターネット普及によるニーズ多様化: 顧客の購買を決めるきっかけがSNSやレビューなど多岐にわたる
- • 小売店・メーカーの役割再編: 店舗スタッフもネットで情報発信し、メーカーはD2Cを通じて直接顧客と対話する形へ
- • 企業存続に不可欠な“価値提供”: 消費者が求めるのは単なる“製品”ではなく、“ストーリー”や“体験”。D2Cモデルがその可能性を大きく広げる
顧客に向けた価値観のプレゼンを強めることで、企業はモールや大手小売に依存しないで持続的にブランド力を高められるのです。
- 【FMドラマシティ「connect」番組情報】
- • 放送局: 77.6FM「FMドラマシティ」
- • 番組名: connect
- • 司会: エーデルワイスファーム 野崎 創さん
- • 放送時間: 毎週木曜AM11:00~生放送
- PCやスマホで全国どこでも視聴可能。
- • スマホアプリ: 「リスラジ」 → 「選局」 → 「776FM FMドラマシティ wonder storage」
- • ウェブサイト: listenradio.jp → 「全国のラジオ局→北海道→radio TXT fm dramacity」
- • (PCの場合Flashプレイヤーが必要)
野崎さんは「メディアが身近になったいまこそ、中身ある発信を続けることが鍵」と強調し、僕は“アナザーエディション”で隔週出演しています。
【まとめ】
- • D2Cが盛り上がる背景: 大規模モールでは個性を出しにくく、企業が自社ブランドを直接消費者に訴求できるD2Cに注目が集まる
- • “ソージュ”の成功ポイント: ターゲットのライフステージや価値観に寄り添った商品企画で価格競争を回避し、ファンを獲得
- • 顧客起点でのブランド構築: ネット通販やSNSの発展で、メーカーと消費者の距離が近づき、“誰にどんな価値を提供するのか”がますます重要に
モール出店とは異なるD2Cのモデルは、企業が独自の世界観を磨き、ユーザーとの深い結びつきを築くうえで大きな可能性を秘めています。「connect」では、こうした新しいビジネスの潮流を今後も追いかけ、企業の成長戦略を掘り下げていきますので、ぜひお聴き逃しなく。