1. HOME
  2. event
  3. 新サービス(BtoC)
  4. Amazon Pay 支払方法にAmazonギフト券 追加 残高使える

Amazon Pay 支払方法にAmazonギフト券 追加 残高使える

 Amazon Pay が小さなアレンジながら大きな変化。これまで Amazon Pay を利用した買い物の支払い方法は、Amazonアカウントに登録されたクレジットカードによる決済のみであったのが、昨日、6月1日より Amazonギフト券 が追加され、その残高を使った支払いができるようになった。後半でも書いたが、Amazon自体が電子マネーに興味を持ち始めているのではないか、という憶測もできる。

 今回の改善に伴い、今後、Amazon Payが利用可能な自社の通販サイトでは、Amazonギフト券を支払い方法として選べることになり、Amazonアカウントを持つユーザーにおいてはこの3つのパターンが考えられる。

  1. 1)AmazonアカウントにAmazonギフト券のみが登録されている場合、

    Amazon以外の自社通販サイトにおける支払い方法として、Amazon Payを選択したお客さんがAmazonアカウントでログインした後、この自社通販サイトの支払い方法画面には、お客さんのAmazonギフト券残高が表示される。
    この表示残高の範囲内で支払いが可能だ。また、[ギフト券を追加登録する]リンクをクリックすれば、Amazonギフト券を追加登録して残高を増やすこともできる。

ギフト券追加

ギフト券追加

2)AmazonアカウントにクレジットカードとAmazonギフト券が登録されている場合

AmazonアカウントにクレジットカードおよびAmazonギフト券が登録されており、かつそのAmazonギフト券に残高がある場合には、両方を組み合わせてお支払いいただくことが可能。この場合、[¥XXX分のギフト券残高を利用する]チェックボックスを外すことで、クレジットカードだけで支払いできる。

クレカ利用しつつギフト券利用

クレカ利用しつつギフト券利用

  1. 3)Amazonアカウントにクレジットカードのみが登録されている場合

    アカウントにクレジットカードだけが登録されている状態でも、[新規追加]リンクをクリックのうえ、お手持ちのAmazonギフト券番号を入力して残高を追加することが可能である。

これにより、ネット通販を利用する際に、その支払い方法として、クレジットカードの利用に抵抗を感じるお客さんに、新たな支払い方法の選択肢を与えることで、ネット通販の利用機会の増加と、利用者の幅を広げることができる。

一つ僕が感じるのは、最近、世の中に、PayPay、au Payやらキャッシュレス向けに色々なサービスが出てきているが、電子マネーをチャージして使う場合は多々見られる。Amazonは敢えてキャッシュレスの領域には深入りせずに、独自の路線を歩んでいつつも、やはり電子マネーには深い関心を持っているのではないか、ということだ。ギフト券は購入することで、それに相当する金額をAmazonアカウント内に入れておくことができるわけだから、言うなれば、電子マネー。いずれ銀行と連携するのではないか、と思ってもいるが考えすぎか。

いずれにせよ、昨今、新型コロナウイルス感染症の絡みで、極力、ネット通販を利用するお客さんが増えているだけに、全世代に、環境問わず、ネット通販をできるようにすることはプラスに作用するし、そのこと自体が、Amazon Payを導入している店舗においては、差別化要因となる。着々とネット通販が多くの人にとって身近なものになろうとしている。