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サンリオとエイベックスが合弁会社を設立──東南アジアでのブランド強化に向けて

サンリオとエイベックスの100%子会社である「Avex Asia Pte. Ltd.(以下、エイベックス・アジア)」は、シンガポールに合弁会社を設立することで合意しました。新会社の名称は「SANRIO SOUTH EAST ASIA PTE. LTD.(読み:サンリオ サウスイースト アジア)」で、2020年11月2日に設立され、2021年1月からの営業開始を予定しています。サンリオが持つキャラクターブランド力と、エイベックス・アジアが持つコンテンツビジネスの知見を掛け合わせ、急成長が見込まれる東南アジアでのライセンスビジネスの拡大を図ることが狙いです。

1.合弁設立の背景:アジアでのライセンスビジネス強化

サンリオは、海外事業の中でもとりわけアジア地域でのライセンスビジネスの強化に注力しています。とくに成長著しい東南アジアでのビジネス機会を見据え、現地での営業活動をさらに活発化したいという思惑があります。

一方で、エイベックス・アジアは、日本のコンテンツやIPをアジア全域に展開することを事業の軸に据えています。これまでもエイベックスの持つIPのみならず、他社のさまざまなIPを活用し、イベント開催やグッズ販売など多角的なライセンスビジネスを展開してきました。

2.それぞれの強み:サンリオのキャラクターブランド力とエイベックスのビジネスノウハウ

サンリオの強み

  • • 長年にわたり培ってきたキャラクタービジネスのノウハウ
  • • 世界的な知名度を誇るキャラクター(ハローキティなど)を活用したブランド力

エイベックス・アジアの強み

  • • アジアにおけるコンテンツビジネスの経験とネットワーク
  • • 多種多様なIPとのコラボレーション実績
  • • エンタテインメント事業を通じたマーケティング力

合弁会社では両社の強みを融合し、サンリオが保有する既存キャラクターや新たに開発するキャラクターのライセンスを、東南アジア地域(シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ブルネイ)で展開していく予定です。

3.合弁会社が目指すもの:東南アジアでのブランド価値最大化

新会社「SANRIO SOUTH EAST ASIA PTE. LTD.」は、東南アジアにおいてサンリオキャラクターを活用したライセンスビジネスを統括し、さらなるブランド価値の向上を目指します。将来的には、エイベックスが保有するIPとのコラボレーションも検討されており、イベントやグッズ販売など新たなエンタテインメントを創出する可能性が期待されています。

4.合弁会社の概要(予定)

名称
  • SANRIO SOUTH EAST ASIA PTE. LTD.
  • (読み:サンリオ サウスイースト アジア)
所在地

3 Fraser Street #05-21, Duo Tower Singapore 189352

代表者の役職・氏名
  • • 代表取締役会長:辻󠄀 朋邦(サンリオ 代表取締役社長)
  • • 代表取締役社長 CEO:髙橋 俊太(エイベックス・アジア 代表取締役社長)
設立予定

2020年11月2日

営業開始予定

2021年1月

事業内容

東南アジア地域(シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ブルネイ)におけるサンリオグループのキャラクターを活用したライセンスビジネス

資本金

2,000,000USドル

株主構成

サンリオ 70%、エイベックス・アジア 30%

まとめ

サンリオとエイベックス・アジアが手を組んで立ち上げる合弁会社は、東南アジア市場におけるサンリオキャラクターのさらなる浸透と、エイベックスの持つエンタテインメントビジネスの知見・ネットワークを掛け合わせて、新しいライセンスビジネスの形を生み出すことを狙いとしています。両社の強みを活かした相乗効果がどのように実を結ぶのか、今後の展開に注目です。

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