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Adobe 2020年度 第2四半期 決算 商品でなくサービスの時代

企業動向

 少しジャンルが異なるかもしれないが Adobe が 2020年度 第2四半期(2020年5月29日を末日とする)の 決算 を発表していて、今に相応しいビジネス構造にここ10年ほどで転換でき、そこには電子署名の時代性を掴む力やサブスクリプションがある。一つ切り取って説明するなら、Photoshopは、商品ではなくサービスへと転じているのだ。

Adobe 2020年度 第2四半期 決算 過去最高の収益

 Adobeの2020年度第2四半期の収益は過去最高となる31億3,000万ドル、前年同期比14%増となった。GAAPベース希薄化後1株当たり利益(EPS)は、2.27ドル。Non-GAAPベース希薄化後1株当たり利益(EPS)は、2.45ドルである。

 デジタルメディア分野の収益は22億3,000万ドル、前年同期比18%増であり、そのうちクリエイティブ分野の収益は18億7,000万ドルに拡大し、Document Cloudの収益は3億6,000万ドルを達成した。

 Document Cloudというのは、高機能なPDFの作成や編集、PDFからMicrosoft Office形式への変換など、多くの作業に利用するもので、昨今、紙の契約書が電子化されることが増えていることからこの需要が増えている。移動中や複数の拠点にいる同僚と共同作業をおこなう場合も、安心して作業できる他、電子署名などでこれが重宝されていると言われ、それが伸びているのだ。

サービスの内容も更新性を重要視し、サブスクで展開

 デジタルメディア分野の年間経常収益(Annualized Recurring Revenue – ARR)は当四半期末時点で91億7,000万ドルに拡大し、前四半期比4億4,300万ドルの増加。クリエイティブ分野およびDocument Cloudの年間経常収益(ARR)は、それぞれ79億3,000万ドル、12億4,000万ドルに拡大している。つまり、需要の増加と共に、収益の度合いも大きいわけだ。

 デジタルエクスペリエンス分野の収益は8億2,600万ドル、前年同期比5%増。デジタルエクスペリエンス分野のサブスクリプション収益は7億700万ドル、前年同期比8%増。つまり、Adobeのクリエイティブツールを使って、それをwebで最適化させるまでのトータルをサブスクリプションで提供しているので、安定的な収益が見込まれているのだ。

商品ではなく、サービスを追う時代

 思えば、Adobeが過去、提供していたツールは、クリエイティブに関わっている方ならお分かりかもしれないが、商品として提供していたのだが、それらは全てサービスへと変わり、サブスクリプションとなって、常にアップデートすることがその提供する中身と変貌を遂げていった。

 限りなく、これからは商品単体で考えるべきではなく、いかにしてサービスとして提供し、また、それを継続してもらうだけの顧客満足度を高める方向へと向かっていることが分かる。

 これは、テクノロジーに関係なくとも、小売などでも言えることで、視点は新しい商品を仕入れ、販売し続け、売り続けるのではなく、顧客との関係を構築しながら、サービスに近い形に転換できるかが大事になってきていると思う。何せ、テクノロジーの進化で顧客の理解もしやすくなっているのだから。 今日はこの辺で。

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