美術展行きました!「鉄道と美術の150年」

先日、東京ステーションギャラリーの「鉄道と美術の150年」展へいきました。
案外、僕は鉄道が好きなので、めっちゃ楽しかったのです。そもそも鉄道というのは国を挙げての一大事業だったんだなと痛感したわけです。しかも、わずか150年前に生まれたものなんですよね。何気なく鉄道を利用している側からすると、そんなに最近、生まれたものなのだという衝撃があります。
そこで、僕は思ったのです。鉄道は近代史における人間模様を映し出すと。鉄道は、人々の生活に馴染むものだから、それ自体が社会を映し出すんですよね。鉄道が開業した当初の活況に湧く様子や、戦争を受けての悲しき姿。そして、高度経済成長期の満員電車。
そのそれぞれに時代の雰囲気が鉄道を通して伝えられると、リアリティが増して、人の表情が浮かぶようです。どれも全く違うんです。一つも同じ表情はありません。
改めて、僕らがこの時代に生きているというのは唯一無二のことなのだなと思ったのです。10年前、20年前、それぞれに時代が違っているから、うかうかしていると、本当にその変化を実感しないまま、死んでいくことになりかねません。今一度、今という時代に生きる自分は何をするべきで、何がしたいのか、そんなことを思ったのでした。