まぐろ解体ショー 生配信後、即お届け クックパッドマート
「 クックパッドマート 」は、まぐろ問屋「八清」と連携して まぐろ解体ショー をライブ配信し、捌いたまぐろをすぐに届ける。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止が進む中で、ネットを通して、各職種が持つ要素、強みを動画として伝え、購入に繋げる動きが生まれている。生で解体ショーを見て、その場で買ったのと変わらぬ体験をしてもらおうということなのだ。
それに当たってはまず「クックパッドマート」で事前購入する。そして、解体ショーが始まるとYouTubeライブでその模様を見れるので、購入者はそれを見て、その臨場感を味わうとともに、本まぐろは捌いたその日のうちに送り届けられるということなのだ。
クックパッドマートで事前購入し、まぐろ解体ショー 生配信後、即お届け
「八清」は、横浜中央卸売市場の創業80年を越える老舗のまぐろ問屋。解体する本まぐろは6月6日7時よりまぐろ解体ショーをYouTubeライブ配信するわけだが、販売に関しては、それより前、6月1日8時より行っていて彼らはこれを「先払い型ライブコマース」と呼んでいる。
新型コロナウイルス感染症の影響によりマルシェ・朝市・市場開放や食に関するイベントの中止・延期が続いている。オフラインでのイベント自粛や中止が続き「生産者」と「消費者」の接点が減少したことで、販売やコミュニケーションの機会が失われていることから、企画したものだ。
それぞれの事業者にあるストーリーの活用法を考えるべし
また、近年の消費者は商品の背景にある”ストーリー”に共感して購入する傾向が強くなっている。このたびの先払い型ライブコマースを通じて、消費者が生産者の想い、生産の現場を知る機会をつくることで、食材をきっかけに、生産者と消費者のより良い関係を構築していこうという。
先払い型ライブコマースは、クックパッドマートで生鮮食品を事前購入したお客様に、商品のお届けまでの間、生産者や食材にまつわるストーリーや様々な体験を提供していこうという。
消費者にとっては、商品が手元に届くまでの様々な体験を通して、食材や生産者について知ることができ、食べるだけではない楽しみが広がる。生産者にとっては、事前購入してもらうことことで売れ残りを気にせず、生産に集中できるようになり、廃棄を減らすことにもつながる。何気ない、自分たちの事業を体験として伝えることで、それが付加価値となって、購入の機会を生み出すものではないか、と思うのだ。