au Pay マーケット BIGSALE と 乃木坂46 をプロモーションに起用 の本気
KDDIとauコマース&ライフは自ら運営するショッピングモールを「 au PAY マーケット 」と名前を変えて、勝負をかけている。例えば、2020年3月23日から3月28日までの6日間限定で「 BIGSALE 」の開催もそうだし、看板娘に「 乃木坂46 」を据えることを明らかにしている。
「BIG SALE」というのは「最大44%のポイント還元」「クーポン」「タイムセール」の3つ特典を用意したものである。この3月から4月においては進学や就職、転勤などで出費の多い時期に少しでもその負担を軽減させることも狙いもありそうだ。
BIGSALE とは?最大44%のポイント還元
1.BIGSALE 最大44%の内訳は?
BIGSALEはサイト上でauIDでログイン後、エントリーができるようになっている。エントリー後、買い物をすると、現在のステージ(au経済圏での利用頻度により異なる)や決済方法などに応じて「最大15%」のポイントが還元される「お買い物特典プログラム」の利用が可能となる仕組みである。
さらに4店舗以上で購入すれば「ポイント10%」となり、各店舗からの「ポイントプレゼントが最大19%」なので、トータルで考えると「最大44%のポイント還元」となるわけだ。
2.三太郎の日には更にアップ49%のポイント還元
そこに加えて、初日の23日は「三太郎の日」なので、auスマートパスプレミアム会員特典として5%が還元され、それらの特典を足すと最大49%のポイント還元となる、本当の意味での大盤振る舞いとなるわけだ。
また、タイムセールは1日3回更新され、人気商品を提供する他にも購入金額に応じて人気店で利用できるクーポンをご用意して、そこをさらに触発するとしている。
ここで更にこのBIGSALEとは別に 「au PAY マーケット」では普段から「Ponta」を持っているお客様を対象に「au PAY マーケット」を利用する場合にのみ、そのポイントを割増してau WALLET ポイントに交換できる「お得なポイント交換所」(https://wowma.jp/event/ptexchg/index.html)を用意しているのだ。なので、Pontaを持っている人は、これで50%割増にさせた後に、auPAY マーケット で買うことをお勧めしたい。
プロモーションには乃木坂46を起用し勢いをつける
1.乃木坂46をウェブ動画などでで訴求 新規獲得を狙う
このセールを皮切りに、KDDIとauコマース&ライフはプロモーション面でも攻めの姿勢を見せた。2020年3月19日から「au PAY マーケット」の看板娘に「乃木坂46」が就任すると発表したのだ。
乃木坂46の齋藤 飛鳥さん、堀 未央奈さん、与田 祐希さん、遠藤 さくらさん、久保 史緒里さん、岩本 蓮加さん、筒井 あやめさんの7名が、合計10種類のウェブ動画に出演。au PAY マーケットの特徴を紹介をする他、メンバーがおすすめの“推し”商品を紹介する企画も実施するという。
思うに、「BIG SALE」での肝となっているのは「Ponta」。auの経済圏でのサービスを使う度、溜まるわけでポイントの利用の場面として、「au PAY マーケット」の活用を促して、グループの価値を底上げする狙いなのだ。下の記事でも書いたけど、ショッピングモールというのはお客様が買い物目的できている人を対象としているマーケット。だから、買い物を知り尽くしているので、セール目掛けて、モールに来ることは多い。
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逆に言えば、モールは定期的にこういうセールを繰り返すことで経済圏なりのお客様を触発して、その経済を活性化させる起爆剤にしている部分もあって、それなりに自ら宣伝を投下して、ここでヤマが生まれるようにしている部分もある。
かつ、お店にとっては新規顧客獲得のヤマ場を作って、そこから如何にそこのお店の継続顧客につなげていけるかというのが、ショッピングモールにおける大事な戦略なので、皆が注目するという要素もある。
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ちなみにそのセールの最たるものが、アリババの「独身の日」であって、この破壊力はすごい。日本のショッピングモールの一年分の売り上げを一年で作ってしまうほどのレベル感である。
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勿論、中国に限らず、アメリカでもセールらしきものとして「感謝祭」があるが、これは元々リアルのお店を起点としたものであって、最近はネット通販の割合が大幅に伸びてきている。
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au PAY マーケットとしてショッピングモールとしてどう育てていくかについては、au コマース&ライフのやつ川社長に話を聞いているのでそれも参考にすると良いだろう。
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今日はこの辺で。