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	<title>【IP】キャラクター・スポット アーカイブ - 145MAGAZINE</title>
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	<description>人と人との関係を育むメディア</description>
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	<title>【IP】キャラクター・スポット アーカイブ - 145MAGAZINE</title>
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		<title>ニコニコ超会議2025レポート｜サンエックスの新挑戦とうごめくサブカルの熱気</title>
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		<dc:creator><![CDATA[石郷　学]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 26 Apr 2025 22:34:55 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[キャラ談]]></category>
		<category><![CDATA[クリエイター｜個人の挑戦]]></category>
		<category><![CDATA[デザイナー・作家]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】キャラクター・スポット]]></category>
		<category><![CDATA[DEEP DIVE: 潜入イベントレポ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>　今年もまた、あの季節がやってきた。春の幕張メッセに、サブカルチャーを愛する人たちが集い、笑い、踊り、語り合う。ネットとリアルが交差するこの場所──ニ [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://145magazine.jp/character-market/2025/04/nicocho2025-sanx-goencha/">ニコニコ超会議2025レポート｜サンエックスの新挑戦とうごめくサブカルの熱気</a> は <a href="https://145magazine.jp">145MAGAZINE</a> に最初に表示されました。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[
<p class="has-background" style="background-color:#ffe8ee">　今年もまた、あの季節がやってきた。春の幕張メッセに、サブカルチャーを愛する人たちが集い、笑い、踊り、語り合う。ネットとリアルが交差するこの場所──ニコニコ超会議は、単なるイベントではない。ここには、人の情熱、文化の進化、そして「好き」という気持ちがぎゅっと詰まっている。</p>



<p>　2025年、僕はその熱狂のなかへ飛び込んだ。歩けば出会う、懐かしい顔、新しい挑戦、そして未来への希望。ここから始まる物語を、今日はあなたに届けたい。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-ニコニコ超会議とは-ネットとリアルが融合する場所">ニコニコ超会議とは？──ネットとリアルが融合する場所</h2>



<p>　「ニコニコ超会議」とは、動画配信サービス「ニコニコ動画」から生まれた、ネット文化とリアルイベントが融合する日本最大級のサブカルチャーイベントだ。毎年春に幕張メッセで開催され、配信者、踊り手、実況者、コスプレイヤー、アーティスト、企業までが一堂に会し、コンテンツの垣根を越えて交流する祭典である。</p>



<p>　2000年代後半、ネット上で生まれた新たな文化──コメント文化、二次創作、踊ってみた・歌ってみた──それらをリアルの場で体験し、広げようとする試みは、年々規模を拡大。</p>



<p>　近年は一時、著名人や政治家、スポーツイベントなどの&#8221;プロ&#8221;コンテンツも入り混じったが、2025年は改めて、ファン主体、ネット発コンテンツの原点回帰を感じる空気だった。そこには、&#8221;同じ価値観を持つ仲間&#8221;と出会い、交わる、特別な熱量が満ちていた。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-おーい-手を振るあの人は-始まりの風景">おーい！手を振るあの人は──始まりの風景</h2>



<p>　熱気立ち込める会場のなか、「おーい！」</p>



<p>　大勢の人波の向こうから大きく手を振る人影。駆け寄ってきたのは、京都発のお茶ブランド「ごえん茶」の柴田さんだった。笑顔も変わらないが、その手の中には、この数年で育んできた努力と成果がしっかりと握られていた。</p>



<p>　そんなふうに、かつて出会った仲間と偶然再会できる──これも、ニコニコ超会議ならではの楽しさだ。文化祭のような高揚感。学園祭のような親密さ。その始まりに、僕の胸はすでに熱くなっていた。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-サブカル原点回帰-ファンのための祭典へ">サブカル原点回帰──ファンのための祭典へ</h2>



<p>　会場を歩いて感じたのは、明確な変化だった。以前の超会議は、プロの芸能人、スポーツ選手、政治家まで登場し、いわば&#8221;拡張フェーズ&#8221;だった。しかし今年は違う。</p>



<p>　主役は、ニコ動を愛してきた配信者たち。踊り手、実況者、MMDクリエイターたちが中心になり、来場者もその空気を心から楽しんでいた。身近な存在たちが、思い思いにステージを盛り上げる──そんな原点回帰の姿だった。&#8221;プロ&#8221;ではない。&#8221;好き&#8221;を武器にしてきた人たち。その躍動が、この空間にリアルな熱を灯していた。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-ごえん茶ブースで再会-魔改造されたお茶への挑戦">ごえん茶ブースで再会──魔改造されたお茶への挑戦</h2>



<p>　柴田さんとの再会がきっかけで、僕は「ごえん茶」ブースに引き寄せられた。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" fetchpriority="high" decoding="async" width="900" height="675" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/oencha2025niconico.jpg?resize=900%2C675&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-56723" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/oencha2025niconico.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/oencha2025niconico.jpg?resize=300%2C225&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/oencha2025niconico.jpg?resize=768%2C576&amp;ssl=1 768w" sizes="(max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　ごえん茶は、もともと小さな「お茶入りメッセージカード」からスタートしたブランドだ。数年前、初めて取材した頃は、手作業に近い形で心を込めて商品を作っていた。（<a href="https://145magazine.jp/goodsnews/2020/01/goencha05/">当時の記事はこちら</a>）</p>



<p>　最近、ごえん茶では、なんと工場そのものを“魔改造”し、小ロットでも大量カスタマイズに対応できる体制を整えました。なぜなら、彼女たちの強みは「お茶」そのものだけでなく、<strong>お茶入りメッセージカードを、きめ細かく小ロットで作れる</strong>という“カスタマイズ性”にあるからである。</p>



<p>　同じような商品を扱う企業はあっても、ここまで柔軟にオーダーに応えられるところは他にはない。だからこそ、あえてその部分を強化し、<strong>個人の推し活やイベント需要にも対応できる唯一無二の存在</strong>へと進化を遂げたのです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" decoding="async" width="900" height="675" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/goencha_niconico202502.jpg?resize=900%2C675&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-56730" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/goencha_niconico202502.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/goencha_niconico202502.jpg?resize=300%2C225&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/goencha_niconico202502.jpg?resize=768%2C576&amp;ssl=1 768w" sizes="(max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　この日も、会場限定オリジナルごあいさつ茶や、推し色に合わせたティーバッグセットなど、細やかな工夫が光っていた。小さな証券（チャンス）を一つも見逃さず、着実にファンを喜ばせる工夫を積み重ねる。</p>



<p>　「人の気持ちを、お茶に乗せて届ける」──その原点は変わらず、しかし形は大きく進化していた。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-サンエックス-ユニットふぇすた-キャラ愛が形になる瞬間">サンエックス ユニットふぇすた──キャラ愛が形になる瞬間</h2>



<p>　続いて向かったのは、サンエックスブース。「ユニットふぇすた」という、サンエックス初のファン参加型イベントが開催されていた。アンバサダーは、女優でタレントの山之内すずさん。小学生時代からニコ動文化に親しんできた彼女が、満面の笑みで語る。「ニコニコの世界に育てられた」と──。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" decoding="async" width="900" height="675" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/niconico2025_yamanocuchi.jpg?resize=900%2C675&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-56725" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/niconico2025_yamanocuchi.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/niconico2025_yamanocuchi.jpg?resize=300%2C225&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/niconico2025_yamanocuchi.jpg?resize=768%2C576&amp;ssl=1 768w" sizes="(max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　リラックマ、えびふらいのしっぽ、いしよわちゃん。紹介されるキャラクターたちとすずさんの自然な対話は、観客にも温かく響いた。</p>



<p>　そして、ファン投票で選ばれたユニットたちがステージに登場。すずさんと一緒に踊るTikTokダンス。キャラたちと目を合わせながら「頑張ろうね」と呼びかけ合うその光景が、アットホームで、ほんのり居心地の良さが漂う。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="675" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/san-x-niconico2025.jpg?resize=900%2C675&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-56727" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/san-x-niconico2025.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/san-x-niconico2025.jpg?resize=300%2C225&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/san-x-niconico2025.jpg?resize=768%2C576&amp;ssl=1 768w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　サンエックスのキャラクターは、ただ可愛いだけじゃない。&#8221;誰かに寄り添う&#8221;温かさと&#8221;共に生きる&#8221;強さを、そっと届けてくれる存在だった。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-うそ探偵トマント誕生-サンエックス-ファンワークスの挑戦">うそ探偵トマント誕生──サンエックス×ファンワークスの挑戦</h2>



<p>　ブースを離れ、少し時間を置いて再び覗きに行ったそのとき、偶然、ファンワークスの高山さんと再会した。</p>



<p>　彼が教えてくれた新情報──それが「うそ探偵トマント」だ。</p>



<p>　トマトのように赤いキャラクター、そして&#8221;まっ赤なウソ&#8221;をテーマにした&#8221;かわいい×ミステリー&#8221;の新ジャンルアニメ。プロデュースは『名探偵コナン』の諏訪道彦氏、脚本は『妖怪ウォッチ』の加藤陽一氏という超豪華布陣。</p>



<p> 　ちなみに、当日、来場者に配られていたのがこちら。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="675" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/tomanto250401.jpg?resize=900%2C675&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-56772" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/tomanto250401.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/tomanto250401.jpg?resize=300%2C225&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/04/tomanto250401.jpg?resize=768%2C576&amp;ssl=1 768w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　元々、サンエックスとファンワークスは映画『すみっコぐらし』で深い信頼関係を築いてきた。今回もその連携が結実し、文具系キャラクターの枠を超えた&#8221;ストーリーを持つキャラクター&#8221;を生み出そうとしていた。</p>



<p>ニコ超という場で、こうして生まれたばかりの新たな命に出会える。これ以上ない高揚感だった。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-文化祭のような-あたたかい出会いの連続">文化祭のような、あたたかい出会いの連続</h2>



<p>　改めて思う。このニコニコ超会議という場は、&#8221;お客さんと出展者&#8221;という関係性ではない。お互いが、手作りの出し物を持ち寄る、学園祭のような空間だ。</p>



<p>　ごえん茶も、サンエックスも、ファンワークスも。 商品やキャラクターの向こうに、それを作った人たちの&#8221;想い&#8221;が確かに見えた。だから、歩くだけで自然と人の物語に出会う。</p>



<p>　人は人に惹かれる。そして、その背後にある努力や情熱に心を打たれるのだと、僕は再確認した。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-まとめ-ニコ超で出会った-たしかな温度">まとめ──ニコ超で出会った、たしかな温度</h2>



<p>　サブカルの熱狂、文化の進化、人と人との出会い。そこにあったのは、単なる商業イベントではない、温かい&#8221;生きた文化&#8221;だった。</p>



<p>　サンエックスの挑戦、ごえん茶の進化、ファンワークスの未来への布石──すべてが、胸の奥に&#8221;また来たい&#8221;という小さな火を灯してくれた。ニコニコ超会議は、単なるイベントじゃない。そこに前向きに挑戦する人たちの&#8221;今&#8221;を映し出す、かけがえのない場所だ。</p>



<p>　また来年、ここで新しい出会いに出会えることを、僕は心から楽しみにしている。</p>



<p>　今日はこの辺で。</p>
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		<title>時代を超える火の鳥――“生命”を問う、壮大な旅へ東京シティビューで開催中の「火の鳥展」を巡る</title>
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		<dc:creator><![CDATA[石郷　学]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 17 Mar 2025 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[キャラ談]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンサー｜世界を作る側]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンス]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】Storyverse –物語から生まれたキャラクターたち]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】キャラクター・スポット]]></category>
		<category><![CDATA[DEEP DIVE: 奥深きキャラクターの背景]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>　僕たちが漫画に抱くイメージを根本から覆し、「生きるとは何か」という問いを投げかける壮大な作品――それが『火の鳥』である。この作品は、単なるバトルやギ [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[
<p class="has-background" style="background-color:#fbe4ea">　僕たちが漫画に抱くイメージを根本から覆し、「生きるとは何か」という問いを投げかける壮大な作品――それが『火の鳥』である。この作品は、単なるバトルやギャグといった要素にとどまらず、漫画という表現の可能性を大きく広げ、エンターテインメントの新たな形を示した。この境地を切り開いた手塚治虫さんの才能は、まさに天才的と言えるだろう。</p>



<p>　六本木ヒルズ森タワー52階、東京シティビュー。その圧倒的な展望と共に広がるのは、漫画の枠を超え、哲学と科学が交錯する世界だ。『手塚治虫「火の鳥」展』は、まさに時空を超える壮大な旅の入り口となる。</p>



<p class="has-small-font-size">※手塚治虫の「塚」は旧字体が正式表記。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-第1章-手塚治虫が描いた-問い"><strong>第1章：手塚治虫が描いた“問い”</strong></h2>



<p>　この展示会は、手塚治虫が生涯をかけて描いた「火の鳥」という作品を、多角的な視点から読み解くものだ。</p>



<p>　展覧会の監修を務めるのは、生物学者の福岡伸一さん。彼は「動的平衡」という概念を通じて、生命が変化し続けることの本質を説いてきた。そして、火の鳥が描く「生と死」「輪廻転生」のテーマこそが、この概念と密接に関係していると語る。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="675" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/fukuokasan250301.jpg?resize=900%2C675&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-55289" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/fukuokasan250301.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/fukuokasan250301.jpg?resize=300%2C225&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/fukuokasan250301.jpg?resize=768%2C576&amp;ssl=1 768w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　今回は、福岡氏の案内のもと、実際に会場を巡りながら火の鳥の奥深さを体験した。</p>



<p>　「火の鳥」とは何か――その答えは、単なる不老不死の象徴ではない。火の鳥を追い求める人々は、永遠の命を手に入れようとするが、手塚治虫が描いたのはむしろ<strong>有限であることの美しさ</strong>だった。</p>



<p>　福岡氏は、展示の冒頭でこう語る。</p>



<p>「生命は壊れながらも作り変わる。私たちは、死を迎えることで次の生命へと繋がっていく。その循環を手塚治虫は物語として描いたのです。」</p>



<p>　展示の構成は、手塚治虫が描いた<strong>12編の物語</strong>を執筆順にたどる形となっている。黎明編から未来編、そして太陽編へと進むにつれ、時間軸が過去と未来を行き来しながら壮大な物語を形作っていく。</p>



<p>　とりわけ、未完に終わった「現在編」。ここにこそ、火の鳥の最大の謎がある。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-第2章-黎明編から未来編へ-生命の旅"><strong>第2章：黎明編から未来編へ――“生命の旅”</strong></h2>



<p>　展示会は、黎明編の舞台となる弥生時代から始まる。</p>



<p>　火の鳥を求める権力者たちと、転生を繰り返す人々。その壮大な輪廻の物語は、科学と歴史が交錯するような感覚を生む。</p>



<p>　福岡氏は、火の鳥の構造についてこう説明する。</p>



<p>「火の鳥の物語は、未来と過去を往復しながら、一つの円環を描いています。未来編のラストは、黎明編の冒頭へと繋がる。つまり、これは終わりのない生命の流転を示唆しているのです。」</p>



<p>　この展示の特徴は、物語の奥深さだけではなく、<strong>手塚治虫の科学的な視点</strong>が随所に散りばめられている点だ。</p>



<p>　例えば、未来編では直接的にはその言葉はないが、<strong>AIが支配する世界</strong>が描かれている。</p>



<p>　西暦3404年の未来が舞台の未来編。世界は政治体ごとに分断され、各勢力は人工知能の力を借りて運営されるという、現代社会の延長線上にあるディストピアが描かれている。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="576" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori_mirai250302.jpg?resize=1024%2C576&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-55725" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori_mirai250302.jpg?resize=1024%2C576&amp;ssl=1 1024w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori_mirai250302.jpg?resize=300%2C169&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori_mirai250302.jpg?resize=768%2C432&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori_mirai250302.jpg?w=1200&amp;ssl=1 1200w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p>　これは、ジョージ・オーウェルが『1984』で描いた管理社会の予言的映像とも重なり、生成AIが全てを支配しようとする現代の懸念を彷彿とさせる。今や現実となりつつある世界を予言しているかのようだった。</p>



<p>「AIによってすべてが管理される未来。手塚治虫がこの未来を描いたのは1970年代ですが、今、私たちはその世界に近づいているのではないでしょうか。」</p>



<p>　この言葉が示す通り、火の鳥は決して過去の作品ではない。むしろ、<strong>今を生きる私たちに問いを投げかけている作品なのだ。</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-第3章-風のタペストリーが映す輪廻の真理-人間の栄華と儚さ"><strong><strong>第3章：風のタペストリーが映す輪廻の真理――人間の栄華と儚さ</strong></strong></h2>



<p>「火の鳥」はただの美しい神話ではない。そこには、人間の<strong>欲望と愚かさ</strong>が描かれている。</p>



<p>福岡氏は、こう指摘する。</p>



<p>「美しいものは生命を肯定し、醜いものはその反対を示す。火の鳥の世界では、その対比が極限まで表現されているのです。」</p>



<p>　特に印象的なのは、<strong>「鳳凰編」の展示だった。</strong>火の鳥を追い求めた<strong>茜丸</strong>は、ある夢を見る。火の鳥の前で「未来永劫、人間には戻れない」と告げられ、波間を漂う<strong>ミジンコ</strong>へと転生する――目覚めた彼の目の前に広がっていたのは、正倉院に実在する「風のタペストリー」。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="576" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori_houou.jpg?resize=1024%2C576&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-55724" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori_houou.jpg?resize=1024%2C576&amp;ssl=1 1024w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori_houou.jpg?resize=300%2C169&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori_houou.jpg?resize=768%2C432&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori_houou.jpg?w=1200&amp;ssl=1 1200w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p>　これは、<strong>遣唐使が持ち帰った実在の織物</strong>であり、火の鳥の伝説と重なる象徴的な存在だ。茜丸はその後、朝廷の庇護のもとで栄達し、名声を得る。しかし、次第に権力に依存し、かつて抱いた芸術への情熱を失っていく。</p>



<p>　一方、放浪を続けた<strong>我王</strong>は、即身仏となった高僧や、蜘蛛の巣に捕らえられた虫の姿を見て、ある悟りに到達する。</p>



<p><strong>「生きる？ 死ぬ？ それがなんだというんだ。宇宙のなかに人生などいっさい無だ！ ちっぽけなごみなのだ！」</strong></p>



<p>　手塚治虫がこの台詞に込めたのは、生命の輪廻を見つめる哲学そのものだ。火の鳥が示す壮大な輪廻の視点に立てば、人間の栄華も、芸術への執着も、一瞬のきらめきに過ぎない。</p>



<p>それでも、何かを創り続けることに意味はあるのか――この問いが、鳳凰編の核心にある。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-第4章-芸術とは何か-運命の対決と人間の本質"><strong>第4章：芸術とは何か――運命の対決と人間の本質</strong></h2>



<p>　また、鳳凰編は、奈良の大仏殿の鬼瓦を巡る<strong>芸術対決</strong>を通して、人間の愚かさを示している。朝廷に仕える茜丸の作品と、独学で仏像を彫り続けた我王の作品。</p>



<p>　その出来栄えは、誰の目にも<strong>我王の作品が圧倒的</strong>だった。鬼気迫る造形、生命の躍動を宿したその彫刻は、芸術としての純粋な魂が込められていた。</p>



<p>　<strong>しかし、判定は茜丸に下された。</strong>それは、彼を庇護する<strong>宮廷貴族の政治的な配慮</strong>によるものだった。茜丸は確かに才能を活かして地位を築いた。しかし、それに固執するあまり、現れた我王の才能を認めず、排除しようとするわけだ。その姿を通して、手塚治虫は人間の醜さを『火の鳥』で鮮明に描いている。</p>



<p>　この構図は、1401年の<strong>フィレンツェのサン・ジョヴァンニ洗礼堂のレリーフ制作コンペ</strong>と近い。天才ブルネレスキとギベルティが競ったこの歴史的対決も、保守的な審査員の好みと政治的な根回しによって、ギベルティが勝利した。</p>



<p>　手塚治虫は、この逸話を知っていたかのようである。全てを奪われた我王は、両腕を失いながらも、なおも<strong>口にノミをくわえて仏像を彫り続ける。</strong></p>



<p>彼は悟った。</p>



<p>「生きることは、創造し続けること」</p>



<p>　たとえそれが塵に等しいものだとしても、輪廻の流れの中で、創造こそが命の証なのだと。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="675" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori250304.jpg?resize=900%2C675&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-55292" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori250304.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori250304.jpg?resize=300%2C225&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori250304.jpg?resize=768%2C576&amp;ssl=1 768w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　<strong>この戦いは、ただの芸術対決ではないのだ。それは、人間が持つ「創造への欲求」と「時代の権力」の相克を描いた物語だった。</strong>展示には、鬼瓦の模型が並び、観る者に問いかける。</p>



<p>　<strong>「何が本当に美しいのか？」</strong></p>



<p>この問いかけこそが、火の鳥の魅力なのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-第5章-未完の現在編-火の鳥の最終章はどこにあるのか"><strong>第5章：未完の現在編――火の鳥の最終章はどこにあるのか</strong></h2>



<p>　火の鳥の最後の一コマは、手塚治虫自身が「死ぬ瞬間に描く」と語っていた。</p>



<p>　しかし、彼はそれを描くことなく、この世を去った。</p>



<p>　ただ、福岡伸一さんは、一つのヒントを示した。手塚治虫「火の鳥」展には、火の鳥が白い布に包まれた何かの上に止まっているキービジュアルがある。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="675" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori250305.jpg?resize=900%2C675&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-55293" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori250305.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori250305.jpg?resize=300%2C225&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori250305.jpg?resize=768%2C576&amp;ssl=1 768w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　福岡氏は、それを指してこう語るのだ。</p>



<p>「これは手塚治虫自身の遺体ではないかと考えています。そして、それはまるで蝶のさなぎのようにも見えます。つまり、手塚治虫は<strong>死を迎えても、次の生命へと繋がることを示唆した</strong>のではないか。」</p>



<p>　手塚治虫は、生涯をかけて生命の神秘を描いた。</p>



<p>そして、彼の遺した「火の鳥」もまた、次の世代へと命を繋いでいくのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-結び-火の鳥が私たちに残したもの"><strong>結び：火の鳥が私たちに残したもの</strong></h2>



<p>　手塚治虫の『火の鳥』は、単なるマンガの枠を超え、生命の神秘と人間存在の儚さ、そして再生の可能性を問いかける叙事詩である。今回の展覧会は、その壮大な世界観を再現し、現代を生きる我々が未来へ向けた新たな一歩を踏み出すためのヒントを提供してくれる。</p>



<p>　黎明編で生命の起源に迫り、鳳凰編で悲劇と再生のドラマを体験し、未来編でAI時代の危機と可能性を見つめる――そのすべてが、手塚治虫という偉大なクリエイターが遺した、普遍的な問いへの答えを模索する旅となっている。</p>



<p>　展覧会を後にする頃、来場者は単なる懐古の感動だけでなく、現代社会が抱える課題、そして生命の根源に迫る哲学的な示唆に心を打たれるだろう。火の鳥は、永遠に燃え続ける不滅の象徴として、未来へとその輝きを放ち続ける。</p>



<p>　そして、我々は今、再びその問いに立ち向かう時が来たのだ。生きとし生けるものすべてが抱く「命」の意味――それは、絶え間なく変容し、再生する運動体として、私たちに未来への道しるべを示してくれる。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="675" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori250306.jpg?resize=900%2C675&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-55295" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori250306.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori250306.jpg?resize=300%2C225&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2025/03/hinotori250306.jpg?resize=768%2C576&amp;ssl=1 768w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　この展覧会で交わされた数々の言葉と映像、そして展示物は、手塚治虫が未来へ向けて放った熱いメッセージの欠片であり、来場者自身がその一端を受け取る貴重な体験となるだろう。</p>



<p>　永遠に燃え続ける火の鳥。その神話は、今もなお新たな命を生み出し、未来へと続く無限の物語として、私たちの心に刻まれ続ける。</p>



<p>今日はこの辺で。</p>



<p class="has-small-font-size">※手塚治虫の「塚」は旧字体が正式表記。©️Tezuka Productions</p>
<p>投稿 <a href="https://145magazine.jp/character-market/2025/03/tezuka-hinotori-exhibition/">時代を超える火の鳥――“生命”を問う、壮大な旅へ東京シティビューで開催中の「火の鳥展」を巡る</a> は <a href="https://145magazine.jp">145MAGAZINE</a> に最初に表示されました。</p>
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		<title>パラパラ漫画でアニメの原点に立ち返る？―ピンクパンサー60周年でみせた森本晃司さんの哲学</title>
		<link>https://145magazine.jp/character-market/2024/12/koji-morimotos-philosophy-shown-at-the-60th-anniversary-of-the-pink-panther/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=koji-morimotos-philosophy-shown-at-the-60th-anniversary-of-the-pink-panther</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[石郷　学]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 20 Dec 2024 07:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[キャラ談]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンサー｜世界を作る側]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンス]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】Storyverse –物語から生まれたキャラクターたち]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】キャラクター・スポット]]></category>
		<category><![CDATA[創造のヒント｜HERO insight —人の心を惹きつけるアイデアの源泉]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>アニメ界で数々の偉業を成し遂げてきた森本晃司さん。出来上がったものの完成度はさることながら、それが生まれる本質は実にシンプルだ。僕は、そのギャップに感 [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://145magazine.jp/character-market/2024/12/koji-morimotos-philosophy-shown-at-the-60th-anniversary-of-the-pink-panther/">パラパラ漫画でアニメの原点に立ち返る？―ピンクパンサー60周年でみせた森本晃司さんの哲学</a> は <a href="https://145magazine.jp">145MAGAZINE</a> に最初に表示されました。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[
<p class="has-background" style="background-color:#feeff3">アニメ界で数々の偉業を成し遂げてきた森本晃司さん。出来上がったものの完成度はさることながら、それが生まれる本質は実にシンプルだ。僕は、そのギャップに感銘を受けた。代官山の蔦屋書店で行われている「Celebrate 60 Years of the Pink Panther」に絡んで、彼の話を聞いていた。同イベントで彼はピンクパンサーを素材にコラボ作品を手がけ、新しい一面を独自の表現で示したのである。</p>



<p>　アニメーションとは何か。その原点に立ち返りつつ、新しい表現を追求する森本さんが、今回のコラボレーションに込めた想いと、映像作家としての哲学を語る。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-森本さんとこのイベントについて"><strong>森本さんとこのイベントについて</strong></h2>



<p>　まずは森本晃司さんについて説明しよう。彼はアニメーション業界のレジェンド的存在であり、スタジオ4℃の創立者として知られている。関わった作品には『AKIRA』<strong>や</strong>『MEMORIES』などがあり、その名は国内外で広く知られている。彼の作品は、視覚的な美しさと深いテーマ性が特徴的であり、特に都市や人工物を独特の世界観で描く手法には定評がある。</p>



<p>　また、音楽ビデオや短編アニメーションでも活躍し、宇多田ヒカルさんのMVを手がけたことも記憶に新しい。</p>



<p>　今回、そんな森本さんが参加しているのが、「Celebrate 60 Years of the Pink Panther」というポップアップイベントだ。これは、名作アニメーション「ピンクパンサー」の60周年を記念する企画であり、渋谷ロフトでのプレ開催を経て、代官山 蔦屋書店で本開催が行われている。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241203.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-53825" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241203.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241203.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241203.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241203.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　会場には60周年を記念したコラボグッズやアート作品が展示されており、その中でも特に注目すべきは、森本晃司さんが手がけたコラボレーション作品だ。彼は、ピンクパンサーという遊び心に満ちたキャラクターを素材に、アニメーションの原点とも言える「パラパラ漫画」に立ち返りつつ、新しい表現に挑戦したのである。</p>



<p>　下記の通り、パラパラ漫画の映像が流れて、原画が展示されている。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241205.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-53843" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241205.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241205.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241205.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241205.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-アニメーションの原点は-パラパラ漫画-に-ある"><strong>アニメーションの原点は「パラパラ漫画」に</strong>ある？</h2>



<p>　インタビューが始まると、森本さんはこう切り出した。「<strong>パラパラと動く絵</strong>。それこそがアニメーションの原点であり、自分のクリエイティブのスタート地点だ」と、懐かしさと確信を込めて語る。</p>



<p>　中学生時代、アニメーションに興味を持った森本さん。しかし当時は今のような技術書や資料もなく、手探りで「動く絵」というものに向き合い、その魅力に引き込まれていったという。でも、その原点は、<strong>パラパラ漫画</strong>というシンプルな手法にあったのではないかと、話を聞いていて思った。</p>



<p>　「動く」という概念を一枚一枚の絵に落とし込み、繋げることで、命が宿る。この体験こそが、森本さんの原点だ。そして今回、ピンクパンサーのコラボレーションにおいても、このシンプルな原点に立ち返ったのだ。</p>



<p>　僕自身もパラパラ漫画を描いた経験があるが、当時はそこに意味や価値を見出せていなかった。だが、森本さんの言葉を聞いて気づいたのは、「人の心を動かす本質」がそこにあるということだ。</p>



<p>　絵が連なることで生まれる時間の流れ、動きの繊細さ。それらはアニメーションの基礎であり、同時に人の感情を揺さぶる構成力の結晶なのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-行動の分岐点に人の感情が動く"><strong>行動の分岐点に人の感情が動く</strong></h2>



<p>　「アニメーションには<strong>文法</strong>があるんですよね？」――森本さんはそう話す。</p>



<p>その「文法」とは、人の心が動く“分岐点”を作り出す技術だ。</p>



<p>　一枚一枚をバラバラに並べたところで、そこにはなんの心の動きも生まれない。</p>



<p>　つまり、単に絵を描き続けるだけでは見えてこないが、流れを変える事で、心が動く瞬間を生み出す。笑いのツボと同じように、<strong>人の感情が動くポイント</strong>がある。</p>



<p>　一枚の絵の続きに、どの絵を持って来て、気を引くか。これこそが心を揺さぶる鍵なのだ。</p>



<p>　今回のピンクパンサーで言えば、ポケットがないのに、ポケットに手を入れている素振りがある。</p>



<p>　そうやって、そういう気持ちの分岐点を意図的に作る。</p>



<p>　それまでの流れをパッと変えてしまうような。作り手からすれば、そのヒントは街中で無数にあるし、人それぞれ。彼は彼の考えで、漫画のストーリーに心をくすぐる“道草”を作るわけである。</p>



<p>　その時代を生きている人にリアクションを起こさせるわけだから、彼は人の観察を惜しまない。どういう事で人は心が動くのか。転換部分に貪欲である。だから、日常を好奇心たっぷりに、寄り道するわけである。蔦屋書店には何度も来ているけど、「来るまでの道のりは毎回変えています」。</p>



<p>　違った視点にパッと流れを変える、人の心を動かす、そのヒントがあるからである。その寄り道での「あっ」がパラパラ漫画の分岐点である。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-敢えて止めて訓練をする"><strong>敢えて止めて訓練をする</strong></h2>



<p>　単調な流れの中で、どう人の気を惹きつけるか。その貪欲さゆえに、面白いやり方で、自分の感覚を訓練していることを明らかにしてくれた。</p>



<p>　アニメの映画を見ていて、わざと途中で止めてしまう。そして、自分ならその後、どういう表現をするのかを想像するのだという。</p>



<p>　そして、実際に再生をして、作品の表現と自分の発想とを比べる。その中で、自分の発想をアップデートしていくのだ。</p>



<p>　聞いていて、先ほどのパラパラ漫画に通じることだと思った。次に何が来るのか。それを、人の心が動くかどうかで、考えること。それは、そのパラパラ漫画で言えば、全体の面白さを左右する。</p>



<p>　つまり、人の気持ちの上下を巧みにアニメで操るのである。表現のキャンバスが変われば、それ相応にまた、人の心の動き方は変わっていく。</p>



<p>　余談ではあるが、宇多田ヒカルさんのMVでのアニメ部分に関連して、彼は、こう話した。「音楽にふさわしい『動き』があるんです」。</p>



<p>　「この音楽には“横に流れる動き”が合う。そんな具合に。だとすれば、横に動く物体は何かを思い浮かべる。それはなんでもいい。電車でもいいし、竜でもいい。ただ、それは、曲調や歌詞に合わせて選ぶから、アニメと音楽が合わさると、、、カチッとハマる瞬間が生まれるんです」。</p>



<p>　観る者の心理や心の動きに敏感で、それを構成に反映させる。そうやって、彼は、作品に魂を吹き込む。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-縦長フォーマットへの挑戦-新しい時代に合わせた表現"><strong>縦長フォーマットへの挑戦――新しい時代に合わせた表現</strong></h2>



<p>　それでいうと、今回、彼がピンクパンサーのコラボ作品で選んだキャンバスは何か？</p>



<p>　ずばり、<strong>スマートフォン</strong>だ。彼はそのパラパラ漫画を縦長の絵で表現したのである。縦長になればなったで、また、人の心理的な変化は変わっていく。</p>



<p>&nbsp;「キャンバスが縦長に変われば、表現も少し変わるんです。でも人の心を動かす本質は変わらない」と森本さん。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241204.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-53826" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241204.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241204.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241204.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241204.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　縦長の画面だからこそ、彼は、ピンクパンサーの動きに奥行きを持たせたのだ。</p>



<p>　すると、時間の流れや景色の変化が、より縦の動きによって強調される。</p>



<p>　ピンクパンサーが歩く事自体は、シンプルで平凡である。でも、その構図で背景や動作の変化を加えたことで、印象が残りやすくなるのである。自分の感性と見る側、そして作品を人の琴線に触れるよう、絶妙にアジャストさせていく。でも、それは所詮、パラパラ漫画で分岐点を作り、ハッとさせる手法と本質的には変わらない。ゆえに森本さんの作品は、どのキャンバスでも心を動かすのだ。</p>



<p>　そして、それは、このイベントにふさわしい形で華を添える。その歩く光景に様々なものを掛け合わせれば、それは歴史を感じさせるからだ。</p>



<p>　60周年、色々な場面を渡り歩いてきた。同時に、これからも先々の色々な場面へと歩いていく。ピンクパンサーとしての過去と今と未来をその絵が想像させるのである。彼は、縦長の長所をフルに使って、“パラパラ漫画”の面白さを更に引き立てたのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-新しい時代に歩き続けるピンクパンサー"><strong>新しい時代に歩き続けるピンクパンサー</strong></h2>



<p>　結果、森本晃司さんが手掛けたピンクパンサー60周年の作品は、過去と未来を繋ぐ「歩み」がテーマとなった。最初から話した通り、シンプルな構造の中に、人間らしい動きや遊び心が息づき、僕らを引き込む。</p>



<p>　そして、最後に「なぜ、ピンクパンサーでコラボしようと思ったのか」そう尋ねたら、茶目っ気たっぷりに小さく笑った。「それはやんちゃだから」。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241202.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-53823" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241202.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241202.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241202.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/12/pinkpanther241202.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>&nbsp;「正しいことだけではなく、そこから外れた予想外のことにも手を伸ばす。ピンクパンサーには、そんな人間らしさや愛らしさがある」と森本さんは言う。</p>



<p>　まさに、ポケットがないのに、ポケットに手を入れたような仕草はそうだ。</p>



<p>　人間もそうだけど、完璧すぎるのはつまらない。ちょっとくらい逸れるからこそ、そこに興味が惹かれる。つまり、ピンクパンサーだからこそ、歩くその過程に、色々遊び心を持ち込める。だからこそ、彼もその作品制作を楽しめる。そう直感して、今回の話を快諾したというわけだ。</p>



<p>&nbsp;&nbsp;思えば、ベストな巡り合わせだったのかもしれない。</p>



<p>　パラパラ漫画の原点から現代の縦長フォーマットまで、絵を動かす上での本質は共通している。そんな本質の中で、ピンクパンサーは、私たち自身の「歩み」と重なりながら、新しい時代を歩き続けていくのである。</p>



<p>　今日はこの辺で。</p>



<p class="has-small-font-size">THE PINK PANTHER TM &amp; © 1964 – 2024 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.</p>
<p>投稿 <a href="https://145magazine.jp/character-market/2024/12/koji-morimotos-philosophy-shown-at-the-60th-anniversary-of-the-pink-panther/">パラパラ漫画でアニメの原点に立ち返る？―ピンクパンサー60周年でみせた森本晃司さんの哲学</a> は <a href="https://145magazine.jp">145MAGAZINE</a> に最初に表示されました。</p>
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		<title>永遠の命に挑む「火の鳥」展――福岡伸一と手塚るみ子が語る“生命の本質”</title>
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		<dc:creator><![CDATA[石郷　学]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 10 Dec 2024 01:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[キャラ談]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンサー｜世界を作る側]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンス]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】Storyverse –物語から生まれたキャラクターたち]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】キャラクター・スポット]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>　面白い発想の仕方だと思った。僕らも、周りにあるものはいずれ滅びゆく。人間はそこに抗って生きようとする中に輝きを見出す。これは、生物学者・福岡伸一さん [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://145magazine.jp/character-market/2024/12/hinotori-exhibition/">永遠の命に挑む「火の鳥」展――福岡伸一と手塚るみ子が語る“生命の本質”</a> は <a href="https://145magazine.jp">145MAGAZINE</a> に最初に表示されました。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[
<p class="has-background" style="background-color:#fddde5">　面白い発想の仕方だと思った。僕らも、周りにあるものはいずれ滅びゆく。人間はそこに抗って生きようとする中に輝きを見出す。これは、生物学者・福岡伸一さんの『動的平衡』という考えの根本である。まさに、手塚治虫さんの描く「火の鳥」もそれに近い。有限であることに美しさがあるとして、その二人のつながりを思いながら、作品のテーマの奥深さに唸ったのである。なるほど。今回、発表された、福岡さんが企画監修する「火の鳥展」はそんな意味で違った気づきをくれそうだ。</p>



<p>　改めて「火の鳥」は永遠の命や生と死という普遍的テーマを描きながらも、時代や読者の視点によってその意味を変える名作だ。「火の鳥」展は2025年3月7日から5月25日、六本木ヒルズ・森タワー52階の東京シティビューで行われる。本展覧会は、70年の時を超えて今なお輝き続ける「火の鳥」の魅力を、多角的な視点で再解釈する場となる。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-1-火の鳥-は何を問いかけるのか"><strong>1. 「火の鳥」は何を問いかけるのか？</strong></h2>



<p>　「火の鳥」は、不老不死を象徴する伝説の鳥を追い求める人々を描いた物語だ。とはいえ、最初に話した通り。実は、そこに描かれるのは、不老不死ではなく有限であることの価値が述べられている。その核心には、「生と死」「輪廻転生」といった哲学的テーマがあるわけだ。</p>



<p>　人間はいつか死んでいく。身近な自分の部屋を見ても、どれだけ片付けようとも、いずれ散らかる。埃が溜まる。決して、必ず今の状態は失われ、そしてまたそこで再生することで、それを取り戻そうとする。人間の生きるということはまさにそれだ。</p>



<p>　エントロピー増大に抗う動的平衡。その言葉はそれを意味している。そう火の鳥が表現しようとしているのも、それだと言って、それが火の鳥展のサブタイトルにもなっている。</p>



<p>　そして、福岡さんは会見の席上、「この名作には普遍性と個別性の両方がある」と述べた。</p>



<p>　「普遍性とは、誰にでも刺さるテーマ。個別性とは、あなただけに語りかける物語。『火の鳥』はその両方を持っています。」</p>



<p>　福岡さんが特に注目したのは、物語に込められた手塚治虫の「問い」だ。それは「永遠の命は可能か？」という科学的な挑戦であると同時に、「命をどう生きるべきか？」という倫理的な問いかけでもある。この二重構造が、作品を時代を超えた名作にしている。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-2-福岡伸一が語る-生命-の哲学"><strong>2. 福岡伸一が語る“生命”の哲学</strong></h2>



<p>　福岡さんは、生物学者としての視点から「火の鳥」をこう分析する。</p>



<p>　「生命は動き続けるものです。『動的平衡』ー壊れながらも作り変わり続ける。その本質を手塚治虫は『火の鳥』で描き出しました。」</p>



<p>　さらに福岡さんは、手塚治虫が生命の循環や進化に着目し、未来と過去を交錯させながら描いた壮大な宇宙観を称賛。「死を避けられないものとして受け入れつつ、その中でどう生きるかを問う作品」と評価した。</p>



<p>　また、「火の鳥」が読者の年齢によって異なる意味を持つ点にも注目。</p>



<p>　「子どもにはそのダイナミックな絵が、成人には物語の深みが、さらに人生を重ねた人には哲学的なテーマが刺さる」と述べた。</p>



<p>　しかも、手塚治虫は物凄く古い過去を描く一方で、物凄く先の未来を描き、それらを振幅させて、現在を考えさせる。敢えて、手塚は現代を書かなかったのは、書いた瞬間にそれが過去になるから、だとしている。</p>



<p>　これは生前、角川春樹さんとの対談で明かしたこと。だから、死ぬ瞬間に一コマでもそれを描くつもりだと言った手塚治虫の本音に、この作品への想いを感じる。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-3-手塚るみ子が見た-父の本音と挑戦"><strong>3. 手塚るみ子が見た、父の本音と挑戦</strong></h2>



<p>　手塚るみ子さんは、父である手塚治虫が「火の鳥」に込めた思いをこう語る。</p>



<p>　「父にとって『火の鳥』は、自由に描ける場でした。読者や出版社に縛られることなく、自分が本当に表現したいことを追求した作品です。」</p>



<p>　さらに、彼女は子どもの頃に「火の鳥」を読んだ時の印象を振り返る。「その美しさと恐ろしさに圧倒され、不安感を覚えた」という。「火の鳥」には、人間の欲望や葛藤だけでなく、自然の美しさや宇宙の壮大さも詰まっている。るみ子さんは、「父の創作の自由と探求心がそのまま表現された作品」と強調した。</p>



<p>　描くテーマは普遍的であり、だから、どの世代にも響く。子供にとってはやや過酷であっても、それが後々意味を持つ。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-4-トークショーで紐解かれる-火の鳥-の美と恐怖"><strong>4. トークショーで紐解かれる「火の鳥」の美と恐怖</strong></h2>



<p>　会見中、福岡さんは「火の鳥」の美しさと恐怖についても語った。</p>



<p>　「美しいものは生命を肯定し、醜いものはその反対を示す。『火の鳥』はこのコントラストを通じて、人間の矛盾を浮き彫りにしています。」</p>



<p>　彼はまた、作品が死を直視している点に感銘を受けたという。「現代社会では死を避けがちですが、『火の鳥』では主要キャラクターも容赦なく死を迎えます。死を恐れるのではなく、どう受け入れるかを問いかけています。」</p>



<p>　手塚るみ子さんも、「火の鳥」が未来の希望と恐怖の両方を描いていることに触れ、「そのバランスが読者に強烈な印象を与える」と語った。</p>



<p>　そして、福岡さんが同展のキービジュアルについて触れ、仮説としてこう述べた。</p>



<p>　「白く包まれた何かの上に火の鳥が止まっている。白く包まれたものは、手塚治虫の遺体ではないか」</p>



<p>　その言葉は先ほどの最後の一コマを書くなら、死ぬ瞬間だ。その言葉がこの一コマに集約されている。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-5-作品の核心に迫る展覧会の魅力"><strong>5. 作品の核心に迫る展覧会の魅力</strong></h2>



<p>　本展覧会では、原画やコンセプトアートを通じて「火の鳥」の世界観を体感できる。福岡さんは、「展覧会は作品の本質を再発見する場」と述べ、こう続けた。</p>



<p>「手塚治虫は、宇宙と生命を媒介する象徴として火の鳥を描きました。この展示を通じて、彼が何を問い、何を伝えたかったのかを感じ取ってほしい。」</p>



<p>　先ほど、「普遍」という言葉もあった。まさにそれが示している通り、作品は今も鮮明に今の時代に生きる人に共感を生む。</p>



<p>　福岡さんは自らも手塚治虫と同様に子供の頃、虫好きであったことを明らかにして、その小さな世界に生命が集約されていると説いた。有限であり、それに抗おうと色々していく。</p>



<p>　しかし、その中身は触れた通り、美しいものもあれば、醜いものもある。原子力発電所などを挙げて、それは美しいと言えるのだろうかと。つまり、それこそが今に通じる問題提起であり、世代問わず、考えるべきテーマなのである。</p>



<p>　さらに手塚るみ子さんは、父の遺した作品を次世代に伝えることをライフワークとし、「火の鳥」を新たな解釈で読み継がれる作品にしたいと語った。</p>



<p>　「火の鳥」展は、哲学と科学、そして芸術が融合した希有な展示だ。福岡さんの深い洞察に触れることで、手塚治虫の創作の奥行きを再確認できるだろう。永遠の命や生命の本質に迫る「火の鳥」の問いかけを、あなたも体感してみてはいかがだろうか。</p>



<p>　今日はこの辺で。</p>



<p>※手塚治虫の「塚」は旧字体が正式表記です。</p>
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		<title>「さくらももこ展」花咲く才能 彩る感受性 ユーモアと温かさに囲まれて</title>
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		<dc:creator><![CDATA[石郷　学]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 04 Oct 2024 09:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[キャラ談]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンサー｜世界を作る側]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンス]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】Storyverse –物語から生まれたキャラクターたち]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】キャラクター・スポット]]></category>
		<category><![CDATA[DEEP DIVE: 奥深きキャラクターの背景]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>　その“感受性の豊かさ”たるや、並大抵のものではない。僕は、森アーツセンターギャラリーにやってきた。「さくらももこ展」に足を運んで、その“感受性の豊か [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[
<p class="has-background" style="background-color:#fbe8ed">　その“感受性の豊かさ”たるや、並大抵のものではない。僕は、森アーツセンターギャラリーにやってきた。「さくらももこ展」に足を運んで、その“感受性の豊かさ”に驚いた。僕らが無意識に過ごし、素通りしてしまうようなことすらも拾い上げる。それこそがさくらももこさんの真骨頂。彼女の手にかかれば、何気ない日常はこんなにも痛快で、楽しく、嬉しく、悲しく、ありがたいと感謝の念を想うものなのか。そう思えてしまう。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-その起源は文章にあった">その起源は文章にあった！？</h2>



<p>　ああ、ちびまる子ちゃんの作者ね。実はその程度の知識だった。</p>



<p>　だけど、僕は、彼女の起源をここで知って、一つ一つが発見であり、なおかつ、力をもらえた。取材後、図録を購入したくらいである。</p>



<p>　当然だが、絵を描くことが好きで漫画家になる人は多い。</p>



<p>　でも、そもそも、彼女を漫画へと駆り立てたのは、文章を書く才能があったから。まず、そこに衝撃を受けたのだ。文章を書くことが苦ではない彼女が、日々、色々感じて書きつらねていたその文章。</p>



<p>　秀でた才能を発揮したのは、高校3年生の時。</p>



<p>　書いた作文が「現代の清少納言」と称されることになった。それが、エッセイ漫画を書こうと着想へとつながる。漫画は漫画なんだけど、エッセイが起点か。家族には半ば、やめろと言われていたが、彼女はそれをやり切った。それでこれだけ世の中を明るくした“偉業”をもたらしたのだから、人生はわからない。</p>



<p>　そして、当たり前だが「作品は中身あってのことだな」と思った。たとえ漫画であっても、その中身こそが、人を惹きつけるのだ。そう痛感させられた。</p>



<p>　だから、“感受性”の豊かさが彼女の胸の内を彩り、それが絵や言葉となって人を幸せにしてきた。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-感受性の豊かさと表現力">感受性の豊かさと表現力</h2>



<p>　まず「ももこのほのぼの劇場」という最初の作品でグッと心を掴まれた</p>



<p>　そこには、ご本人の子供の頃のことが、描かれている。でも、十分そこに大人気作家へと至る片鱗が見える。「放課後の学級会」というタイトルの漫画では、大好きな先生を描いて、こう表現している。</p>



<p>「今まで弱虫だった子が、先生といると元気になる。元気な子はもっと元気になる。」</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuamomoko241004.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51894" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuamomoko241004.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuamomoko241004.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuamomoko241004.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuamomoko241004.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　その言葉と絵が、心に染み入る。先生の素敵さをとても綺麗に表現できる感受性の豊かさ。それだけで、その後、「ちびまる子ちゃん」で開花してヒットを掴んでいく予兆を感じさせる。</p>



<p>　そう。最初の「序章　ももこのデビュー」で心を鷲掴みされた。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-純粋さの中にあるユーモア">純粋さの中にあるユーモア</h2>



<p>　どんどん興味が惹かれる。改めて、さくらももこさんは、子供ならではの純粋で素朴なフィルターを通すことで、愛らしい世界を表現している。魅力的な友達のキャラクターを素材にして、ニヤリとするエピソードに仕立て上げる構成力はあっぱれ。</p>



<p>　そして、「ちびまる子ちゃん」のデビューである。彼女は第一話のエピソードで、夏休み前のことをこんな風に取り上げている。</p>



<p>　周りの皆は一学期の荷物を“こわけに”して持ち帰っている。それができているから、最終日も悠々と帰れている。それを横目に、まるこは荷物まみれ（笑）。計画性のなさを悔やむ。最終日で持ちきれないほど、荷物を抱えざるを得ない状況で悲壮感を漂わせ帰っていく。すると、姉もまた同じであった。こう言葉が添えられているのである。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241001.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51892" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241001.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241001.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241001.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241001.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　「血はあらそえないもんである。姉・小学六年生」。</p>



<p>　のっけから、吹き出してしまう。誰しも想像ができる内容で共感を集めて、一気に物語へと引き込み、そのストーリーの続きを追っていくうちに、もう虜である。</p>



<p>　大人が見たら訝しく思えることも、子供だからこそ純粋に、好奇心旺盛に飛び込んでいく。だから、子供は同じ目線で楽しく読み進めていけて、大人はそこに懐かしさを感じるわけである。</p>



<p>　「第一章　ももことちびまる子ちゃん」はさくらももこさんらしさの開花が印象的。笑うだけではなく、若干、眼を潤ませながら、心地よく、僕は、彼女の“沼”へとズブズブと足を踏み入れる。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-ちびまる子ちゃん-のヒットは必然だった">「ちびまる子ちゃん」のヒットは必然だった</h2>



<p>　素通りしてしまうような物事。それも「さくらももこ」の解釈をいれれば、漫画のようなコミカルな世界に見えてくる。誰しも経験するであろう「腹痛」。それすらも学校で起こった時に、あの絵柄で「今日最大のビッグウェーブ」といって、多くは語らずとも“差し迫る感じ”で笑いを誘う。</p>



<p>　学校では個性豊かな友達、家に帰れば、アットホームな昭和のあたたかな家庭の姿。それらが縦横無尽、広がっていて、誰しもがほっこりするわけである。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241021.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51903" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241021.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241021.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241021.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241021.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　正直、僕の場合は「ちびまる子ちゃん」という流行りに乗っていたに過ぎないのだと思った。</p>



<p>　子供の頃、巷であれよあれよと人気が出ていた「ちびまる子ちゃん」。周りが騒ぐのに呼応して、慌てて日曜の夜にテレビの前で座って、アニメをただ笑ってみていたに過ぎない。</p>



<p>　だから、改めて「さくらももこ展」に来てみて、気付かされるのである。「ちびまる子ちゃん」が国民的漫画にしてアニメとなったのは、このような流れを踏まえると、必然だったのだと。</p>



<p>　そして、アニメの台本に相当する原稿用紙も拝見したが、指示は細部にまで及ぶ、こだわりの塊であった。</p>



<p>　“今回の巻は、基本的に内的心理状態がうまく出ている「年賀状を書く」の巻のアニメを参考にしてください。じいさんの心理状態がアップになってハイのときとダウンになってバットのときのときのおおげさぶりやパニックぶりがうまく出たら成功です”</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241005.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51896" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241005.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241005.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241005.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241005.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　それだけ明確なイメージが頭にあることの裏返しである。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-創作的活動の羽を広げる">創作的活動の羽を広げる</h2>



<p>　その後の活躍は、言わずもがな。</p>



<p>　時代をつかんださくらももこさんの感性。それが、どうやって広がりを見せていくのか。それを解き明かしていくのが「第二章　ももこのエッセイ」で、俄然、僕は興味津々である。活字になっても際立つ彼女のユーモアであたたかな胸の内は、やっぱり多くの人の心を掴んでいくことになるのだ。</p>



<p>　たかが「歯医者にいくこと」すらも、一大イベントのように描かれる。</p>



<p>“うがいをしていたら奥歯の詰め物がコロリととれた。私は驚き、「おお20年も前に詰められた物がこうして役目を終えて遂に出てきたか。よしよし、よくがんばった」などとひと通り詰め物に感謝した後、次第に痛みを覚えてきた”。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241006.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51897" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241006.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241006.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241006.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241006.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　日常に色をつけていくのが上手である。結果、彼女の根本にある感受性の豊かさは、エッセイリストとしても発掘されることになり、活動の幅を広げていくのである。</p>



<p>　そして、徐々に「ちびまる子ちゃん」とは違った、大人になった「さくらももこ」のフィルターを通して見える世界を皆が楽しむようになるのである。ノストラダムスの大予言に対しての彼女の考え方がまとめられた文章など、秀逸である。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241033.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51913" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241033.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241033.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241033.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241033.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　出産は切腹だと言い、ノストラダムスの大予言に対して、「私はもう絶望だと思い、、、、」。噂も軽く受け流さず、自分の言葉で表現しようとするストイックさも垣間見られる。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241007.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51898" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241007.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241007.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241007.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241007.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　「第三章　ももこのまいにち」ではその点が描かれていて、人となりが見えてくる。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-大人になったももこが描いた独自の世界観">大人になったももこが描いた独自の世界観</h2>



<p>　独自の地位を築いた「さくらももこ」さん。漫画においてもそこを起点に「ちびまる子ちゃん」にとらわれず、独特なアプトプットを続けていく。</p>



<p>　「神のちから」など、新たな作品で境地に至った。漫画など、あらゆる手段、媒体を通して、自らの頭の中をあらわしていく。それが「第四章　ももこのナンセンス・ワールド」での内容であり、ある意味、彼女の中で“進化”を遂げたといえよう。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241008.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51899" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241008.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241008.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241008.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241008.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　そして、コジコジの登場となり、「第五章　ももことコジコジ」へと至る。</p>



<p>　それは、大人へと成長したさくらももこさんが、「ちびまる子ちゃん」とは違う形で描きたかった世界の集大成だったのかもしれない。ゆるい世界観で、彼女の理想的な世界。今まで日常を書いてきた彼女にとって、チャレンジであったはずで、こう書かれている。</p>



<p>“コジコジは宇宙の子です。男でも女でもありません。とってもふしぎな生物です。コジコジは何も悩みがありません。ただ気ままに生きています。だからコジコジは新鮮で楽しい毎日をおくっているのです。”</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241009.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51900" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241009.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241009.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241009.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241009.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　どれも圧巻だ。カフェでメニューを見ながら想う。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241000.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51901" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241000.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241000.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241000.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/10/sakuramomoko241000.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　デジタルが叫ばれる世の中。だけど人間の奥底にあるハートには無限大の可能性が潜んでいる。それを尊重してこそ才能が開花していく礎がある。</p>



<p>　この「さくらももこ展」では、さくらももこさんの生涯を通して、それを学ぶことができた。彼女の感受性は時代を超えて、今も温もりを感じて、人々を虜にし続けている。</p>



<p>　今日はこの辺で。</p>
<p>投稿 <a href="https://145magazine.jp/character-market/2024/10/momoko-sakura-exhibition-blossoming-talent-colourful-sensitivity-surrounded-by-humour-and-warmth/">「さくらももこ展」花咲く才能 彩る感受性 ユーモアと温かさに囲まれて</a> は <a href="https://145magazine.jp">145MAGAZINE</a> に最初に表示されました。</p>
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		<title>サムライスチームポルカ初の個展が開幕！そこに潜む、実験的取り組みと革新性</title>
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		<dc:creator><![CDATA[石郷　学]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 23 Sep 2024 03:57:31 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[キャラ談]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンサー｜世界を作る側]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンス]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】Gameverse–Gameから派生し、自分ごととして関わる世界]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】キャラクター・スポット]]></category>
		<category><![CDATA[DEEP DIVE: アーティストの感性に触れる]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>　コンテンツは数あれど、「サムライスチームポルカ」のその革新性には、僕も注目している。先進的なデジタルアートとフィジカル商品の融合により、リアルとデジ [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://145magazine.jp/character-market/2024/09/samurai-team-polkas-first-solo-exhibition-opens-the-experimental-approach-and-innovation-behind-it/">サムライスチームポルカ初の個展が開幕！そこに潜む、実験的取り組みと革新性</a> は <a href="https://145magazine.jp">145MAGAZINE</a> に最初に表示されました。</p>
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<p class="has-background" style="background-color:#e1f1fa">　コンテンツは数あれど、「サムライスチームポルカ」のその革新性には、僕も注目している。先進的なデジタルアートとフィジカル商品の融合により、リアルとデジタルの垣根を超えた新しい価値観を提供しているからだ。東京・原宿の「DISCUS」のショップを訪れた理由は、「Samurai Steam Polka First Exhibition」が開催されているから。9月24日まで開催されている。彼らの初の個展を通じて、フィジカルとデジタルの価値観がどのように融合していくのか。それを紐解いていくことにしよう。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-サムライスチームポルカとは">サムライスチームポルカとは？</h2>



<p>　「サムライスチームポルカ」は、クリエイターのスチームポルカ（Steam Polka）さんが手掛けるアートプロジェクトである。彼自身は、スチームパンクとメルヘンの要素を融合させた独自のアートスタイルで知られている。</p>



<p>　「和」と「クリプトアート」の融合をテーマにしており、フィギュアやアート展示、ゲーム、音楽など、多方面にわたるクリエイティブな活動を展開していくことを目指している。</p>



<p>　特筆すべきは、このプロジェクトがフィジカルとデジタルの両面で展開されている点。「クリプト」とは、NFTによって永続性・相互運用性・唯一性が保証されたデジタル作品を指す。</p>



<p>　要するに、デジタル上の価値が資産として所有できるようになった。それによって、リアルのアートと同様にデジタルの制作物にも価値が付き、価格がつけられる。それが可能となることで取引が生まれるようになった。ここがNFTの抑えるべき本質である。</p>



<p>　その新しい動きを受けて、そんなデジタルアートを所有することを起点に、フィジカルな世界へと導く。逆も然りで、フィジカルからデジタルへの繋がりも同様に意識されている。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-資産としての価値">資産としての価値</h2>



<p>　興味深いのは、デジタルにも資産的な価値が付くことで、コンテンツに対して熱狂が生まれることである。</p>



<p>　なぜなら、アート作品のようにNFTで売り買いされることで、価格が変動するから。つまり、所有者は、そのコンテンツの価値を、リアルタイムで実感できるのである。</p>



<p>　コンテンツが盛り上がるほど資産価値が上がる。そのため、ファンが作者以上にその魅力を広めようとする現象が生まれやすくなる。だから、熱狂が生まれやすい。また、持ち主が可視化されているので、ホルダー同士の関係性は、深く結びつく。そう僕は解釈している。</p>



<p>　この取り組みは、その熱狂に基づき、リアルのフィギュアなどに持ち込むわけだ。</p>



<p>　フュギュアに関心を抱くという現象への呼び水を、デジタルの作品を通して行う。ここが新しく、実験的な要素を持っていて、だから、面白いのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-ストーリーと多様なキャラクターの魅力">ストーリーと多様なキャラクターの魅力</h2>



<p>　では、ファンを惹きつけるストーリーがどうなっているのか。そこにも、目を向けてみよう。もともと、スチームポルカさんの作品は、見ての通り、独特なキャラクターデザインと色彩感覚が特徴である。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240906.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51610" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240906.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240906.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240906.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240906.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　彼のデザインを活かして、「サムライスチームポルカ」では、以下のキャラクターがあげられる。</p>



<p><strong>ガマ侍 ガマ八</strong>：片目が義眼のサムライで、ビリヤード8ボールを持つ。</p>



<p><strong>ドロイド芸者 オト</strong>：普段は芸者として活動する女サムライ。</p>



<p><strong>ドクター・ペスト</strong>：薬剤師としての顔を持つサムライ。</p>



<p><strong>鬼忍 クロカゲ</strong>：千里眼を持つ忍者キャラ。</p>



<p><strong>三度笠 ヒトツメ</strong>：盲目で、青く光る目が特徴。</p>



<p><strong>潜水忍者 モグマル</strong>：潜水が得意な忍者。</p>



<p><strong>妖術使い 白狐</strong>：杖に刀を隠し持つキャラクター。</p>



<p><strong>恋落ち武者 ムクロベー</strong>：落武者でありながらも名誉を持つキャラクター</p>



<p>　つまり、「サムライスチームポルカ」の魅力は、8つのキャラクターが織りなす多様なストーリー。しかも、各々のキャラクターごとに、デザインバリエーションが複数、用意されている。だから、コレクターの心理をくすぐるわけである。</p>



<p>　元からファンを抱えるクリエイターの力。そして、綿密に作り込まれたこの世界観で、NFTの側から話題作りを行う。だから、このプロジェクトが『リアルな場所で』個展を開く面白さを感じていただけたのではないか。</p>



<h3 class="wp-block-heading" id="h-コラボレーションと商品展開">コラボレーションと商品展開</h3>



<p>　そして「サムライスチームポルカ」が今回、個展の開催場所を選んだのは「DISCUS」。「DISCUS」は、1973年にアメリカのヴァージニア州で設立されたスポーツアクティブウェアブランド。特に1990年代に大きな人気を博した。</p>



<p>　このブランド名は、円盤投げ（DISCUS THROWER）に由来する。そこから派生して、「伝統」「力強さ」「スポーツ」をテーマにした製品展開が特徴である。今、90年代のファッションスタイルが再評価される中、店の運営会社は本国からライセンスを取得。日本での展開を意図して、この原宿の店舗は肝入りである。</p>



<p>　僕が印象的だったのは、スタッフYUKAさんの言葉。自身もこのブランドが大好きな理由として、昨今にはない色使いを挙げた。ニュアンスとして、語弊を恐れず言えば、最近のブランドは、エッジが効いていないということなのかもしれないと僕は受け止めた。</p>



<p>　安く画一的なファッションが多く、コーディネートで差別化しているのが昨今。彼らは、ボーイッシュでとがったストリート系のファッション。可愛いと言うよりクールである。</p>



<p>　流行りすたりに関係なく、その90年代ファッションも一つの価値観。それで、受け入れられてもおかしくないから提案しているのだ。これはこれで応援したい。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-単なる展示ではない-新たな市場の開拓">単なる展示ではない、新たな市場の開拓</h2>



<p>　さて、「DISCUS」もまた、すでに存在するブランドながら、今の世代には認知されていない。だから、その価値観を広めるべく、貪欲に色々な価値観とコラボをしていく。それによって、新たな客層を引き込みたいからだ。「DISCUS」のリアル店舗は、「サムライスチームポルカ」との出会いを、渡りに船と捉えたことだろう。</p>



<p>　話を戻せば、これまでもNFTを活用したプロジェクトは多く存在してきたわけだ。</p>



<p>　しかし、今回の取り組みはさらに一歩、先を進んでいる。</p>



<p>　例えば、NFTホルダーだけが購入できる限定フィギュアや商品が用意されている。この「ぜんまいずきん」のフィギュアは、NFTホルダー用。しかも、特定の同ブランドのNFTを持っている人の中から、抽選で選ばれた人のみ手に入ることになっている。</p>



<figure class="wp-block-image"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240902.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51607" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240902.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240902.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240902.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240902.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　リアルとデジタルにおけるIPにおける仕掛けは、両者で分断されていたので、画期的なのである。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-フィギュアとしての楽しみを知ってもらう機会にも">フィギュアとしての楽しみを知ってもらう機会にも</h2>



<p>　そして、スチームポルカさんの真骨頂とも言えるのは、フィギュアの数々なのだ。</p>



<figure class="wp-block-image"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240903.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51608" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240903.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240903.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240903.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240903.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　絵としての魅力はNFTで実感していた人も、フィギュアとしての完成度の高さを見ると、一層、関心を深める結果になっている。いわば、デジタルとフィジカルの垣根を超えたことで、互いの良さに改めて気づけるわけである。</p>



<p>　フィジカルは楽しみ方も多様。下記のフィギュアは、家で装飾を楽しめる。NFTを持つだけではなく、コンテンツを起点としたお客様は、自らの行動を通して、より深くその作品に浸れる。</p>



<figure class="wp-block-image"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240909.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51611" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240909.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240909.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240909.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240909.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　店内でお客様と話したところ、その方は「サムライスチームポルカ」は知らなかった。ただ、フィギュアに興味を持って、この店に足を踏み入れたそうだ。このプロジェクトの面白さは理解した様子で、アクリル・キーホルダーを購入していた。</p>



<p>　「DISCUS」とのアパレルコラボもあったし、ステッカーなども用意。誰でも手が届きやすく、初心者にも優しい。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240904.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51624" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240904.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240904.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240904.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/samuraisteampolka240904.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　やっぱり想像通り。</p>



<p>　チャレンジ精神の旺盛な取り組みであることを実感した。NFTを発生源として、熱量を高める、リアルとデジタルで影響し合う価値観の広がり。それは、未来のコンテンツのあり方に一石を投じそうな気もする。</p>



<p>　「サムライスチームポルカ」は、デジタルアートの可能性とフィジカルな商品との融合を示して、どれだけ人を熱狂させられるだろうか。お手並み拝見といきたい。</p>



<p>　今日はこの辺で。</p>
<p>投稿 <a href="https://145magazine.jp/character-market/2024/09/samurai-team-polkas-first-solo-exhibition-opens-the-experimental-approach-and-innovation-behind-it/">サムライスチームポルカ初の個展が開幕！そこに潜む、実験的取り組みと革新性</a> は <a href="https://145magazine.jp">145MAGAZINE</a> に最初に表示されました。</p>
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		<title>スヌーピーミュージアムで楽しむアメリカ文化と日本の繋がり―ピーナッツの“HOLIDAY”の魅力に迫る</title>
		<link>https://145magazine.jp/character-market/2024/09/the-links-between-american-culture-and-japan-at-the-snoopy-museum-a-fascinating-look-at-the-peanuts-seasonal-exhibition/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=the-links-between-american-culture-and-japan-at-the-snoopy-museum-a-fascinating-look-at-the-peanuts-seasonal-exhibition</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[石郷　学]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 09 Sep 2024 01:45:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[キャラ談]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンサー｜世界を作る側]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンス]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】Storyverse –物語から生まれたキャラクターたち]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】キャラクター・スポット]]></category>
		<category><![CDATA[DEEP DIVE: 奥深きキャラクターの背景]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>　良質な作品はどの角度から切り取っても、素敵なエピソードがある。「スヌーピーミュージアム」で、新しい企画展「HOLIDAY」が開催される。季節ごとのホ [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://145magazine.jp/character-market/2024/09/the-links-between-american-culture-and-japan-at-the-snoopy-museum-a-fascinating-look-at-the-peanuts-seasonal-exhibition/">スヌーピーミュージアムで楽しむアメリカ文化と日本の繋がり―ピーナッツの“HOLIDAY”の魅力に迫る</a> は <a href="https://145magazine.jp">145MAGAZINE</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="has-background" style="background-color:#ebf5fb">　良質な作品はどの角度から切り取っても、素敵なエピソードがある。「スヌーピーミュージアム」で、新しい企画展「HOLIDAY」が開催される。季節ごとのホリデー（祝祭日）をピーナッツはどのように描いたか。それをテーマにしており、作者チャールズ・シュルツは、楽しさや喜びだけでなく、時に寂しさや悲しみも描いている。そして、この企画展により、また一つ、ピーナッツと日本との新たな関係性を発見できたことが、僕として純粋に嬉しかった。それについては、追って説明することにしよう。</p>



<p class="has-small-font-size">©︎2024 Peanuts Worldwide LLC</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-スヌーピーミュージアムの魅力-祝祭日の展示が描く感情の幅-nbsp">スヌーピーミュージアムの魅力―祝祭日の展示が描く感情の幅&nbsp;</h2>



<p>　思えば、この「スヌーピーミュージアム」は年に二回、企画展を開催してきた。しかも、先日、記事にした通りだが、この施設自体も、リニューアルを行い、時代に合わせて変化している。</p>



<p class="has-background" style="background-color:#f9f3fe">参考記事：<a href="https://145magazine.jp/character-market/2024/02/snoopy-museum/">シュルツの漫画に生きた人生 かけがえのない「PEANUTS」スヌーピーミュージアム 刷新によせて</a></p>



<p>　だからこそ、企画展も新しい演出が必要。そう語るのは、企画に携わったクリエイティブディレクター草刈大介さん。その言葉ににっこりするのは、シュルツ美術館＆リサーチセンターのナターシャ・コクランさんである。</p>



<p>　新しい企画展のイメージとして、着目したのが「季節」である。　</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240902.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51296" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240902.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240902.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240902.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240902.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　ハロウィンやクリスマス、新年、バレンタインデーといった定番のホリデーは勿論、アメリカで大切にされるサンクスギビングやイースターも取り上げられている。</p>



<p>　合わせて、季節性を意識した展開で、定番的に来てもらうことを意図するとした。それを念頭に置いて、年間パスポートの販売も開始する。約二回分の入場料で年間、何回でもという大盤振る舞いだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-当たり前の中に潜む違和感">当たり前の中に潜む違和感</h2>



<p>　さて、海外の作品ゆえに、日本に馴染みのないHOLIDAYもあるというのは書いた通りだ。</p>



<p>　例えば、サンクスビギングというのは11月最後の収穫期の終わりを祝うイベントである。この時には感謝祭といって、メイシーズ百貨店などがパレードを行ったりすることでも有名。こういった感謝祭にまつわる話題を21回、シュルツが取り上げている。でも、彼なりのセンスとアレンジが効いている。</p>



<p>　例えば、こんな感じ。鶏肉料理を食べることが習慣になっている。だから、ウッドストックが主張するわけだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240903.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51297" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240903.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240903.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240903.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240903.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　「人間って変なことをする。感謝を表すためにどうするか、知っているかい？鶏肉を食べるんだよ。想像できるかい？」。</p>



<p>　この人間の賑わいぶりに対して、子供が純粋に抱くような違和感。物事の本質を突いていて、それを受けてのこのタイトル。</p>



<p>「永遠にわかりあえない関係」</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-甘酸っぱさもまた子供目線のピーナッツの魅力">甘酸っぱさもまた子供目線のピーナッツの魅力</h2>



<p>　つまり、こうやってシュルツがそれぞれの季節の中で表現した多様な感情が、訪れる人々に新たな発見をもたらす。愛嬌があり、それは甘酸っぱさも持っている。</p>



<p>　例えば、バレンタインデーの時期。郵便受けの前で、バレンタインカードについて、あれやこれやと想いを巡らせるチャーリー・ブラウンに一言。「日曜は郵便配達がおやすみだよ」。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snuppy240909.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51300" style="width:840px;height:auto" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snuppy240909.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snuppy240909.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snuppy240909.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snuppy240909.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　シュルツ・ミュージアムのナターシャ・コクランさんがお気に入りなのは、こちら。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240908.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51302" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240908.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240908.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240908.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240908.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　クリスマスの時期、チャーリー・ブラウンが本を読んでいると、その読書灯の電源を抜くスヌーピー。見れば、しっかり、自分の犬小屋にイルミネーションをつけている。タイトルは「電源が必要な季節ですから」。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-昭和28年-人気者になる前のシュルツが日本の新聞に漫画を描いていた">昭和28年、人気者になる前のシュルツが日本の新聞に漫画を描いていた</h2>



<p>　この日、僕は、この場所にやってきて、まさに“HOLIDAY”がもたらした、小さな充実感を手にすることができた。それは今まで誰も知ることのない、新しいエピソードに触れることができたこと。それを、ここに記しておきたい。</p>



<p>　時は、1953年（昭和28年）のこと。スヌーピーがまだ世界的な人気を持つ前、実は、日本の新聞でピーナッツが掲載されていた事実が、今回の企画展で判明した。ちなみに、1950年に連載を開始したことを考慮すれば、それがいかに最初の頃のことかがお分かりいただけるだろう。</p>



<p>　そして、掲載されていたのは、毎日新聞の英語版である。これがレアであるのは、英語で書かれていながらも、読んでいるのは、毎日新聞英語版を読む「日本人のみ」だからである。</p>



<p>　ことの発端は、シュルツ・ミュージアムにベンジャミンという学芸員がいて、「HOLIDAY」の企画展を契機に、それにまつわる作品を熱心に調べてくれていたことにある。そこで、「こんなのがあったよ！」と日本のスタッフにメールが来たのは、わずか数ヶ月前。</p>



<p>　まさにそれが今、挙げた新聞への掲載作品なのである。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-日本に対しての特別な愛情を感じる">日本に対しての特別な愛情を感じる</h2>



<p>　当時、日本でまだほとんど知られていなかったシュルツが、なぜこのような作品を描いたのかは明らかになってはいない。でも、確かに作品は存在し、そこには、チャーリー・ブラウンが凧揚げをするシーンが描かれている。（原画の展示ではなく、そのまま下記のように紹介文の横に印刷されている）。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240904.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51298" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240904.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240904.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240904.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240904.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　よく見れば、鳥居や下駄を履いたキャラクターなど、日本文化を取り入れた要素が数多く見られ、シュルツが日本に対して特別な愛情を持っていたことがうかがえる。</p>



<p>　この時、僕は、スヌーピーミュージアムの館長、中山三善さんに、こう教えられた。</p>



<p>　「実は、ピーナッツの作品で、凧は結構、出てくるんです。でも、ちゃんとシュルツはアメリカと日本の文化を書き分けていて、ほら、凧が四角い形をしているでしょう」。</p>



<p>　互いの文化を、受け入れ、そして敬意をもってその“HOLIDY”を表現する。それでいて、らしさは失わない。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-作品の新たな視点に浸りながら">作品の新たな視点に浸りながら・・・</h2>



<p>　凧というのは購入時には“あし”がついていない。自分でつけなければならないのだ。だから、チャーリー・ブラウンがそのまま上げようとして、全然上がらなくて、嘆いたわけである。それで、そこに“あし”をつければいいんだということを知るなり、スヌーピーが逃げるわけである。</p>



<p>　「そうか“あし”が必要なのか、、、もしかしたら、その“あし”の代わりとして『自分の“しっぽ”が取られるかもしれない！』」スヌーピーは、そう考えたから。そんなオチだ。</p>



<p>　その漫画がいかに想定外だったか。それは、その「原画」がここに展示されていないことで分かる。</p>



<p>　まだスヌーピーも今のような顔つきをしていない時代の事。当時から輝くシュルツの深い洞察力と物事への敬意を垣間見ることができた。幸福な気持ちのまま、隣のピーナッツ カフェへ。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-ホリデー気分に浸る">ホリデー気分に浸る</h2>



<p>　テーマと連動したメニューがやっぱり用意されていた。</p>



<p>　まずは「HOLIDAY！ピクニックボックス　スープ付き」だ。ピクニック気分で、アメリカンクラブサンドにかぶりつく。ぎっしり、卵やら、ボリューム満点。ポテトはオバケの袋に入れて、味付けしながら、シャカシャカ！</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240911.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51303" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240911.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240911.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240911.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240911.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　そして見た目に可愛い「SNOPYのBOO!BOO!ブルーベリーヨーグルト」。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240912.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-51304" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240912.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240912.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240912.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/09/snoopy240912.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-掘り起こせば-続々出てくるその洞察力と愛に満ちた作品-0">掘り起こせば、続々出てくるその洞察力と愛に満ちた作品</h2>



<p>　仕掛けに心に染み入る部分が随所にある。</p>



<p>　一度、僕は取材でこの場に来ているし、プライベートでも足を運んだ。そのたびに思うのは、当時を生きた人は、次を期待して、作品を待っていたのだと思うけど、今となってはかなりの数量。だから、問われるのが、作品を尊重する為の掘り起こしなのだ。必要なのは、時系列では語れない編集力で、それは今を生きる人の役目だ。そんな意味でのミュージアムというのは価値を持つのだと思う。</p>



<p>　シュルツが書き残した作品を様々な視点で紐解くことで、見えてこなかった世界が見えてくる。</p>



<p>　何度来ても、発見と心の動きがある場所、それがスヌーピーミュージアムなのだ。確かに、年間通して、折に触れて来るのもいいかもね。</p>



<p>　今日はこの辺で。</p>
<p>投稿 <a href="https://145magazine.jp/character-market/2024/09/the-links-between-american-culture-and-japan-at-the-snoopy-museum-a-fascinating-look-at-the-peanuts-seasonal-exhibition/">スヌーピーミュージアムで楽しむアメリカ文化と日本の繋がり―ピーナッツの“HOLIDAY”の魅力に迫る</a> は <a href="https://145magazine.jp">145MAGAZINE</a> に最初に表示されました。</p>
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		<title>分岐点であり「DEPARTURE」世界が注目する「Skater JOHN」、渋谷パルコの個展での確かな一歩</title>
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		<dc:creator><![CDATA[石郷　学]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 13 May 2024 01:30:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[キャラ談]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンサー｜世界を作る側]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンス]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】Buzzverse – SNSから拡がる共感の宇宙]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】キャラクター・スポット]]></category>
		<category><![CDATA[culture/渋谷]]></category>
		<category><![CDATA[創造のヒント｜HERO insight —人の心を惹きつけるアイデアの源泉]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>　産声を挙げてわずか6年ほど。日本発のコンテンツが、海外で火がつき、それを引っ提げて、渋谷パルコという一等地で、“初めての”個展を行う。これが今なのだ [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://145magazine.jp/character-market/2024/05/departure-of-skater-john-attracts-worldwide-attention/">分岐点であり「DEPARTURE」世界が注目する「Skater JOHN」、渋谷パルコの個展での確かな一歩</a> は <a href="https://145magazine.jp">145MAGAZINE</a> に最初に表示されました。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[
<p class="has-background" style="background-color:#fdd5df">　産声を挙げてわずか6年ほど。日本発のコンテンツが、海外で火がつき、それを引っ提げて、渋谷パルコという一等地で、“初めての”個展を行う。これが今なのだ。そのコンテンツは「Skater JOHN（スケータージョン）」。人で溢れ、熱気に包まれるGALLERY X BY PARCO。ここで、一際、集まる皆を気遣う人の良さそうなお兄ちゃん（失礼！）こそ、世界中から注目を集めるこの「スケータージョン」の仕掛け人、シバチャンである。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-イラストレーターでありながらプロデューサー">イラストレーターでありながらプロデューサー</h2>



<p>　とにかく、僕が話した印象で言えば、彼は“プロデューサー”である。実際にはイラストレーターであり、ブランドデザインの生みの親である。でも、そう思わせる理由には、彼の頭に確かなこのブランド設計のイメージが存在していたことをうかがわせる言葉が多く聞かれたからだ。</p>



<p>　そのデザインを見てみることにしよう。ブルーを基調とした色使いと、印象的な犬のキャラクターで表現されたこの世界。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/SkaterJOHN240502.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-48631" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/SkaterJOHN240502.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/SkaterJOHN240502.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/SkaterJOHN240502.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/SkaterJOHN240502.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　それは、いわゆるイラストレーターの描く従来のイメージよりも洗練されていて、ファッショナブルである。なにせ、産声を上げたのは、2018年で、わずか6年ほど前の話。</p>



<p>　そして、ボーダレスな今の時代を象徴するのは、最初のブレイクポイントが、フランスにあったからだ。そのフィギュアの購入者がフランスで、インスタグラムに投稿したことで、世界から注目を集めることとなった。2020年のことで、数年前の話である。それだけでも、シンデレラストーリーだ。</p>



<p>　これだけのブレイクをシバチャン自身は予測していたかと尋ねてみたが、多分、予測できていたのだろう。謙虚な姿勢を見せながらも、「想定よりも（ブレイクは）早かった」と語り、その自信を見せたのである。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-ジョン-の誕生秘話">「ジョン」の誕生秘話</h2>



<p>　これは言っていいのかわからない。けれど、敢えて言わせてもらえば、少なからず、この洗練されたデザインが、かつての裏原宿にみられるファッションブランドに影響を受けたものであることを彼自身の言葉が匂わせていた。</p>



<p>　確かに、ストリート系を思わせるデザインの数々。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/SkaterJOHN240503.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-48633" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/SkaterJOHN240503.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/SkaterJOHN240503.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/SkaterJOHN240503.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/SkaterJOHN240503.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　とはいえ、そんなことは思わせないほど、彼の独自の世界観が席巻している。ただ、だからこそ、ブランドとして認知してもらうために、アイコンが必要であった。そのデザイン性が、そのブランドによるものであることを認識させるために、「ジョン」という犬のキャラクターを登場させたわけである。</p>



<p>　では、この「ジョン」を発想したきっかけは何か。それはMLBをテレビで観戦していた時のこと。彼はそこには自由なイメージを抱いた。青空の下で野球をやるその雰囲気が、まさにそれだ。そして球場を越えて、海に落ちたホームランボールを、ファンはカヌーで取りに行く。</p>



<p>　大人になっても自由気ままに生きるその姿に着想を得て、「ジョン」を書き起こした。</p>



<p>　「ジョン」はニューヨークヤンキースのファンでスケボー、サーフィン、ヒップホップが好きなニューヨーカー。 何故自分が犬なのかも考えもせず、ただただ遊ぶ。更に女性にモテモテ。</p>



<p>　そして、こうメッセージを込めて送り出す。 「今よりもっと自由に、なりたい人たちへ、愛を込めて」。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-商品で一層引き立つデザイン性">商品で一層引き立つデザイン性</h2>



<p>　だから、「ジョン」をアート作品のようにして、商品に介在させることができた。ある意味、それは、キャラクターグッズと言い方もできるだろう。けれど、彼の視点が、他のそれとは違うのは、きっと、そういう理由があるからだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/JOHN240504.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-48634" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/JOHN240504.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/JOHN240504.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/JOHN240504.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/JOHN240504.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　ファッションブランドのようなおしゃれさを秘めている。感度の高い大人も関心を集めるのも、納得である。</p>



<p>　実際、海外で脚光を浴びたこのブランドは、その後、台湾のカフェからオファーを受ける。それによって生まれたそのカフェは、まさにこのブランド仕様であった。だから、彼の商品作りのこだわりも発揮される。その場を体感した人は、その世界に深く酔いしれ、ブランド自体のファンとなっていく。</p>



<p>　そして、彼の立場をより明確に形作ったのは、時を同じくして、着手した「NFT」。</p>



<p>　当時、NFTは熱狂の最中にあった。それゆえ、彼のデザインは一層、人目を引くこととなった。ただ、NFTの存在が大きかったのは、ファンとの距離感を近づけたことだ。</p>



<p>　「NFT」は持ち主を明示する分だけ、クリエイターとファン、そして、ファン同士の距離が近い。それで、ファンとの一体感が生まれやすい。そういうことで、そのデザインに惹かれたもの同士、「TEAM JOHN」という集まりが自然発生したのである。ここが時代の潮流といえるところだろう。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-nftをフックにより熱狂の度合いが高く">NFTをフックにより熱狂の度合いが高く</h2>



<p>　「TEAM JOHN」を筆頭に、ファンたちはスケータージョンのアイコンにして、シバチャンと同じ立場で、このブランドの動きをSNSで追っていく。だから、ブランドの裾野は自然な形で広がり、ファンの熱狂は最大化していくのである。</p>



<p>　そして、初の個展を「渋谷」という発信地、時代を牽引する「パルコ」で行う快挙である。ただ、彼はその達成感に酔いしれることなく、真剣な眼差しで、こう語ってくれたのだ。</p>



<p>　「この渋谷パルコでの個展が、分岐点となる」。</p>



<p>　今回のために、新しい商材を作成して、デザインも書き起こした。当然、時間と工数を丁寧にかけてやってきた。それこそが、彼が今の力量を試せるそれだけの最高のステージだと考えている。その結果をもとに、また次なるステージを考えるというのだ。</p>



<p>　そうか。だから、この個展のタイトルも「DEPARTURE」である。つまり、「出発」なのだ。</p>



<p>　この通り。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/JOHN240505.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-48635" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/JOHN240505.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/JOHN240505.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/JOHN240505.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/JOHN240505.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　彼の作り出す商品は、アパレルでも丁寧な袋詰めがされていたり、パッケージ一つにもこだわりが見られる。だから、モノを買うというより、世界観を手に入れたくなるのだ。レジを見れば、それを手にして並ぶ人で、行列ができていた。いわずもがな、次々とその数が減っていく。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-分岐点であり-departure">分岐点であり、「DEPARTURE」</h2>



<p>　でも、すごく冷静に彼はこう口にするのである。</p>



<p>　「結果いかんでは、ふりだしに戻って、ゼロからやるくらいの気持ちになるかもしれない」</p>



<p>　でも、その一方で、その逆で、「さらにいけると確信できれば、それは、このブランドにとって、さらなる飛躍と、大きな展望を描ける足掛かりとなる」。</p>



<p>　確かに、分岐点であり、「DEPARTURE」。</p>



<p>　それで、僕は思ったわけだ。彼は、プロデューサーなのだと。勿論、デザインを手掛けているけど、描くだけにとどまらない設計をしっかり、彼は描いている。だから、人柄という言葉では片付けられない、人を重んじる姿勢が宿っている。</p>



<p>　出会った人と人とを上手に引き合わせながら、このブランドの価値を底上げしている。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-デザインに魅了された人と人とで広がる新しい世界">デザインに魅了された人と人とで広がる新しい世界</h2>



<p>　そんな彼の人を重んじる姿勢で一つ、エピソードを紹介したい。実は、このイベントより半年前に、僕は、彼に偶然、出会っていた。それは純粋に知人のクリエイターから勧められたから。それを聞き、「西武渋谷店」へ駆けつけ、同ブランドのポップアップストアに顔を出し、これを購入した。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/JOHN240506.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-48636" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/JOHN240506.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/JOHN240506.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/JOHN240506.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/05/JOHN240506.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　その商品を購入する合間に、彼とは二言、三言、言葉を交わしただけ。それでもこの個展に来て、僕が話しかけると、彼はその時のことをしっかり覚えていた。</p>



<p>　その低姿勢で物腰柔らかな、人を惹きつける姿勢。その一方、時折、真剣な眼差しで、デザインの捉えられ方に細心の注意を払い、関係者に声をかける姿も何度か、目にした。彼がこのブランドを通して、多くの人を巻き込み、ムーブメントを起こす理由が分かるような気がする。</p>



<p>　確かに、、分岐点であり、「DEPARTURE」。</p>



<p>　クリエイター本来の感性を持ちながら、一方で冷静に、計画を組み立てて、未来に繋げていく彼の姿勢に、確かな道筋を感じた。その真剣勝負の分岐点は、未来に対してプラスに働くことを僕は、その熱狂と彼の行動で、確信したのである。</p>



<p>　今日はこの辺で。</p>
<p>投稿 <a href="https://145magazine.jp/character-market/2024/05/departure-of-skater-john-attracts-worldwide-attention/">分岐点であり「DEPARTURE」世界が注目する「Skater JOHN」、渋谷パルコの個展での確かな一歩</a> は <a href="https://145magazine.jp">145MAGAZINE</a> に最初に表示されました。</p>
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		<title>今「かわいい」の最前線とは？「Sanrio Lovers Party」で韓国と調和して表現する新たな潮流</title>
		<link>https://145magazine.jp/character-market/2024/03/new-trends-expressed-in-harmony-with-korea-at-the-sanrio-lovers-party/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=new-trends-expressed-in-harmony-with-korea-at-the-sanrio-lovers-party</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[石郷　学]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 15 Mar 2024 07:30:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[キャラ談]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンサー｜世界を作る側]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンス]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】Zakkaverse–モノとともに日常を彩るキャラクターの世界]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】キャラクター・スポット]]></category>
		<category><![CDATA[culture/推し活]]></category>
		<category><![CDATA[DEEP DIVE: 奥深きキャラクターの背景]]></category>
		<category><![CDATA[Fancy/サンリオ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>　なんとかわいいツーショットなのだろう。ここは「Sanrio Lovers Party」というイベント会場。ただでさえ「かわいい」空間が、俳優の矢吹奈 [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://145magazine.jp/character-market/2024/03/new-trends-expressed-in-harmony-with-korea-at-the-sanrio-lovers-party/">今「かわいい」の最前線とは？「Sanrio Lovers Party」で韓国と調和して表現する新たな潮流</a> は <a href="https://145magazine.jp">145MAGAZINE</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="has-background" style="background-color:#fadae2">　なんとかわいいツーショットなのだろう。ここは「Sanrio Lovers Party」というイベント会場。ただでさえ「かわいい」空間が、俳優の矢吹奈子さんとハローキティが来てくれたことで更に際立つ。思うにその「かわいい」の定義って何だろう？そこにトレンド的要素を含むのは、恐らくそれは時代ごと変わるものだから。サンリオは時代ごとに、かわいいを上手に取り込んできたから、彼らを見れば、それが見えてくる。今でいうなら、かわいいと韓国との間には因果関係が少なからずありそうだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-かわいい-で手を取り合う">「かわいい」で手を取り合う</h2>



<p>　「Sanrio Lovers Party」と銘打たれたイベントは、東京・池袋サンシャインシティの噴水広場で行われていて、一際、目を引く。学校風のデザイン、ネオンの煌びやかな感じ。そしてY2Kと言われるどことなくレトロさを感じるテイスト。</p>



<p>　今のトレンドを象徴するものが集結している。でも、そのきっかけは実は韓国にあって、それも興味深い。そもそも、2021年から韓国（ソウル・釜山）で展開されている「Sanrio Lovers Club」というカフェ＆ショップに端を発する。逆輸入みたいなものでもある。これだけでも、トレンドで韓国が先行していることを示す。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240309.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-47471" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240309.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240309.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240309.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240309.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　「Sanrio Lovers Club」は、韓国でのかわいいを意味する「クィヨウン」の価値観を取り込んだ。要するに、国の垣根を乗り越え、「かわいい」で繋がろうというコンセプトである。それを持ち込みながらも、個性を失わないのは、サンリオのキャラクター性があってこそ。だから、トレンドを知る上で、ここには学びが多いのだ。</p>



<p>　このイベントは、同店の雰囲気を再現しており、加えて、日本独自に、その雰囲気をモチーフに、様々な要素を、ボリューム満点に盛り込んだ。</p>



<p> 　そしてやっぱり「かわいい！」その声が会場内に飛び交うわけだ。声の主は先ほど、触れた俳優の矢吹奈子さん。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-矢吹奈子さん-ハローキティと巡る">矢吹奈子さん、ハローキティと巡る</h2>



<p>　矢吹さん曰く、今回の衣装も韓国から取り寄せた。襟のところにもキラキラのアクセを装飾して、韓国のイメージに近づけたというほど。彼女が日韓合同アイドルグループ「IZ*ONE」のメンバーだったことを差し引いても、今の女の子はむしろ率先して、それを身につけることがわかる。惜しみなく「かわいらしさ」を表現する。それが韓国風である。ここにも、時代の潮流が見て取れる。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="576" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240331.jpg?resize=1024%2C576&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-47500" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240331.jpg?resize=1024%2C576&amp;ssl=1 1024w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240331.jpg?resize=300%2C169&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240331.jpg?resize=768%2C432&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240331.jpg?w=1200&amp;ssl=1 1200w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p>　この拠点で特に印象的なのは「学校」をモチーフにした内装。これこそが「Sanrio Lovers Club」そのもの。それを忠実に再現したのがこのフロアである。</p>



<p>　勉強机と椅子が整列されて、奥にはロッカーもある。机の上にはクロミちゃんなどのアクリルスタンド。アクスタは「推し活」の定番商品。推し活は今、若年層では当然に浸透する、個性を表現する為の象徴的な動き。</p>



<div class="wp-block-jetpack-slideshow aligncenter" data-effect="slide"><div class="wp-block-jetpack-slideshow_container swiper-container"><ul class="wp-block-jetpack-slideshow_swiper-wrapper swiper-wrapper"><li class="wp-block-jetpack-slideshow_slide swiper-slide"><figure><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" alt="" class="wp-block-jetpack-slideshow_image wp-image-47473" data-id="47473" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240322.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240322.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240322.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240322.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240322.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure></li><li class="wp-block-jetpack-slideshow_slide swiper-slide"><figure><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" alt="" class="wp-block-jetpack-slideshow_image wp-image-47535" data-id="47535" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240342.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240342.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240342.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240342.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240342.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure></li></ul><a class="wp-block-jetpack-slideshow_button-prev swiper-button-prev swiper-button-white" role="button"></a><a class="wp-block-jetpack-slideshow_button-next swiper-button-next swiper-button-white" role="button"></a><a aria-label="Pause Slideshow" class="wp-block-jetpack-slideshow_button-pause" role="button"></a><div class="wp-block-jetpack-slideshow_pagination swiper-pagination swiper-pagination-white"></div></div></div>



<p>　ロッカーの飾り付けもご覧の通り、どれも派手。先ほどの衣装の話然りだけど、表現の仕方が直球である。写真の通り、キャラクターごと、色々なデコレーションが施されている。ロッカーの中も玩具箱のような賑々しさがある。それが受け入れられていることは、何より、この楽しそうな二人（？）の表情を見れば分かる。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240302.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-47459" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240302.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240302.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240302.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240302.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　その内装全てがフォトスポットであり、思い出の一シーンとなり、ここが発信の起点となる。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-ゴージャスで華やか">ゴージャスで華やか</h2>



<p>　思えば、そのデザイン一つ一つ、表現の振り幅が大きく、ゴージャスで華やか。昨今、キーワードとなっている「Y2K」にも通じると思う。これまた余談だが、韓国の人気歌手「New Jeans」がトレンドリーダーとなり、彼女たちが重んじているのが、リバイバル。</p>



<p>　例えば、「Y2K」というのは、2000年代前後のファッション。その一つに、パリス・ヒルトンなど、セレブたちのファッションも含まれていて、それを連想させるのがこちら。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240305.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-47463" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240305.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240305.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240305.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240305.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　丸い風船が敷き詰められた、ボールプール風のフォトスポットである。一つ一つの演出に、今のトレンドが随所に散りばめられており、見逃せない。そして、やっぱり矢吹さんはここでも自撮りを始めた。</p>



<p>　女子が主役のこの手のイベントで欠かせないのが鏡。ボールプールと教室を繋ぐ廊下（？）では、至る所にそれがあった。そこに自分を映し、スマホで写真を撮るのである。自分の前髪の雰囲気、メイク、それを確認する向きもあるが、この内装を見れば、撮影を意図しているのだろうと思う。</p>



<p>　周りの光景も可愛いけど、そのかわいらしさに花を添えているのは来場者の女の子たちでもある。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240306.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-47465" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240306.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240306.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240306.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240306.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　それを更に触発するのが、韓国発のプリクラ機。オリジナルテンプレートでプリントアウトされるが、それを下の写真右の通り、オリジナルのシールなどを貼り付けて、デコレーションする。オリジナリティは女子にとって大事な要素。このデコレーションが気分を最高潮にする。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240304.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-47462" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240304.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240304.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240304.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240304.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-巻き込むことでその価値が最大化していく">巻き込むことでその価値が最大化していく</h2>



<p>　思うに、サンリオのキャラクターも、推し活の対象なのかもしれない。僕はそう思った。というのも、コアなファンとそうでない人を実は、しれっと分けている。このイベントは最初の土日までは、「サンリオ＋」というアプリ会員を優先的にして、かつ、無料で入れる。一般の人が入れるのは、その翌週の月曜からで、200円必要となる。</p>



<p>　推し活ともなれば、その行動の多くは、仲間と一緒に行動することが少なくない。</p>



<p class="has-background" style="background-color:#f1e6fd">参考：<a href="https://145magazine.jp/goodsnews/2024/03/why-otakus-are-the-driving-force-in-the-market-by-becoming-a-thrust-activity/">閉鎖的から開放的へ。オタク文化が「推し活」へと進化してマーケットを牽引する</a></p>



<p>　だから、イベント主催側も、この場所に止めることなく、他でも消費が生まれるようにしていく。この期間中、対象店舗で二千円以上購入した場合、オリジナルシールをプレゼントする。そんな仕掛けを示すフラッグもあちこちで見られた。そして、施設全体で、それを触発するべく、期間限定のフォトスポットもあるわけだ。</p>



<div class="wp-block-jetpack-slideshow aligncenter" data-effect="slide"><div class="wp-block-jetpack-slideshow_container swiper-container"><ul class="wp-block-jetpack-slideshow_swiper-wrapper swiper-wrapper"><li class="wp-block-jetpack-slideshow_slide swiper-slide"><figure><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" alt="" class="wp-block-jetpack-slideshow_image wp-image-47467" data-id="47467" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240307.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240307.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240307.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240307.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240307.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure></li><li class="wp-block-jetpack-slideshow_slide swiper-slide"><figure><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" alt="" class="wp-block-jetpack-slideshow_image wp-image-47534" data-id="47534" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240341.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240341.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240341.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240341.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240341.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure></li></ul><a class="wp-block-jetpack-slideshow_button-prev swiper-button-prev swiper-button-white" role="button"></a><a class="wp-block-jetpack-slideshow_button-next swiper-button-next swiper-button-white" role="button"></a><a aria-label="Pause Slideshow" class="wp-block-jetpack-slideshow_button-pause" role="button"></a><div class="wp-block-jetpack-slideshow_pagination swiper-pagination swiper-pagination-white"></div></div></div>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-sanrio-cafe-もイベントの盛り上げに寄与">「SANRIO CAFE」もイベントの盛り上げに寄与</h2>



<p>　当然、そうなれば、常設店の「サンリオカフェ」も黙ってはいない。行ってみたら、ほら、やっぱりこの通り。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240308.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-47468" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240308.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240308.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240308.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/sanriolp240308.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　イベント開催に合わせて6色に彩られたハローキティを連想させるドーナッツ。クレープも、ハローキティ、マイメロディ、シナモロールなどのプレートがついたオリジナルの仕様で用意されていた。ラテアートでもサンリオキャラクターを描くなどして、世界観にとことん浸れる。</p>



<p>　まさに今のブームは、消費者によって作られる部分が多い。</p>



<p>　だから、みるべきは、韓国にならったデザインそのものではなく、それが生まれる所以だと思うし、それを補完する為の韓国の店舗と連動なのだと思う。今で言うなら、いかに、共創が生まれやすい土壌を作れるか。色々巻き込むことで、それぞれの価値を尊重し、あらゆる場所の要素を取り込み、新しい価値を生み出す。それが、ファン層を一層、刺激して、行動へと駆り立て、そのファンによって、新しいブームを生み出されるのである。数年前とはまるで違うブームの生まれ方である。</p>



<p>　時代ごと、トレンドの発信源は変容していて、その中身を見ていると、今という時代とそこに生きる人の姿が見えてくる。</p>



<p>　今日はこの辺で。</p>



<p>©︎&#8217;24 SANRIO</p>
<p>投稿 <a href="https://145magazine.jp/character-market/2024/03/new-trends-expressed-in-harmony-with-korea-at-the-sanrio-lovers-party/">今「かわいい」の最前線とは？「Sanrio Lovers Party」で韓国と調和して表現する新たな潮流</a> は <a href="https://145magazine.jp">145MAGAZINE</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>シュルツの漫画に生きた人生 かけがえのない「PEANUTS」スヌーピーミュージアム 刷新によせて</title>
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		<dc:creator><![CDATA[石郷　学]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 13 Feb 2024 02:45:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[キャラ談]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンサー｜世界を作る側]]></category>
		<category><![CDATA[ライセンス]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】Storyverse –物語から生まれたキャラクターたち]]></category>
		<category><![CDATA[【IP】キャラクター・スポット]]></category>
		<category><![CDATA[DEEP DIVE: 奥深きキャラクターの背景]]></category>
		<category><![CDATA[Fancy/PEANUTS.]]></category>
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					<description><![CDATA[<p> 　必需品ではなくても、心に届くことで、人間を奮い立たせるだけの掛け替えのないものになりうる。それが、コンテンツの価値である。「ただ漫画家になりたかっ [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://145magazine.jp/character-market/2024/02/snoopy-museum/">シュルツの漫画に生きた人生 かけがえのない「PEANUTS」スヌーピーミュージアム 刷新によせて</a> は <a href="https://145magazine.jp">145MAGAZINE</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="has-background" style="background-color:#edf7fd"> 　必需品ではなくても、心に届くことで、人間を奮い立たせるだけの掛け替えのないものになりうる。それが、コンテンツの価値である。「ただ漫画家になりたかった」。スヌーピーの生みの親であるチャールズ・M・シュルツは、そう語る。けれど、その漫画がどれだけの人の人生を変えてきたのかと思うと計り知れない。彼が手掛けた「ピーナッツ」作品と歴史の集大成である、シュルツ美術館の世界唯一の公式分館、南町田グランベリーパークの「スヌーピーミュージアム」。同美術館が刷新されたというので、居ても立っても居られず、訪問してきた。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-愛らしく-スヌーピーのエントランスがお出迎え">愛らしく、スヌーピーのエントランスがお出迎え</h2>



<p>　まあ、なんと愛らしいことか。入口では、大きく口を開けて、スヌーピーのモニュメントがお出迎え。それこそ、漫画でのスヌーピーのよう。のんびり、体を伸ばして、くつろぐ、穏やかな空気感が伝わってくる。これぞミュージアムの醍醐味だ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240202.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-46441" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240202.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240202.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240202.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240202.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　「ピーナッツ」ならでは。子供だけの賑々しい感じは入り口から始まっている。雲のような形をしたミラーが天井に。そこに描かれているのが“ピーナッツ・ギャング”。漫画の仲間たちについて親しみを込め、本国アメリカでそう呼んでいる。駆け回る姿が伝わってくるではないか。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240203.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-46443" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240203.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240203.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240203.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240203.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-歴史を紐解けば作品の奥深さも見えてくる">歴史を紐解けば作品の奥深さも見えてくる</h2>



<p>　思えば、「ピーナッツ」の前身である「リル・フォークス」が誕生したのが1947年。その3年後には、「ピーナッツ」の連載を開始していた。ミュージアム出口付近にはショップがあって、そこで購入した文庫本を読みながら、その歴史ある過去を慮った。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="576" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240212.jpg?resize=1024%2C576&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-46459" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240212.jpg?resize=1024%2C576&amp;ssl=1 1024w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240212.jpg?resize=300%2C169&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240212.jpg?resize=768%2C432&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240212.jpg?w=1200&amp;ssl=1 1200w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p>　当時は、徐々に大衆に新聞が浸透する時代。多くの人の目に触れる新聞などで掲載されたのが、大きかった。</p>



<p>　作者チャールズ・M・シュルツが生誕したのが1922年。その後の幼少期、父カールと母ディナと一緒に映る写真には、愛犬がいる。実は、これがスヌーピーのアイデアの元になっている。</p>



<p>　漫画を読んでいると、しみじみ思う。日常にある人間模様を、子供の世界だからこそ愛らしく表現している。だから、共感とともに、読む人を笑顔に変えている。今から、何十年前の話なのに、さすがだと思う。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240213.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-46466" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240213.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240213.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240213.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240213.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　そもそも、このミュージアムではそういうシュルツ自身の歴史にも触れられていて、僕はそこにも立ち寄ったけど、彼の人生観が漫画にも反映されていて、素敵だ。</p>



<p>　彼が漫画を描き続けることができた理由。それは、自身の人間観察力であることは言うまでもない。そして、それに基づく表現力に感化されたファンの人のおかげだろう。この両方なくして、この作品の成功は、おそらくない。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-ファンと共に-peanuts-は育まれた">ファンと共に「PEANUTS」は育まれた</h2>



<p>　だから、刷新されて新たに用意されたこの場所にも納得できた。そこは「スヌーピー・ワンダールーム」と呼ばれ、ヨーロッパでいう、王様のコレクション部屋という言葉からもインスピレーションを受けた。</p>



<p>　ファンが実際に持ち寄った、ぬいぐるみや雑貨などが山積みされている。年季の入った代物でありながら、保存状態が良くて、ファンの愛を感じる。まさに、ファン一人一人の垂涎の宝物と言ってよく、「ピーナッツ」の歴史とファンの愛情の深さを感じさせる“部屋”なのである。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240204.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-46445" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240204.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240204.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240204.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240204.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　また、そことは別フロアで「旅するピーナッツ。」という企画展も行われていて、そこにもファンの声が見え隠れする。興味を惹かれたのは、ファンの声が「ピーナッツ」のストーリーを動かしていたという現実。</p>



<p>　そもそも、ピーナッツは子供達がごくありふれた日常を過ごす姿が描かれている。けれど、稀に、旅に出るシーンがある。「旅するピーナッツ。」はそこに光を当てたもの。エッフェル塔など、キャッチーな表現も多くてアート性の高い企画展でもある。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-時代背景を踏まえ-シュルツは作品に愛を込めて">時代背景を踏まえ、シュルツは作品に愛を込めて</h2>



<p>　だけど、この日、クリエイティブ・ディレクターの草刈大介さんとシュルツ美術館＆リサーチセンターのベンジャミン・L・クラークさんから説明を受けて、感慨に耽った。この旅のワンシーンで、歴史的な意味を持つキャラクターも出てくると述べていて、それが「フランクリン」のデビューである。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="576" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240205.jpg?resize=1024%2C576&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-46447" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240205.jpg?resize=1024%2C576&amp;ssl=1 1024w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240205.jpg?resize=300%2C169&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240205.jpg?resize=768%2C432&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240205.jpg?w=1200&amp;ssl=1 1200w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p>　1968年、アメリカでは人種問題が揺れ動いていた時代であり、そんな折、ファンからこんな便りが届いた。</p>



<p>　「黒人キャラクターを出してみてはどうか」。</p>



<p>　その意図はこうだ。そういう時代背景にあって、アメリカのごく一般的な家庭の子供が、他の人種の人と交流を図る姿が「PEANUTS」に描かれること。それは歴史的にも意味のあることだと。</p>



<p>　実際、それまで、黒人キャラクターは、人種差別を受けるような形でしか、描かれたことがなかった。自ら影響を受けたファンだからこそ、PEANUTSの存在意義を込めて、提案した熱烈な“ラブレター”である。その手紙の内容にはシュルツもうなづき、行動へと駆り立てた。自然な形で、登場させようと。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-黒人キャラクターの扱い方-登場のさせ方">黒人キャラクターの扱い方、登場のさせ方</h2>



<p>　とはいえ、シュルツ自身もその表現に迷った。この様子もまた、作品への想い、未来に必要な価値の両方を慮った素敵なエピソードである。結果、アメリカでは馴染み深い、ビーチで出会うことで、自然にその場面を作り上げた。</p>



<p>　まさに、漫画そのものもドラマであるが、その舞台裏もドラマチックな側面を窺わせる。そこに光を当ててこそミュージアムである。コンテンツが為すべきことって何だろう。改めて、僕は、その展示内容を食い入るようにみてしまった。</p>



<p>　こうやって作者自身も色々思いを巡らせている。それは、人々にとって掛け替えのないものを作り出す所以だろう。常にその時代を生きる人の心に寄り添う。そこにはきちんとした自分の考えも踏まえている。だから、それは、世の中を変えていく一歩となる。フランクリンは著名なキャラへと成長を遂げた。</p>



<p>　50年、漫画を描き続け、共に歩んできたわけで、シュルツは漫画に生きた人生である。それゆえ、彼自身の人生を踏まえて読むと、また、より深みを増して受け止められる。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-没入感に浸れる演出の数々">没入感に浸れる演出の数々</h2>



<p>　その演出は細部にも宿る。その1日1日すらも価値となるのだ。彼は、殆ど休まず17000点を超す作品を描き続けた。だからこそ、来場者が入場したその日に発表された作品を込めた「スペシャルコミックチケット」（1日４種類、ランダムで）を、この刷新を機に配布することになった。</p>



<p>　こういう作品の奥深さを味わうとともに、立体的な演出でもたのしませてくれる。それが「スヌーピー・ルーム」であり、抜け目ない。</p>



<p>　すやすや眠る巨大なスヌーピー。そのオブジェを眺めていたら、急に暗転して、スヌーピーのシルエットが浮かび上がって、来場者を驚かせる。映像と光と音楽を掛け合わせることによって生まれる、ファンタジーな空間は、没入感を高める。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240206.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-46449" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240206.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240206.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240206.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240206.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　写真のシルエットは、どことなく得意げな様子ではないか。その遊び心が垣間見えるところに、漫画のシーンがオーバーラップする。</p>



<p>　そういう心躍らせる演出は、このミュージアムだけにはとどまらない。その隣「PEANUTS Cafe」でも　スヌーピーミュージアムの刷新に合わせて、リニューアル。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/PEANUTScafe240201.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-46471" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/PEANUTScafe240201.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/PEANUTScafe240201.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/PEANUTScafe240201.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/PEANUTScafe240201.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-原作を彷彿とさせる料理たち">原作を彷彿とさせる料理たち</h2>



<p>　みてほしい。「DRIVE ME CRAZY！アイスプレート」は、コミックの原作に添ったレシピなのだ。チャーリー・ブラウンが、食べているアイスを、スヌーピーが欲しがって、その末、顔にベチャ！そんなワンシーンをプレート上で表現。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240208.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-46451" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240208.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240208.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240208.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240208.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　僕らが何気なく、日常で起こりうる、あるある！と言えるような光景。それを子供達と、スヌーピーによる世界によって嫌味なく、微笑ましく伝えるその世界観。それがあってこその「このメニュー」なのだ。</p>



<p>　作品へのリスペクトなしには、この料理はない。だから、食べる人にも、これらによってより一層、ストーリーへの関心を深めて、作品へと導くきっかけとなる。</p>



<p>　「ビーグル・スカウトのキッズプレート」だってそうだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240209.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-46452" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240209.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240209.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240209.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240209.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　スヌーピーといえば、家でのんびり寝転ぶシーンが印象的である。ミュージアムでもこんな場所があったくらい。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240210.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-46453" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240210.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240210.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240210.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240210.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　それを連想させる。それでいて、ハンバーグ、ターメリックライス、フライドポテトなど、人気のラインナップにはしゃぐ子供と微笑む親によるあたたかなファミリー像が目に浮かぶ。</p>



<h2 class="wp-block-heading" id="h-作品に育まれた温かさは色々な部分へと派生して">作品に育まれた温かさは色々な部分へと派生して</h2>



<p>　食事すらもエンタメに変えるマジック。チャーリー・ブラウンのジグザグ模様をモチーフにしたマンゴーミルクセーキなども、なんだか、ミルクセーキの上のクリームが、チャーリー・ブラウンのキュートな髪型を連想させる。カフェでありテーマパークのようだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" width="900" height="615" src="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240207.jpg?resize=900%2C615&#038;ssl=1" alt="" class="wp-image-46458" srcset="https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240207.jpg?w=900&amp;ssl=1 900w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240207.jpg?resize=300%2C205&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240207.jpg?resize=768%2C525&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/145magazine.jp/wp-content/uploads/2024/02/SNOOPY240207.jpg?resize=730%2C500&amp;ssl=1 730w" sizes="auto, (max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>　もうお気づきだろう。これらは、いずれも、必需品ではない。なくても良いものだけど、なくてはならない理由がある。人々の心を穏やかにし、時には、黒人の話題のように、人にとって大事なことは何かと問う。それも、説教臭くなく、いつもの日常の中で。</p>



<p>　それは、奮い立たされたファンによって築かれていることも忘れてはならない。シュルツが描いた、アメリカのごくありふれた日常は、多くの人々にとってかけがえのないものとして、浸透したのである。</p>



<p>　あっぱれ、シュルツ。あっぱれ、PEANUTS。その深さに気づかせてくれたスヌーピーミュージアムに感謝を込めて。</p>



<p>　今日はこの辺で。</p>



<p>©️ 2024 Peanuts Worldwide LLC</p>
<p>投稿 <a href="https://145magazine.jp/character-market/2024/02/snoopy-museum/">シュルツの漫画に生きた人生 かけがえのない「PEANUTS」スヌーピーミュージアム 刷新によせて</a> は <a href="https://145magazine.jp">145MAGAZINE</a> に最初に表示されました。</p>
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