ジンズ の “J Eyewear Lab” 創造的実店舗 に メガネの革新
仮説であるが、これからリアルはミュージアムになるのかもしれない。株式会社 ジンズ は「 J Eyewear Lab (ジェイ アイウエア ラボ)中目黒店」をオープンさせ、ここでは、アパレルブランドも巻き込み、新感覚の商品の試着体験をテーマにしつつ、ネットとリアルをシームレスに繋いで、このブランドの価値を底上げしようという実験的な店舗である。リアルはただ売るだけの場所ではなくなっている。
コンセプトは、Comfort Technology。元々、「J Eyewear Lab(ジェイ アイウエア ラボ)」は、最新技術を活用した革新的なかけ心地のアイウエアを追及するアイウエアブランドであり、この中目黒店は初の路面店である。
新店舗は、最新のテクノロジーを駆使したJ Eyewear Labのプロダクトを、ブランドの世界観から体感できる旗艦店であり最新の実験店舗と位置付けている。
ジンズ 流に 革新を披露する場 J Eyewear Lab
「LabとMuseumの融合」をテーマに空間設計。エントランスはブルーで占められ(11月中旬施工予定)、自然光が降り注ぐ明るい店内は、廃材を利用した什器に商品がゆったりと置かれる。
売り場というよりは居心地の良い、憩いの場である。また、当店舗は有限会社FONT(代表取締役:泉栄一)が運営する、注目ブランド「MINOTAUR INST.(ミノトールインスト)」との共同出店で、同店内ではMINOTAUR INST.の最新ウェアを購入することも可能である。
また、革新的なつけ心地を追求したメガネを通常商品と比較するスペースもあって、さりげなくこのブランドのコンセプトを様々なテーマの中で伝える。
さらには、11月中旬を目処に、3Dプリンタ技術を使ったオリジナルのノーズパッドカバーSynapse4D(シナプスフォーディー)を販売を予定。これも「通気性」「クッション性」を兼ね備え鼻パッド跡が残りにくいのが特長の新感覚の商品であって、ブランドの魂を色濃く示す物である。AR/VRを用いた店舗体験も来年にかけて、予定しているという。
勿論、オンライン・オフラインでのシームレスな購入導線を考えており、オンラインのマイページに個人情報をアーカイブし、登録後は、来店不要で購入及びメンテナンスが可能となるなどの取り組みを行う。
ネットでは利便性を追求しながら、リアルでは体験を重んじ、その企業が追う新たな姿勢を打ち出して、ブランドを両面からアプローチしてもらい、お客様とのエンゲージメントを高める。今後はリアルの場はファンや継続顧客にとっての聖地となるのではないかと思う。