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“女子高生”が 今年の 上半期 下半期 トレンド に選んだ 商品

コロナで変化 女子高生 今年の 上半期 下半期 トレンド 商品

 2020年 上半期 はどんな 商品 が流行り 下半期 は何がトレンドとなるのだろうか?今回は、特に 女子高生 に焦点を当てて、2020年 の 下半期 における「 トレンド 予測 」を記事にした。調査を行っているのは「TT総研 -Teens Trend総研-」で、Z世代のトレンドやインサイトを分析するマーケティング研究機関である。ここで思うのは、家でSNSなどで“演出”したり、“交流”するなどして、家がある意味、エンタメの拠点となっているように思う。

 まずは「2020年上半期に流行った 商品 (フード、コスメ、エンタメなど)」については、東西ともに1位「あつ森」(東80.5%・西89.8%)、2位「地雷メイク」(東45.6%・西55.6%)という結果となった。

女子高生 が東西ともに 2020年 上半期 選んだ 商品 は「あつ森」

2020年上半期に流行ったアイテム
2020年上半期に流行ったアイテム

 1位の「あつ森」とは、任天堂が2020年3月に発売したNintendo Switch用のゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』のこと。Nintendo Switch用のパッケージソフトとしては過去最高の売り上げとなる人気ぶりで、発売から約3か月で国内累計500万本を突破している。女子高生の間でも圧倒的な人気を集めた理由は大きく2つあると分析している。

理由1:コロナ禍のバーチャル空間需要

 1点目は「コロナ禍のバーチャル空間需要」である。クラスメイトなどリアルで繋がっている友達、つまり「リア友」とバーチャル空間で会う際に使われている模様。また、あるいは、オタクコミュニティなどSNSで繋がっている友達と共通の趣味を楽しむ集会、すなわち「オフ会」を、バーチャル空間で開催する際に重宝されているようだ。

 さらに、女子高生が支持するインフルエンサーの中には、誕生日会を「あつ森」上で開催し、ゲーム上でプレゼントを受け取るようなケースも多く見られている。

理由2:クリエイティブ欲求の充足需要

 2点目に挙げられるのが、「クリエイティブ欲求の充足需要」である。「どうぶつの森」シリーズには「マイデザイン」という自分でデザインを作れる機能がある。

 前作の「とび森(とびだせ どうぶつの森)」の時点で既に、マイデザインをSNSに投稿することが可能だったが、ここでは「デザイン情報」のみ。一方で「あつ森」では、「作者情報」も一枚絵で表示されます。

 だからこそ、女子高生のクリエイティブ欲求を刺激して、「買う映え」から「作る映え」へとシフトしている。「あつ森」では自分自身が「作者」としてコンテンツと一緒に拡散されわけで、これがSNSとの相性も抜群である。

 その結果、Instagramでの投稿数は「#とび森」が4.2万投稿であるのに対し、「#あつ森」は48.2万投稿と10倍以上に。さらにTikTokでは「#あつ森」投稿の累計再生数はなんと12億回となっているのだ。

地雷メイクとは?

 東西ともに2位となった「地雷メイク」は「病みメイク」とも呼ばれる、赤いアイシャドウが印象的な「病みかわいい」メイクなのである。

 TT総研が使う用語の中に「SNSミーム」というのがあり、これは、普段はやっていなかった事ではあるけど、SNS映えを意識して、トライして、投稿する動きを示すものである。この「地雷メイク」においても、日常的にしている女性は一定数いたが、「藤田ニコル」さんがYouTubeで動画を公開して以降「地雷メイク」のハウツー動画が急増。これまで「地雷メイク」をしたことのない層がこの「SNSミーム」として楽しむことでトレンド化したわけである。

 同じく、病み系トレンドとして予想していた「病み加工」は全体で7位(22.8%)、「チャイボーグ」も全体で9位(20.5%)にランクインした。思うに、外に出なくなった分だけ、自分をクリエティブに演出して、SNSなどでコミュニケーションにエンタメ性を持ち込んで、楽しんでいる風にも思える。

2020年 下半期 女子高生 トレンド 商品 を予測

 それでは、続いて 女子高生 2020年 下半期 トレンド 商品 の予測についてみていく事にしよう。

2020年 下半期 女子高生 トレンド
2020年 下半期 女子高生 トレンド

 「キメロワ」は「鬼滅の刃 血風剣戟ロワイアル」の略称である。2020年中にリリース予定のアプリゲームで、公式Twitterには既に19万人のフォロワーがつくほど期待が寄せられている。

 「ツイステ」とは「ディズニー ツイステッドワンダーランド」のことで、2020年3月にリリースされたアプリゲームである。公式Twitterは80万フォロワーを超え、Instagramではファンコミュニティ「#ツイステ好きさんと繋がりたい」が2.8万投稿と、早くも盛り上がりを見せているのだ。

 リリース間もないゲームからこれだけの投稿が発生している理由として、『黒執事』の作者である「枢やな」さんが、ディズニー作品から着想を得て描いたというキャラクターの素材力、思わず考察したくなるストーリーのキャッチーさが、その理由だと考えられるという。

 また、中国コスメブランド「ZEESEA」は本作の「概念コスメ」(配色やデザインが推しのイメージに当てはまるコスメのこと)であることによって話題となっている。

地雷メイクの次は?

 女子高生 における 2020年 下半期 トレンド 商品 でメイク・コスメ関連のキーワードで見ていく事にしよう。「地雷メイク」に続くトレンドとして「フィルターメイク」、ブランドとしては「rom&nd」に注目である。

 2020年上半期アイテム編において8位にランクインした「雲メイク」の他、「虹メイク」、「桜メイク」、「ハートチーク」、「顔面シール」など、アプリのフィルター加工のようなメイクは先ほど、触れた「SNSミーム」に絡んで、ますます流行する兆しが見られる。これに伴い、カラーアイライナーやラメマスカラといった派手なコスメの人気が予想できるわけだ。

 一方、マスクメイク需要も続く中でマスク落ちしない最強ティントとして、韓国のコスメブランド「rom&nd」が支持を集めそうだ。韓国のYouTuber「민새롬(ミン・セロム)」さんが2016年に立ち上げたブランドで、2020年上半期から動画で紹介する日本のYouTuberも増えはじめており、流行の予感。

 最後に、スイーツ分野としては、「豆花」(豆乳で作ったヘルシーな台湾スイーツ)をはじめとする「ヴィーガンスイーツ」に着目。外出機会の減少や、マスク着用機会の増加によってタピオカの飲み歩きやクレープの食べ歩きができないことや、ステイホーム期間を経て健康志向が高まっていることが要因となり、店内や持ち帰りでヴィーガンスイーツを食べることがトレンドになりそうだとしている。

 以前、大人の女性はメイクよりもスキンケアに重きを置いていることは、この記事でも書いた通りだが、女子高生は、どこか、メイクも何も、エンタメ的であり、それでいてクリエティブである。家でSNSなどで“演出”したり、“交流”するなどして、家がある意味、エンタメの拠点となっていて、彼女たちなりの工夫で、なんとか楽しむ工夫を模索しているのがわかる。

 今日はこの辺で。

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