1. HOME
  2. News
  3. リアル店舗
  4. 店談
  5. Amazon 楽天 モールと ネットスーパー が 変える“買い物”

Amazon 楽天 モールと ネットスーパー が 変える“買い物”

ライフで取り扱う生鮮食品や惣菜をAmazonを通じてお届け

 昨今、新型コロナウイルス感染症の拡大防止で、自宅での生活機会が増え、スーパーが脚光を浴びているが、合わせて、存在感を表しているのが オンラインショッピングモール である。彼らには eコマースにおける物流網があるから、Amazon は「ライフ」と 楽天 は「西友」と 関係 を強化して、互いに価値を高め合う。 スーパー の活気を、ネットスーパー の成長に結び付け、ライフや西友のトータルでの売り上げを伸ばしつつ、自らのビジネスの幅を広げる、チャレンジをしているように思う。

Amazon や 楽天 ネットスーパー の連携

1.Amazon と ライフコーポレーション

 先日、株式会社ライフコーポレーションは、アマゾンジャパン合同会社が運営するAmazonプライム会員向けサービス「Prime Now(プライムナウ)」において、実店舗で取り扱っている生鮮食品や惣菜の販売を、東京の一部地域に加えて、近畿圏で開始すると発表した。

 現在、対応しているのは下記の地域である。

対応している地域
対応している地域

 要は、対象エリアのプライム会員のお客様は、ライフの実店舗で扱っている新鮮な野菜や果物、精肉、鮮魚をはじめ、店舗で調理された惣菜や店内で焼き上げたパン、「ライフプレミアム」や「スマイルライフ」といったライフのプライベートブランド商品等、合計数千点の商品を『Prime Now』の専用アプリを通じてオンラインで購入することができる。

 お客様から注文を受けた後、ライフ店内の専門スタッフが、お客様に代わって品質を厳しくチェックしながら商品を選び、Amazonの配送ネットワークにて届けるわけだ。配送時間は当日または翌日の12:00~22:00で、2時間単位で届け時間を指定することも可能である。

 これによって、昨今、外出自粛で外での会食が減少した分、殺到しているスーパーへの来客を緩和しつつ、商品を効率よく販売することができることで、ライフコーポレーション側にとってのメリットは大きい。おまけに、生鮮食品などはナマモノゆえに、期限がつきものであるので、こうしたフォローが効いてくる。

 また、Amazonにとっては、『Prime Now』を以前からやっていることもあり、その仕組みは既に盤石であり、配送環境も整っているので、あとは、品揃えの部分で「ライフ」の価値を活用して、お互いの強みを生かして、付加価値を高める形で利用できれば、お互いにとってメリットがある。

  • ■配送時間
  • 12:00~22:00 <お届け時間は2時間単位で指定可能>
  • ■最低注文金額
  • 2,000円以上
  • ■配送料:
  • 6,000円未満のご注文の場合は440円
  • 6,000円以上10,000円未満のご注文の場合は220円
  • 10,000円以上のご注文の場合は無料
  • ■利用条件
  • Amazonプライム会員としての登録<年会費4,900円または月会費500円>およびPrime Now専用アプリのインストールが必要

2.楽天と西友

 また、同じくショッピングモールとして、今物流網を強化しつつある、楽天株式会社においても、合同会社西友と連携することでその可能性を模索しており、共同で運営する「楽天西友ネットスーパー」を行っている。

 こちらは、受け取りの多様化にも順応させようとしていて、自宅のほかに西友の店舗が選択可能となる、「店舗でのお渡しサービス」を試験導入しているのだ。また、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策の一環で、5月から、原則すべての注文のお届け時に、「非対面受け取り」を導入して、ネットスーパーにおける効率化も図ろうとしている。

  • ■取扱商品:最大20,000アイテム
    (生鮮食品、加工食品、冷凍食品、日用消耗品、惣菜など)
  • ■配送料:330円(税込)
     ※注文商品の合計額が一定額以上の購入で配送料無料
     ※お届け日時によって送料無料となる金額が異なる場合があります。
  • ■会費:入会費・年会費ともに無料
  • ■受付時間:年中無休、24時間注文可能 
     ※システムメンテナンス時を除く
  • ■お届け時間帯:注文した日から、3日後までの午前10時から午後10時までの6つの時間帯(10時~12時、12時~14時、14時~16時、16時~18時、18時~20時、20時~22時)で指定配送可
     ※一部地域ではお届け時間帯が異なる場合がある。
     ※15時までの注文で一部エリアを除き当日配送可
     ※注文から最短4時間で配送
  • ■決済:クレジットカード1回払い

 今までは、日常の食卓のために、日々、スーパーマーケットへ足を運んで、食材、日用品などを買い込んで、何気なく生活していた。だが、このコロナ禍もあって、それすらも自由ならなくなってきた。ただ、その間に、テクノロジーは進化していて、それがコロナ禍で思いがけず、ネットとリアルの融合の中で、利便性の高さを示すことになっており、そこで重要なのは配送の仕組みと受け取り拠点ということになる。

 ここに、オンラインショッピングモールとしてのポテンシャルを生かせるのではないか、ということになって、ここでの価値が発揮される。従来の配送企業が「企業間」や「個人のお客様同士」で行われていたことに強みを発揮していたのに対して、これらショッピングモールが築く配送の仕組みは「企業からお客様(BtoC)に特化した物流」としての強みを生かしている。その意味で、お客様にとっても満足度の高いものとなるだろうし、企業はその点、配送も考慮して、新たな可能性を模索する局面にきているように思うのだ。

 今日はこの辺で。

関連記事:楽天 2020年12月期 第3四半期 決算 決算短針 説明会 を分析

関連記事:楽天 KKRと共に ウォルマート から“西友”株式取得 その思惑

関連記事

145MAGAZINEは「キャラクター」「小売」「ものづくり」の3つを扱いながらも、共通してお客様の“笑顔の理由”を考えるメディアです。
詳しくはこちら

【license】ウォルト・ディズニー 【license】サンリオ 【license】作家プロデュース 【license】漫画・アニメ・映画 【Product】アクセ・ジュエリー 【Product】アパレル 【Product】インテリア 【Product】コスメ・健康 【Product】スイーツ 【Product】ホーム・台所 【Product】文具 【Product】玩具・ガチャ 【Product】雑貨・小物 【Product】食品 【Product】飲料・酒 【Retail】CRM 【Retail】D2C 【Retail】OEM 【Retail】OMO 【Retail】ふるさと納税 【Retail】オンラインショッピングモール 【Retail】コンサルタント 【Retail】コールセンター 【Retail】サイト制作 【Retail】チャット 【Retail】フードテック 【Retail】マーケティングオートメーション(MA)・メール配信 【Retail】マーチャンダイジング(MD) 【Retail】リユース・フリマ 【Retail】レンタル 【Retail】受注管理 【Retail】広告・販売促進 【Retail】接客 【Retail】決済代行 【Retail】物流・バックヤード 【Retail】自社EC/ASPカート 【Retail】自社EC/フルスクラッチ 【Retail】越境EC カルチャー/新進気鋭デザイナー コンテンツ/スポーツブランド コンテンツ/歌手・タレント デジタル/AI デジタル/CX デジタル/IOT デジタル/NFT デジタル/Web3 デジタル/アプリ デジタル/フィンテック デジタル/製造業テック デジタル・トレンド トレンド/SDGs トレンド/ミュージック トレンド/ランキング トレンド/動画配信 トレンド/美術展 トレンド/調査・データ ファンシー/Curious George ファンシー/ミッキーマウス ブランド/コンテンツ モール/Amazon モール/au PAY マーケット モール/Yahoo!ショッピング モール/楽天ファッション モール/楽天市場 ユニクロ/ブランド リテール・トレンド 小売店/ウォルマート 接客/やずや 接客/ライブコマース 接客・販促/Instagram 接客・販促/LINE 接客・販促/TikTok 接客・販促/YouTube 業態/SPA 業態/コンビニ 業態/スーパーマーケット 業態/卸売 業態/専門店 業態/百貨店・商業施設 業態/飲食店 物流・バックヤード/日本郵便 玩具/バンダイ 経営・マネージメント(事業と事象) 自社EC/BASE 自社EC/GMOクラウドEC 自社EC/Shopify 自社EC/カラーミーショップ 自社EC/フューチャーショップ 自社EC/メイクショップ 解説/ありがとう店の舞台裏 解説/ものづくりのセオリー 解説/アーティストの感性に触れる 解説/ハロートークショー 解説/ヒーローインタビュー 解説/初心者の方、どーぞ 解説/奥深きキャラクターの背景 解説/潜入イベントレポ 解説/社長の真意 解説/視点をかえてみると? 解説/賢くなろう-商売の教科書

最近の記事